【懐旧譚】雨宮天 ディナーショー2023 第2部


こちらは2023年11月3日に、神奈川・大磯プリンスホテル メインバンケットホールにて行われた『LAWSON presents 雨宮天ディナーショー 2023』への懐旧譚。

こちらのブログは、第2部(ディナー)について。

(第1部はこちら

 

念願叶ったディナーショー。

今こうして書いていても、『幸せな時間』はこれまで人生に何回もあったけれど、あの時間ほど厚みのある1日はなかったんじゃないかなってくらい、素敵な時間だったように思えます。

 

なんだろうな、こう。

 

ディナーショー、雨宮天さんのお陰で出会えた友人たちがみんな、食事中も、お手洗いで遭遇した時も、もちろんショー中もショーの終わりも、みんな最高にニコニコしていて。

雨宮さんも、ずっと最高にニコニコしてて。

 

それぞれに頑張ってるみんながご褒美もらってるようで見ていてとても幸せだったし、みんなと一緒にたくさん笑えたの、すごく幸せだった。

 

そんな、愛しい時間への懐旧譚。

 

せっかくなので、自分の思いで用に、この時のうじゃのさんのコーデをペタリ。

(自分の写真はすぐ写真フォルダから消すおじさんなので)

ネックレスの留め具が前にきちゃってるのを直せ…。

青ハンカチの白タグ見えないように直してから写真撮れ...。

 

クジラのネックレス、襟元の青のグラデーションがあるブローチはエバブルさんで購入させていただきました。

ちょっと袖で見えないけれど、左手首には、雨宮さんのイベントやライブでの思い出がたくさん詰まった、思い入れのある青ブレスレット。

また新しい、あたたかくて大切な思い出が刻まれましたね。

 

そんでもって、前身頃の部分に物販で購入したネクタイピンを挟み、完成系へ。

 

ちょっとごちゃごちゃしちゃったね。

 

ライブやイベントに普段青いアクセサリーを身につけて行ってるけれど、終わって少ししてから部屋に飾ったそのアクセサリーを見たり手に取ってみると、「その瞬間の思い出」はもちろん、そういう瞬間を一緒に過ごしている大切な友人たちとの縁の有り難さを物理的に感じられて、好きなんだよね。


■DINNER TIME

第2部 OPEN 17:00 / DINNER 17:30〜 / SHOW 19:10〜

 

 

会場に入ると眼前に広がっていたのは、青い照明が印象的なパーティー会場。 

 

BGMに流されていたのは、雨宮天さんの楽曲たち。

「Silent Sword」や「Velvet Rays」、「irodori」や「Shu!Bi!Du!Ba」などなど。

 

雨宮さんの楽曲を聴きながらフレンチが食べられる日が、こんな日が来るんですね。

 

 「いまは不安と緊張ばっかりですね。わからないことが多すぎて、楽しみっていう感じではないかも(笑)。ただ、歌はもともと好きで、声優としてデビューする前は週1でカラオケに行ってたんですよ。“異邦人”(久保田早紀の79年のシングル)や “恋におちて -Fall in love-”(小林明子の85年のシングル)など昔の歌謡曲だったり、演歌やアニソンを歌うことが多かったかな。自分の歌を録音して、ひとりで聴きながら〈ここはリズムが良くないな〉ってチェックすることもあったんですけど、歌手をめざしていたというより、単純に歌が上手くなりたかったんだったと思います」

(雨宮天 “Skyreach” いまをときめく人気声優がアニメ「アカメが斬る!」のOP曲でCDデビュー)

 

と、以前アーティストデビューの際にインタビューでお話しされていた雨宮さん。

 

一つことをずっと追求するのは、どんな道でもやっぱりしんどくて、自分にしかできないもの、作れないものを作ろうとするとき、「自分のお手本」なんてないから、自分で決めた方角を信じるしかなくて。

そうやって雨宮さんが信じて進んできた先にこのディナーショーがあって、あの昼の部ですごく嬉しそうにニコニコされていた姿があって本当によかったなあって。

 

ディナーはお酒の提供はなかったけれど、雨宮さんのアーティスト活動の足跡に酔いしれながら、美味しい食事をいただいていたのでした。

ああああああお腹すいてきたあああ。

はやくこれになりたい。

 

「ぜんぶ....美味しかった....」では伝わらんので、ちゃんと食レポします。

食レポは得意だぜ。慣れたもんだぜ、フォックス。

 

食前酒(ノンアルコール)は雨宮さんがMCで触れられているのでそちらにて記載。

 

(1)海の幸のレモンオイルマリネ シーザーサラダ仕立て

美味しかった...

イカにアワビといった海の幸たち...いえ、これはもう海の宝たちですね...。

海の宝たちに幸せにしてもらいました。

ヒイロ、海の幸は私だったんですね。

 

(2)クラムチャウダースープのパイ包み焼き

美味しかった...

あと、どう食べればいいのかわからなかった...。

崩すのは分かっていたけれど、カップ縁についてる部分の食べ方がわからなくて。

ガチで、「パイ包み焼き 食べ方」でググりました。

うまく剥がせずに少し汚くなっちゃったけれど、横にいたせーはくが綺麗に剥いでて。

今年の阪神の勢いを感じました。

 

(3)国産牛サーロインのロースト グレービーソース 温野菜添え

美味しかった...

正直、昼から食べ続けているのでお腹いっぱいになっていたんですよね。

でも、ローストしてあったのもあって、本当にするんっと食べられて、美味しかった...

