こちらは2017年10月29日にサイエンスホールにて行われました『TrySail 「TAILWIND」発売記念 トーク&ミニライブ 2部』に纏わる感想文です。
オープニングトーク
上手からダッシュで入場されてくるお三方。前説のせいもあってか、テンションが高い。
この時、先頭が夏川椎菜さんだったのですが僕が座っていた席の関係上あの景色を思い出そうとするとリスが凄い勢いで迫ってくる画しか浮かばなくて断固抗議したい。(この日の夏川椎菜さんの服装については公式ブログをご参照)
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大変な時期だろうなって慮ってはいたんですけれど、実際どうだったかなんて分からないんですけれど、なんですかね、「振り切ってやろう」って感じに楽しもうっていう意識が感じられて嬉しかったというか、安心したといいますか。
リリースイベントってお祭りだなって思うんですよね。ライブをそう表現する人もいるかもしれないんですけれど、確かに華やかさとかはそうなんですけれどお祭りの魅力である距離感とか、その面で僕は先の様に感じるのです。
古くからお祭りを通して神通力を分けてもらい、所謂神の加護ってやつですね、我々は日々の生活を歩んできたんですけれどリリースイベントもそういう意味でお祭りだなって思うんです。
祭りの高揚感、祭りの後の寂しさ。
お祭りの華やかさや高揚感が大きければ大きい程祭りの後はいっそう暗く、孤独な世界が待っている。
お祭り騒ぎの神通力がなくなると、それを独りで受け止めるのは辛いですよね。
神通力を、あれだけね、たくさん分けてもらってるのに持続できないのが凄く情けないなぁって虚しく思ったりするんですけれど。
お祭りも雨も持続してほしい、なんて思うんです。
『そうやって、 ぼくらは「あの日」から少しずつ遠い場所へ漂い流されていった。それでも僕は彼女と共にいた。』
『いま、会いにゆきます』のラストなんですけれど(覚えていたのを諳んじたので実際少し違うかもしれないんですけれど。) 、でもね、なんかその通りだなって思えまして。
そうやって少しずつ遠い場所へと流されていくんでしょうけれど、どこか共にいれるような、それがこのアルバムの感覚に近しいなって思うのです。
もちろん、アルバムだけじゃなくて出演される作品とかゲームだとかいろんなお仕事がそうなんでしょうけれど、なんでしょうね、そう思うと、凄く幸せだなって気持ちになれました。
ちょっと情けないお話、ビックリするくらい神通力が枯れるのが早くてよく分からないこと書いてるんですけれど、多分今だから書けるアプローチなのかなって思います。
TAILWIND発売記念トーク
流れてくる『adrenaline!!!』のイントロ、会場全体で「FOOO!!!」
《麻倉》
え、なんでそんなにテンション高いの?!おかしいよね(笑)
《雨宮》
大変だったのかな
《夏川》
いやー、でもありがたいよね。
《麻倉》
ねー。で、いつもの三角ポーチからお題を引きましてトークしていきたいと思いますー。
客席にトークの所有の有無を尋ねるお三方。ちらほら。尋ねたところ薬入れとして活用しているとのこと。
《雨宮》
お薬ならいっぱい入るからねー。
トークはこちら
最近やめられないのはカプリコの頭ですかね。今コンビニで頭だけのやつを売ってるんですけれど、あれがとまらない僕です。
夏川椎菜さんのラムネとコーラの話、てっきり最初はコーラにラムネを入れて飲むのかとビックリしたんです。
ビールかけ!みたいにするのかと(1度やったことあるけれどビールかけも楽しい)思いました。ふと思い出したんですけれど、中学生の頃かニコニコ動画を見始めたくらいにメントスコーラ風呂をやってる人がいて(今思えばあれがYOUT○UBERの先駆けなんでしょうね)、あんなことやるの?!って思ったんですけれど、安心しました。
ツアーの会場でどこが楽しみ?っていうお話もありましたね。
公演先一覧を見て、そう感じたのはやっぱり新潟ですかね。日本酒贔屓なもので。
あと、北海道。
前回も凄く楽しかったし、個人的に空前絶後の大雪で閉じ込められたその後の独り旅も楽しくて、また行きたいなーって。時期が今回は春先なので、その時期の北海道満喫したいですねー。
前回は海鮮中心だったのですけれど、たまたま今録画してた『とんねるずのみなさんのおかげでした』を観ていたら、どうやら小樽には半身焼きの名店があるそうなので、次は鶏肉、食べたいです。
そして、我が地元の福岡。
そうなんですよね、みなさん海鮮も美味しいんですよ?
福岡市内に梅山鉄平食堂っていうお店があって、行きつけなんですけれどキアラ炙り刺身定食をねー。
地元の宗像市の、福岡でも最も漁獲量が多いこともある鐘崎漁港でとれたものなんですけれど、わざわざ地元まで来て頂くのは大変なのでぜひここで味わってほしなって。
昔白鶴まるのCMで鐘崎のみあれ祭りと共に魚介料理(なんだったかは忘れた)が取り上げられたことがあるくらい、実は福岡は海鮮都市だったりもするのですよ。
今回は何キロ太るのだろう。
告知
ここで告知タイム。
①TrySail 2ndアルバム『TAILWIND』好評発売中
《夏川》
次のライブで聴き込んだがチェックするかもしれませんからねー
②TrySail 2ndツアー『LAWSON presents TrySail Second Live Tour “The Travels of TrySail”』開催決定
指で2を作り、くいくいする雨宮天さん。
《麻倉》
みなさんいったい、どこに来てくれるんですかー?
「ぜんぶー」
《麻倉》
え、目黒?