 

(4)ピスタチオのガトー フルーツ添え

美味しかった...

メニュー表を見て「ガトーって何...?cv.は大塚明夫なんか?」って思ったり。

ほんのり甘くてめっちゃ美味しかった...。

柿、小さい頃から苦手だったんだけれど、ちょっと克服できたかも。

 

(5)パン

美味しかった...

ふわふわ、ぽかぽかなの...。

 

(6)コーヒー

美味しかった...

ふわふわ、ぽかぽかなの...(眠気)

 

(7)フリードリンク

美味しかった...

ずっとアップルジュース飲んでたけれど、他のも飲んでおけばよかったなあ。

飲み物は普段飲んでるものと同じかもだけれど、雰囲気的に違った感覚を味わえたのかもなって。

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写真見返してても、めっちゃ美味そうでうね...。

これ、本当に年一くらいでフレンチご褒美にするのアリだなあ。

これは自己肯定感あがるし、なんなら自己皇帝感もあがりそうですね...。

美味しかった...


■SHOW TIME

流されていた音楽が一度絞られ、期待感が高まる客席。

しかし、再度音量があげられ、場内が笑いに包まれる。

 

すぐに音量は絞られ、自然と沸き立つ拍手。


1.初紅葉

「初紅葉」の重厚なイントロが流れ出す。

 

イントロ中盤から後方の扉に照明が向けられ、そこには万雷の拍手の中で照れた笑顔を浮かべ、控えめに手を振りながら佇む、晴れ着姿の雨宮さん。

夜の部は晴れ着をモダンな着こなしでアレンジされていましたね。

足元も、昼の部は白い履き物だったけれど、夜はゴシック調に合わせて黒いブーツに。

 

お姿を拝見した途端に、「あ、姐さん!!!!!!姐さん!!!!!!!」ってなりました。

一気に場が、ちょっと、そういう感じの集まりのに見えてきましたよ。

 

あと、あれね。

中森明菜さんが、こういうモダンな和装で「DESIRE -情熱-」を歌唱されていたなあって思い出してて。

「これは夜の部あるのですか???」ってワクワクしてたりしました。

 

1A歌唱前に、その場で深々とお辞儀をする雨宮さん。

「イントロで着物の姿の雨宮さんがゆっくりお辞儀する」姿、何度でも見たい光景 of the year、今年の優勝シーンです。

 

お辞儀からなおり、嬉しそうな雨宮さん。

 

「やっぱり演歌といったら着物ですからね!レコーディングの日も『紅葉柄の着物とか着て歌いたいですよね』みたいな妄想を語っていました(笑)」

(「声優グランプリ 2023年3月号」)

 

とも以前お話しされていて。

お着物姿の歌唱、とても見たいなあって光景だったから、今日叶って本当に嬉しかったのでした。

 

1Aを歌唱されながら先導するスタッフさんに続き、客席を練り歩いていく雨宮さん。

見事に抑揚やビブラートを効かせて歌い上げながら、笑顔で1席1席を練り歩いていくお姿。

 

仮に自分が教室で自分の席に座っていたとして。

 

そのすぐ横を歩いていくくらい、近いところを歩いていく雨宮さん。

 

夜の部でも相変わらず、少しでも雨宮さんが通りやすいようにと椅子をズラし順路を開ける人、「来ちゃう、来ちゃうよ!」と笑顔を浮かべながら少し狼狽してる人、「すごい!すごい近かった!」と通り抜けに連番のお友達と感激し合っている人たちを見て、なんだか嬉しくなっちゃって。

 

雨宮さん含め、みんな幸せそうで良いね良いね。

 

時にコブシを効かせ力強く時に情緒的な歌い上げ。

そこには『声優』としての技を感じさせる表情づけも添えられていて、会場を練り歩く姿につい気が向いてしまいますが、圧倒的な歌唱を信じられないくらいに間近で聴けたことが、とても嬉しかったことのひとつでもあったのでした。

 

1サビ終わりがちょうど、僕の真横だったんですよね。

あのサビ終わり、「燃えたままで 凍えるだけ 散らせて 初紅葉」っていう歌唱とその余韻がすごく好きなので、めtttっちゃくちゃ嬉しかったなあ...!!

 

1サビ終わりにも万雷の拍手。

とても嬉しそうにそれに応える雨宮さん。

 

その1サビ終わり、間奏を引き延ばして、今の気持ちを話してくれるパートが。

その間も柔和な笑顔を浮かべつつ、ゆっくりと蛇行する通路を進み、1人1人に手を振りながら。

 

《雨宮》

みなさん、こんばんはー。雨宮天のディナーショーへようこそ、お越しくださいましたー!はーい、よろしくお願いしますー。ね、こんなに至近距離で(笑) ほんとにね、近い距離でね、歌わせていただくこともなかなかないので、すごくドキドキなんですが。なんか、みなさんの笑顔を見て安心しています。みなさんも、その様子だとディナーは楽しめたんですかね?よかったですー。ここだけの「特別な時間」を作っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!けっこう慣れないこともあって、ドキドキだったりもしますが、どうぞ目があったらニコッて(笑) あわなくてもニコニコしてくださると嬉しいです。どうぞ、よろしくお願いしまーす!...ありがとうございまーす。...素敵な笑顔、ありがとうございます。

 

2Aメロから歌唱を再開。

その間も手を振りながら練り歩く宮さん。

 

結露が指を 濡らすたびに

赤らびる私の頬を

もみじだと微笑んだ

目尻が恋しい

 

この2Aの歌唱すごく好きで。

 

「濡らすたびに」の「に」のコブシ、すごく好き。

昼の部で『雨宮天のマニアックな好きポイントはなんですか?』と話題提供のLINEをしてくださっていましたが、僕たちは「雨宮さんのイ段のコブシが大好き芸人」です!

 

あ、エ段も好きです!!!

 

そうそう、この2Aの歌詞。

相手の容姿や相手と共に過ごした日々をしっかりと想起させてくれますよね。

 

消えずにくっきりと思い出している様子が、色褪せ消すことのできない慕情のように感じられて。

 

相手とは、昨年の晩秋から初冬も一緒に過ごしていたんじゃないかなあ、なんて考えてみたり。

 

「もみじ」、昨年の自分の赤らみと、現在の自分の散らすことのできない想い。

時を経て露わになった「紅潮」の対比が切なく、美しい詞だなあと。

そんな想いをリスナーに物語的に想起させる、非常にいい装置にこの2Aはなっているように感じるのです。

 

落ちサビの「染めるだけ染めて」で上手側から階段をあがり、ステージへ。

 

背後の幕には照明で「紅葉」が映し出されていましたね。

それが、とても綺麗な情景で。

 

風に優しく巻き上げられている、木の葉たち。

 

ところで、写真は助数詞「葉」を用いて、1葉とも2葉とも数えます。

 

この「葉」という助数詞は、もともとは木の葉を数えるときに用いられてきて、次第に手のひらに乗せられる程度の大きさのものを数える際に用いられるようになったとされています。

 

(一見、「枚」と同じように使われているかのように見えますが、「枚」は平面的であればありとあらゆるサイズのものを数えることができるのに対し、「葉」は木の葉のように小さなものだけを数えるそうです。)

 

また、「葉」で数えられるものは、手にとって眺めていたいような、本人にとって思い入れのあるもの、ノスタルジックな感情をそそられるものであることが多いとされています。

 

例えば、「1葉の写真」は、「1枚の写真」と言うよりも、昔を思い出させるような大切なスナップであることを意味したり、「葉書1葉」と言えば、「葉書1枚」よりもずっと価値のある、大切な人などからの便りを示唆しているように考えられますよね。

 

ステージ上で情愛たっぷりに歌唱されている姿の後ろで、まるでその歌唱に巻き上げられたかのように舞う紅葉たちが、あの瞬間の僕には1葉1葉の大切な思い出のように映っていて。

 

その1葉1葉に映し出された懐かしく大切な思い出に、心をまたチリリと焼かれながら、秋の夜長の素敵な歌声に酔いしれていたのでした。

 

下手後方の影も凛として趣があって。

 

アウトロ、ゆっくりと深々とお辞儀する雨宮さんを包む、万雷の拍手。

 

綺麗だったなあ。


《雨宮》

みなさん、こんばんは!ありがとうございます。ディナーショーにようこそ、お越しくださいました、雨宮天です。よろしくお願いしまーす!あの、昼の部、ランチーショートは言わないみたいなんですけれど(笑) ディナーショー昼の部がありまして、その時はちょっと震えでガチガチだったんですけれど、昼の部を経て夜の部ということで、あの、昼の部のみなさんも笑顔で迎えてくださったんだなって、扉が開く前から『みなさんがきっと笑顔で迎えてくれるんだろうな』って安心があって。やっぱり緊張するんですけれど、私と目があったら、どうぞ笑顔で返してくださいねって私が言う前からみなさん本当にすてきな笑顔で。ありがとうございます。おかげで夜の部も、無事にステージにたどり着くことができました(笑)

なんか夜の部は、また違った空気感がありますよね。なんかね、なんて言ったらいいか分からないんですけれど、みなさん同じ卓の方とは仲良くできましたか...?(笑) そっか、よかったよかった(笑) それも、私結構ドキドキしていたんですよ。その、みなさん初めての方と一緒に食事をとられるけど、でも、きっとこう、趣味というか一緒じゃないですか(笑) 私を応援してくださっている青き民だから。だから、なんか、いい感じになってくださればと昼の部前くらいにLINEで話題提供していたんですけれど(笑) みなさんそれぞれ、ディナーの時間を楽しまれていたならよかったなあって思いますー。はぁ...、あははっ(笑) そう、なんかね、昼の部は緊張もあってすごいせかせかしちゃったなって思ったので、夜の部はディナーの後ということで落ち着いていきたいなって思うんですけれど。やらかしとかしたら笑ってくださいね、よろしくお願いします(笑)

そうそう、ディナーショーということですけれど、こうやってみると、なんかみなさん、こう、全員重役みたいな(笑) 偉い人みたいな。私の事務所はスーツでいる方はあまりいないので、みなさん私服でいることが多いので、なんか、スーツを着ていると違う人なのかなって(笑) あ、でもそうそう、「チーム雨宮」は普段スーツを着ている人って少ないんですけれど、今日はディナーショーということでみなさんスーツを着ていらっしゃって。なんか、やっぱ音楽とライブチームの人ってスーツ着ると殺し屋さんっぽくなる...(笑) なんなんですかね、結構髪の毛の色が派手だったり髪型派手な人が多かったりするかもですが。でも、私はそれもなんかいいなーって、普段ライブだとTシャツとか私服とかでそれも親しみやすいなーって思うんですけれど、ね、だいたいみなさん青いTシャツとか着てくれてたりするんですけれど、スーツだとかワンピース着てると素敵だなって。すごい新鮮だなって思うんですが。このディナーショーだけの空気を楽しんでいきたいと思います。