③TrySail初の映像作品『TrySail First Live Tour “The Age of Discovery”』発売中
トークはこちら
早く砂糖醤油餅を食べるだけの人間になりたい。
歌唱パート
○TAILWIND
うーん、1部でも書いたけれど、やっぱり2番の歌詞が、僕のスピードにちょうど良いといいますか、全身を小さな力が貫くような感じがしますね。
最近ぽやーっと月について考えてて月明かりって赤信号でもあり青信号でもあるなって感じているんですけれど、「月明かりは絶えずそばにあるんだ」って歌詞が含まれるあの節が凄く好きでして。
お日様を忘れたような長い夜だからこそ月明かりを見て立ち止まることもあって、そして月を眺めることで芽生える気持ちがあって、それを推進力に水平線の先に進んでいける、そういうの。
優しい歌詞ですよね。
サビ前の「夢」の部分で三角マークを描くところ、『Youthful Dreamer』みたいに、あそこがとても好きです。
楽しそうだったなぁ。
この先、どんな曲に、どんな気持ちをそこに投影できる曲になるんだろうな。
がんばらなきゃな。
この回でのこの曲の感想はここまで。
○adrenaline!!!
『TAILWIND』、追い風っていうアルバム、「みなさんの追い風になりたい」っていう語りは凄く嬉しくてありがたいなって、望んでくれるならそう在ってほしいなって思うんです。
でも、なんか僕にはやっぱりしっくりこなくて、お三方の「こうなりたい」っていう願望はないがしろにする訳ではないけれど、応援されるよりはやっぱり応援していたいしどこまでいも行くっていうよりは、もちろん出来るなら行きたいけれど、どこまでも行ってほしいし、そんな姿を追っていたいなって。
夏川椎菜さんがこの日どこかで言っていたけれど(テキトーかよ)、そんな声が御本人たちの追い風になっているんだったら、それはもう呻きや嘆きによってしか表現し得ない喜びなんだろうなって思うのです。
そんでもって、このイベントの後には『TrySail「TAILWIND」発売記念「頑張っているうぃんど」イベント』があった訳でして、ちょっとそれに絡めて書きたい気持ちがあって。
いやー、参加された皆さん、いいイベントだったでしょう?(何様)
ちょっと毛色は違うと思うんですけれど、昨年伝声管に参加させて頂くことができて、Twitterなりで感想を眺めてみた感じあのあたたかい空間は同じだったのかなって。
いろんな方のセリフを聞いていて、いろんな立場・境遇の方があの会場に居た訳なんですが(認識する機会ないだけでどのイベント、いや日常でも実はそうなんだろうけど)、いろんな所でいろんな人が頑張って、踏ん張ってるんだと直に感じれて凄く刺激になったし、セリフの都度みんなで拍手したり「がんばれー!!」ってエール送ったり、すごく人生においても貴重な経験だったんですけれど。
なんか、TrySailってすごいなぁって。
自分なりに頑張っているつもりだったんだけれど、なんか上手くいかなくて自信もなくなってきて、こんなこと書いてもらっているのに上手くさらさらと流れてくれなくて、あれだけのものを、これだけのものを貰っているのに頑張れてないなあと、不甲斐ないな、情けないなってね。
凹むというより、なんかうまく感じている気持ちを言葉にできなくて、そっちに凹んじゃったんですけれど。
まぁ環境とかあるから現状の突破口はそうそう見つかるわけじゃないし、きっとみんなそうなんだろうけれど、でも頑張りたい人が頑張れる環境であるあの事務所はとてもとても素敵な所だなーって、思うんですよね。
そう、なんか、雨宮天さんには「頑張ってください」って言えそうなんですよね。
自分に言い聞かせる/効かせる分には良いけれど、自分以外の人に「頑張れ」って言うのはあまり好きではなくて。
「頑張れ」って声をかけたい人って基本的に絶対頑張っているし、劇薬と一緒で適才適処で使わないと負担をかける言葉じゃないですか。
もちろん、御本人も絶対どう見ても頑張っているし、「頑張らなきゃ」っていう過度なご負担はおかけしたくないんですけれど、なんか自分の中で「この人になら言えるな」って思ったのですよね。
なんでだろうって考えてみて、答えとして出たのは自己満足だなって。
「頑張れ」と思うと同時に「頑張ろう」って思えるというか。
そんな風に思える人って今まで生きてきて初めてたし、きっと稀少で、その対象は人によって麻倉ももさんであったり、夏川椎菜さんであったり、もしかしたら他の人っていう風に人それぞれで否定されるべきものではないんでしょうけれど、その点において僕は雨宮天さんで本当によかったなって思うのです。
なんですかね、今書いていて先程まで冷え冷えだったんですけれど、すごくポカポカしていて。
多分こんなに苦しいのは並び立ちたいっていう気持ちからだろうし、僕も霧の向こうに住みたいっていう気持ちからなんでしょうけれど、なんだろうね、3歳の僕にはまだ言葉にできない感情できっと80年後くらいに頁を開いたら言葉として顕せる気持ちかもしれないんですけれど。
物語って自分自身だけでは簡単に完結できないように作られているらしくて、その中に欠如を頂きつつもさ、それを他者から満たしてもらうようにできているんだなって。
そんな追い風に、この先なれたいいな。
がんばらなきゃな。
これから飲みに行くけれど、きっと月が綺麗なんだろうな!
何の救いにもならないけど、僕はそれでも何度も何度も立ち上がって目標に向かっている人は素敵だと思います。
直接的な関わりがなくても、僕はそういう人のことは全力で応援したいです。
頑張っている人が孤独じゃないといいな。
無理はし過ぎないでくださいね。
おわり!
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