 

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んー。

少し野暮ったいことを言うかもなのですが、「昼の部のみなさんも笑顔で迎えてくださったんだなって、扉が開く前から『みなさんがきっと笑顔で迎えてくれるんだろうな』って安心があって。」の部分が、嬉しさもありつつ、なんだか懐かしく「Various SKY 大阪」の時を思い出していて。

 

「TrySailのライブ、“Smooth Sailing”で初めて発表させて頂いたんですけれど、ちょっとしか日経ってないと思ってたら気付けば当日で!『1stだし緊張するだろうなー』って、現にリハとか昨日も気持ち悪くなっちゃって。緊張が他のイベントにも上乗せされちゃってたんですね。でも、当日になって、昨日より緊張してなくて!そう、ここに立つとその意味が分かったんです。私も分かっていたんでしょうね。『きっと皆さんが応援してくれる』と分かっていたから。」

 

とその時はお話しされていて。

なんだろうな、こう、その前からもずっとそうだったんですけれど、ずっと同じような眼差しをこちらに向け続けてくれた人だったなあって、僕は雨宮さんのそういうところが好きなんですが、そういう地続きとしての今日があるんだなあって。

なんだか勝手に、あたたかい気持ちになっていたのでした。

 

なんつって。

 

《雨宮》

あ、そうそう、この後もですね、MCでみなさんのところに行かせていただきますので。ごめんなさいね、私足元があんまり見えてないから足とか踏んじゃったりしたらあれなので、その時にまた言いますね。なので、その、どうぞよかったら楽しみにしていてください。いや、ちょっと、楽しみにしていてくださいってのはおかしいね(笑) はい、その時までちょっとここで歌わせてもらおうと思うんですが。

 

ここからは、ディナーショーの開催にあたり実施された「過去リサイタルで歌った曲リクエスト」のコーナー。

 

上位2曲の歌唱。

 

《雨宮》

それでは聴いてください。「恋に落ちて」。


2. 恋におちて-Fall in love /小林明子

イントロ、優しく微笑んで揺れている雨宮さん。

 

17年に行われた第1回のリサイタルで歌唱されたこの曲。
あのリサイタルで歌唱されていた時に、辺りを包み込んでいた「優しい空気感」が忘れられなくて。
以来、原曲もより好きになって、雨宮さんのカバーでは1番大好きで聴いてきた曲だから、また聴けるのがとても嬉しかったなあ。

 

その第1回のリサイタルで、雨宮さんが「なんだろうな、歌詞、が大人の女性っぽくて、出てくる単語が凄く綺麗。メロディも優しいし、すごく女性らしい、綺麗な曲。」とMCでお話しされていて。

 

ディナーショー第1部のブログでも書いたことなんだけれど、第1回リサイタルでのドレッシーな衣装での歌唱や、カバーアルバム音源のモダンな雰囲気ある女性を感じさせる歌唱とはまた違った、別の女性による恋愛を和装での歌唱は情緒たっぷりに感じさせてくれて、趣深かったです。

 

なんだろうな、こう。

「すごく女性らしい、綺麗な曲。」とあのリサイタルでお話ししていて。

あの時は24歳での歌唱だったと思うんですが、そのMCを聴いて「いつか30代、40代での歌唱も聴いてみたいなあ」って待ち望んでて。

 

今回30歳での歌唱を聴かせてもらえて、より人生経験を積んだような優しい眼差しを感じる「恋におちて」になっていたような印象を受けて。

 

優しく、あたたかったなあ。

 

「 迷子のように立ちすくむ私をすぐに届けたくて」

優しい微笑みを浮かべながら歌唱する雨宮さん。

 

迷子のように立ち尽くしていたあの頃、生き方がもっと不器用だったあの頃、優しく掬い取られるようにいろいろと歌声に救われたなあと、じんわりしていたのでした。

 

Thinkin' 'bout you

every night

and find out where I am

I am not livin'in

your heart

 

とても詩的で美しい日本語歌詞の流れに乗って、続く英語歌詞もまた美しいこの曲。

2番平メロの、特にこの後半部分がすごく素敵で、実は和訳すると日本語歌詞部分以上に悲哀的で胸を打つ歌詞だったりするんですよね。

 

ここの雨宮さんの発音がとてもクリアで透明感あるんだけれど、悲哀、もう心が離れてしまった誰かを想うかのような叙情的な歌声でもあって。

しっかり英歌詞で歌われているその「胸が痛むほどの悲哀」を落とし込んだ上での歌唱のように感じられて、「ふふっ、さすがだなあ。心地良いなあ。」って聴き入っていたのでした。

 

そうだなあ、シルエットがとても綺麗で。

その姿が、強く胸に焼きついていたり。

 

ラスサビの優しい微笑み。

1人1人目を合わせていくように。

 

Skyreachリリイベの「夢空」から始まり、その後のいろんなリリイベや、ライブではVarious SKYの「After the Tears」やAgressive SKYの「Fleeting Dream」とか、そういった瞬間瞬間の優しい眼差しで1人1人に歌い届けるような歌唱を彷彿させるような光景で。

 

Don't you remember

(覚えていませんか?)

when you were here

(あなたがここに居たときのことを。)

without a thinking

we were caught in fire

(何も考えることなく、気持ちが熱くなったことを。)

 

んー。

 

いろんな瞬間瞬間そこにいて、何も考えることなく気持ちが熱くなったこと、届けられたことを思い出すたびに、優しい気持ちになれますね。

 

アウトロ。

「I’m just a woman Fall in love」のロングトーン、余韻の作り方がとても綺麗で、切なく穏やかな眼差しを感じられる歌声で。

 

とてもあたたかくて、優しい時間で。

 

たくさん、「ありがとう」って気持ちが込み上げてきたのでした。


3.あなたに逢いたくて〜Missing You〜 / 松田聖子

しっとりと優しく歌い出された「あなたに逢いたくて」。

 

雨宮さんの背後の幕に映える照明がビル群みたいで、ひと昔前のモダンな雰囲気が曲と合うなあって感じていたり。

いやでも、天の川みたいだなあとも思っていて、輝く思い出たち的な。

どっちもいいなあ、なんて眺めていました。

 

今年開催された第4回のリサイタルで歌唱された本曲。

リサイタルはキーボードのちゃんへい2023さん、ヴァイオリンのミ子さんを伴ってのアレンジ歌唱でしたね。

あのリサイタルの時は、原曲より雨宮さんの解釈やエッセンスが加わり、「悲恋・未練」の要素が重視されていた歌唱構成だったんじゃないかなと思っていて。

 

でも、今回の歌唱はステージ上にひとり。

歌声も、カバーアルバム「COVERS II -Sora Amamiya favorite songs-」に収録された音源のテイストで。

「過去の思い出」(未練を「思い出」として本人の中で昇華できている印象)への優しい眼差しのような歌唱。

透き通った尊さを感じる歌唱でした。 

 

1サビ終わり「そっと 瞳閉じてみる」に合わせて、思い出される、過去の一瞬一瞬。

どの瞬間瞬間も綺麗で、透明水彩のような優しい淡さを帯びていて。

 

いろんなことがあったなあ、なんて。

 

そんなエモーショナルな気分に浸りながら、淡い歌唱に酔いしれているとDメロ。

 

一緒に過ごした 日々を

忘れないでね 

後悔しないでしょ 

二人愛し合ったこと

 

ここの歌唱、すごく雨宮さんの込め方が強くて、強く胸を打たれて。

 

「一緒に 過ごした日々を忘れないでね」

 

泣いちゃうね。

忘れられないよ。

 

そのDメロ歌唱からラスサビまでの間に浮かべていた、優しい笑顔がとても綺麗で。

 

あなたに逢いたくて 逢いたくて

眠れぬ夜は

あなたのぬくもりを そのぬくもりを思い出し

そっと瞳 閉じてみる

 

アウトロ、会場を見渡しながら嬉しそうに微笑んでる雨宮さん。

素敵な光景だったなあ。


《雨宮》

ありがとうございますー。2曲続けて、聴いてただきました。1曲目は「恋におちて」を歌わせていただきまして、そして2曲目は「あなたに逢いたくて」だったんですが、「あなたに逢いたくて」が1位でした。しかも、なんか結構ね、あ、見せてもらったんですよ、あの投票の結果、投票が入った曲は全部載っていたんですけれど、「恋におちて」と「あなたに逢いたくて」は他の曲を離して、しかも「あなたに逢いたくて」がかなり票をいただいていたんですが、「あなたに逢いたくて」に入れた方いらっしゃいます...?あ、いらっしゃいますね、よかったです、歌えて。

なんかさ過去のリサイタルで歌った曲ぜんぶ入れたから、てっきり最初の方に歌った曲とかになるかなって思っていたら、「あなたに逢いたくて」は直前のリサイタルで歌った曲だったので、なんかすごい意外だったんですけれど、でもなんか、そのリサイタルで歌った「あなたに逢いたくて」が残るものがあったのかなー?とか、あと、カバーアルバムの中にも入れさせていただいているので、それでいいなーってなってくれたのかなー?とかね。そう、リサイタルの時はピアノとヴァイオリンと私だけの状態でやらせていただきまして、たっぷりより歌うので、キーを半音低くして私の歌いやすいキーでリサイタルは歌わせていただいたんですけれど、今回はカバーアルバムに入っているのと同じ、原曲キーで歌わせていただきました。

 

(今年のリサイタルに来ていた人?と尋ね、お礼を伝える雨宮さん)

 

《雨宮》

もし、リサイタルと違った「あなたに逢いたくて」を感じていただけていたら、嬉しいです。というわけで、歌謡曲カバーのコーナー?(笑) でした。

ほんとうに、今日だけのセットリストですごく時間も長くあるわけじゃないから、なにができるかなって色々考えてきたんですけれど。絶対に歌謡曲歌いたいなって歌わせていただきました。どちらもすごく私の好きな曲だったので、また歌うことができてとても嬉しいです。

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あいやー。

歌謡曲リクエストのコーナー、とても嬉しかったですね。

ディナーショーならではの「特別」感がとてもあって。

 

投票リクエスト対象となった楽曲たちを、ペタリ。

 

<第一回 雨宮天 音楽で彩るリサイタル>

異邦人

飛んでイスタンブール

シンデレラ・ハネムーン

かもめが翔んだ日

恋におちて -fall in love-

ラヴ・イズ・オーヴァー

ルビーの指環

Close to you

DESIRE -情熱-

CAT'S EYE

 

<第二回 雨宮天 音楽で彩るリサイタル>

北ウイング

迷い道

東京ブギウギ

雨の御堂筋

SWEET MEMORIES

ウイスキーが、お好きでしょ

Yesterday Once More

雨の慕情

飾りじゃないのよ涙は

フレンズ

 

<第三回 雨宮天 音楽で彩るリサイタル>

十戒

いい日の旅立ち

プレイバックPart2

たそがれマイ・ラブ

時の過ぎゆくままに

瞳はダイアモンド

for you…

レイニーブルー

つぐない

悲しみがとまらない

フライディ・チャイナタウン

 

<第四回 雨宮天 音楽で彩るリサイタル>

喝采

お祭りマンボ

初恋

君は薔薇より美しい

イミテイション・ゴールド

難破船

シルエットロマンス

あなたに逢いたくて~Missing You~

六本木心中

悲しい色やね

君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。

「LAWSON presents 雨宮天ディナーショー 2023」開催記念 歌謡曲リクエスト投票のお知らせ」より)

 

こうしてみると、リサイタルで本当にいろいろな楽曲を歌われてきたんだなあっていうのが一目瞭然ですね。

 

僕は、「恋におちて-fall in love」に投票しました。

 

「シンデレラハネムーン」や「十戒」とかもめちゃくちゃ印象深く憶えていて。

次のカバーアルバムにぜひ入れてください〜〜〜〜!!!なんですが。

 

あとは、ずっとオススメしてきた「イミテイション・ゴールド」にも投票したかったけど、やっぱり1番好きだったカバー曲、第1回リサイタルの優しい思い出をまた味わいたいなって。

 

ここからは、「THE FIRST TAKE」で披露された曲をそのアレンジで歌唱するコーナー。

 

《雨宮》

「FIRS TAKE」も緊張したんだよねー!(笑) いやー、本当にいろんな機会いただいて本当にありがたいんだけれどさ、本当に気が小さいのよ。だから、「FIRS TAKE」なんか、どうしよぅ!!って感じだったんですけれども、本当に、あの、「FIRS TAKE」のスタッフさん意外と優しいんですよ(笑) 緊張しないように優しくしてくださるんですけれど。

 

ともお話しされていましたね。

「歌番組の出演ですごく緊張した・・・」っていうお話しとご様子が、なんだか懐かしくて。

14年の「月灯り」のリリイベで、MUSIC FAIRに出演された時のことも今回みたいに「すごく緊張した...」って振り返っていたなあって、隙あらば懐古しては、いろんな機会にほんと挑まれてきた姿を多々拝見してきたなあと、しみじみ思っていたのでした。

 

《雨宮》

「FIRS TAKE」ver.で歌うってたぶんあまりないかなって思って。今後自分のライブでその曲をやるとしても、「PARADOX」と「永遠のAria」をやるにしても、セトリの流れ的に通常ver.をやるよなって思った結果、ここなのでは?!と。ちょっと原曲とは違った大人っぽい感じになっているので、ディナーショーにぴったりなんじゃないかなって思ってここで歌わせていただくことにしました。

たぶんもう歌わないんじゃないかなって(笑) 「FIRS TAKE」ver.でね。なので、そんな気持ちで楽しんでくれたら嬉しいなって思います。

それでは、聴いてください。「FIRS TAKE」ver.です。「永遠のAria」。


4.永遠のAria - From THE FIRST TAKE

迫力のある入りサビで歌い出された、「永遠のAria」。

雨宮さん自身もエリザべス役で出演されていた「七つの大罪 憤怒の審判」の後期OP曲でした。

 

「THE FIRST TAKE」ver.のこのピアノメロディー、すごく好きなんですよね。

 

1A前、客席を見て思わずニコッと笑みをもらす雨宮さん。

 

1Bの歌唱で受けた印象が、このアレンジならではだなあと思っていて。

21年の声グラ5月号のインタビューで、

 

「サビとAメロ・Bメロとの差も注目してもらいたいです。サビが必死なのに対して、Aメロ・Bメロはエリザベスを思わせるような柔らかさや、悲しみに寄り添うようなバラードチックな雰囲気があるので、その辺りの差も聴いていただけたら嬉しいです。」

 

と雨宮さんがお話しされていましたね。

原曲から、まさにそのメリハリが心地良い曲だなあと受けっとっているのですが。

 

今回の1B歌唱は、アレンジも手伝って「Bメロはエリザベスを思わせるような柔らかさや、悲しみに寄り添うようなバラードチックな雰囲気」に声色から強い覚悟を感じられたのでした。

 

そして力強い1サビ。

絶唱という印象で、聴き惚れていたのでした。

 

1サビ終わり、間奏のメロディーに合わせてスイッチングで切り替わっていくライト、いい雰囲気を作っていましたね。

 

差し出した手の先には

怯えて揺らぐ 枯れた涙と失望の目

 

その痛みわかるよ

わかるから分け合えるよ

何も恐れず 手を握って

 

この2A、2Bの声色が寄り添って抱き留めるように優しくて、どの音源でもすごく好きで。

 

2B歌詞「その痛みわかるよ わかるから分け合えるよ」という歌詞。

エリザベスの慈しみ深く寄り添うを感じる歌詞が並んでいて、雨宮さんの歌唱からもその表情づけが感じられてすごく好きな歌詞で。 

 

でも、この歌詞は直後に「何も恐れず 手を握って」という歌詞に続いている。

僕はそれがとても好きで。物語最終章までのエリザベスの成長を感じられる流れだなと思っていて。

 

「手を握る」という歌詞は同じく雨宮さんがタイアップされた『七つの大罪 戒めの復活』のED楽曲『誓い』にも記されている歌詞ですよね。

 

『誓い』の方の「手を握る」という行為は、作中のエリザベスや七つの大罪である彼ら彼女らが直面している状況も相まって、相手に寄り添い「包む」様子として描かれているように受け取っていて。

 

実際の「誓い」の雨宮さんの歌唱も、グーをパーで包むイメージ。

(結果、相手のグーが解けてパーになって、恋人繋ぎみたいな。物語もそんな感じでしたよね。)

 

でも、『永遠のAria』の方は、先述したように「分け合う」様子として、そして「手を引く」様子として、「手を握って」という言葉が届けられているように思っていて。

 

こちらも21年の声グラ5月号のインタビューで雨宮さんが

 

「『永遠のAria』となると運命をすべて受け止め切った後の、そのうえで『じゃあ、どうしていこうか』という状況なので、エリザベスはもう周りの人たちを率いていけるくらいの強さをもっていて。今までのエリザベスにも強い決意や思いはあったんですけれど、ただ信じるだけだったところから、もっと具体的な力や経験という裏付けがある状態での決意になっているので、そこの説得力が『永遠のAria』では増していたらいいなと思います」

 

とお話しされていましたね。

 

ただ痛みや悲しみに寄りそうだけでなく、強い意志を発露に相手の手を引いて駆けだせるようなエネルギッシュさを、その「何も恐れず 手を握って」という雨宮さんの強い歌唱に感じさせられていたのでした。

 

2サビ「愛を奏でるから」のビブラート、ロングトーン、とても綺麗だったなあ。

 

Dメロの「どれだけを与え 手放してゆくだろう」のスーパーロングトーン。

最高だね...このアレンジだとよりズシンと響きますね。

本当にね。

 

ラスサビ。

強く、扇情的な絶唱。

 

これは僕の癖の話なんですが、女性シンガーさんの「絶唱系」の歌唱、めちゃくちゃ好きなんですよね。こう、キューって締め付けられながら、想いの強さをぶつけられるような感じがして。

 

「女性に生まれ変わったら何がしたい」って言われたら「絶唱したい」ってくらい、好き。

 

 

「キーを決めるとき、音域的にはひとつ下げたほうが歌いやすかったんですけど、高いほうが、オープニング曲らしい華々しさがあるよねって。そのときは全然歌えなくて『大丈夫かな』って思ってたんですけど、レコーディング本番までに練習して、なんとか歌って。気を抜く部分がなくて、ずっと張りつめてるような曲なので、歌い切ったときはヘトヘトでした(笑)。」

「声優・雨宮天、アニメ『七つの大罪』ヒロイン役でプレッシャーはねのけ躍進 歌手としての使命感も」

 

とお話しされていたけれど、高いキーで歌われていることで最終章に相応しい「必死さ」や「華々しさ」が、絶唱感を伴って楽曲に顕れていて。

 

だからこそ、原曲からすごく元気をもらっているし、この「THE FIRST TAKE」ver.はアレンジされたメロディーがその雨宮さんの絶唱をアンプのように増幅させている感じがあって、とても好き。

 

「咲き誇って 前を向いて」のフレーズというか歌唱が大好きでなあ。

ライブ歌唱で受ける取ると、鳥肌立つというか心の背筋が伸びるというか、ポケットの中の不発弾が疼くというか。

 

アウトロ、「響き渡るAria」のロングトーンに残した余韻、最高。

とても心を打たれた歌唱でした。

「永遠のAria」、大好きだ。


鳴り止まない拍手を浴びながら、嬉しそうな雨宮さん。

 

「ふうぅぅぅ、緊張するんだよねー!(笑)」とおどける宮さん。

先ほどまでのカッコいいパフォーマンスからの切り替わり、惹かれちゃうね。

 

《雨宮》

テレビでも歌わせていただりもした曲でもありますし、そう、楽曲の制作過程のインタビューとかを読んでくれている方は知ってるかもですが、アニメの主題歌というところで、ちょっとみんなの耳に残るようにキーを高くしようということで、私が普段歌っている他の曲よりも高くてドキドキなんですが、「FIRST TAKE」ver.をここで披露できてよかったです。ありがとうございます。」

 

ここからはトークパート。

「またみんなの近くに行きたいと思います」と、下手側から客席に降りて、再び1席1席を練り歩きながら。

 

《雨宮》

すみませんね、近すぎますよね。あ、ネクタイしてくださってますね。昼の部よりネクタイをしていらっしゃる方が少ないのは売り切れていたからですか?やーん、そうよねぇ...、噂には聴いていたんですよ。ネクタイとネクタイピンが完売しているよって。あ、でもしてくださっている方もいる、ありがとうございます。

そうだ、それでね、あの、ドレスコードにね、どっか青を入れてきてくださいって言っていたんですが、どこかに青は入っていますか?あ、ノリノリで見せてくれる(笑) ありがとうございます。ハンカチに青を入れてくださっている方とか、格好が全部青いよっていう方とかいらっしゃいますね。あ、ネクタイピンがキラリ(笑) あ、えー、ネイル綺麗ですね。ネイルといえば私のネイルもですね、あの実は、和装に合わせたネイルになっているんです。本当に今日のためだけにしてきたので、近くの方は見てみてください(笑)

ここね、狭くて...ねぇ、すごい近いのになんでオペラグラスで見るんですか?!(笑) もうやめてくださいよ...どこを見てるんですか!(笑) あの、綺麗なところだけを見て帰ってくださいね。今日の思い出を他の方に話す時は「雨宮天は写真より100倍くらい綺麗だったよ!」って(笑) ちゃんとね伝えてくださればと思います。そうだよ、こういうのはね、青き絆でね。」

 

笑いをどかんどかんと生み出しながら、ニコニコ練り歩く雨宮さん。

雨宮天さん、写真より100倍くらい綺麗だったなあ...。

 

ここからは昼の部同様に、前身頃に留められていたネクタイピン(イベントグッズ)を引き抜き、ピン先に留められていたカンペを見ながらのトーク進行。

 

《雨宮》

そうそう、えっとねぇ...あ、訊きたかったことなんですけれど、ネクタイとか売れちゃって、今マグカップ以外売れちゃっているということで、はい、ありがとうございますなんですが、これ、どうですか、ほしいですか?あ、そうだよね。出してほしいって方が多かったら、作れるかはわからないんですが、あの「ほしいよ」って方が多かったら私からこのあと頼んでみますね。あ、こっち側のみなさんもこんにちは!あ、こんばんはですね。

 

ネクタイ、ネクタイピンどっちも買わせていただきましたが、どちらもいいですね...。

 

ネクタイはいい感じの青さでで黒いストラプも落ち着いた雰囲気だし、ロゴのプリントも綺麗で。

あ、今手元にネクタイ持っているんですが、裏面のネクタイ通しの下に付いてる第二?のネクタイ通しにプリントされたロゴ、めっちゃいいですね...

 

グッズ、ハンカチもマグカップも買い足したいから再販キボンヌ...。

今回のグッズ、どれもお洒落で欲しくなるグッズですよね。

チーム雨宮、場を重ねるごとにどんどんグッズデザインのクオリティーがあがっていく...。

 

あと、さすが雨宮さんの監修で、いい青でね。

マグカップ、めっちゃいい青だったんだよな...。

予算決めの問題とかもあるので、できればデザインのラインナップ画像だけじゃなくて、例えばTwitterとかで先に実物の写真を見せてもらえると嬉しいのぜ...!

 

《雨宮》

そうだそうだ、えっとね、みなさんが今日席に着いた時に置いてあったであろう、ウェルカムドリンク?ノンアルコールカクテルなんですけれど、飲まれました?え、美味しかったですか?あ、よかったですー。あんね、このカクテルはですね、一応私とのコラボドリンクということになっていまして。最初はね、真っ青なドリンクが用意できたらいいなって思っていたんですけれど、本当にね、青の欠点といいますか弱点といいますか、あ、すみませんね、こんな狭いところを失礼します(笑) ほんとに近いですよね。そう、青の欠点って、なかなか食べ物とか飲み物って綺麗な青出せないんですよね。私の好きな青とか出せなくて、水色の飲み物になりまして。で、「これでいいですか?」って言われまして(笑) 「これでいいですか?」っていうよりは、「これでいきます」って感じだったんです、最初は!いや、でも、水色〜〜〜〜? あははっ(笑) って思っちゃって。水色を出すんだったら他の色でももはやいいかなって思いまして。んで、私が20代前半の頃結構カシス系のカクテルをよく飲んでいたので、カシスの味って好きなんですよね。それでね、カシスジンジャーにですね、なっております。あ、飲んでいただいてますね、美味しいですか?美味しい、よかったですー(笑) 

 

雨宮さんの「カシオレ」時期、懐かしいですね...。

ソロアーティストデビューBookの「カシオレ」を思い出していました。

 

あの頃は、その後に八海山だとかノンアル八海山だとか言いだす人に変貌されるとはね、思ってもみなかったよね(笑)

 

《雨宮》

ほんとにね、道が狭いところは狭いんですよね。なんかね、昼の部は本当に大緊張していて、もう、なんか転ばないように歩くので精一杯だったって感じなんですけれど、夜の部は少し昼の部を経て緊張が減った分、なんかみなさんの笑顔が涙腺にくるんですよね(笑) 危なかったー、本当に1曲目の「初紅葉」のとき、歩きながら「ちょっとそんな目で見ないで〜」って(笑) なんかもう本当にね、感動しちゃいました。ありがとうございます。そう「初紅葉」って一応ね、初恋が叶わなかった女性の悲しい悲恋を歌っているんですけれど、みんなの顔を見てニコニコになっちゃって(笑) もしかすると過去にも先にもないくらい明るい「初紅葉」になったかもしれないです。

 

めっちゃニコニコしてて最高だったなあ。

忘れられないね。

 

《雨宮》

そうだ、振袖について話さなきゃなって思ってたんですが。これはですね、私が成人した時に母ちゃんに買ってもらった私物です。そうなんですよ、リアル私物でして。えっとね、いくらって言ってたっけなあ、うん十万って言ってたんですよ。それで、すごい一目で気に入ったから「これがいい!」って「絶対これがいい!使うからお願い!」って頼み込んだんですけれど、全然着る機会なくて。10年ぶりに出してきまして。ディナーショーだったら着れるかなって思いまして。でも10年間着てなかったから大丈夫かなと思ってたんですけれど、虫食いもカビもなく、無事に着てくることができました。あ、昼の部はね成人式?晴れ着みたいな雰囲気だったんですけども、夜の部は夜なので、なんて言ったらいいんだろう、モダンな着こなし?私の衣装さんが着付け師の方と相談しながら考えてくれたモダンな着こなしとなっていますので、見てくださると、粗は見なくていいですからねー?(笑) 

 

綺麗なお着物でしたよねぇ。

どの曲を歌われても、抜群に映えるというか、抜群に新たな世界観を感じさせてくれていて。

着物に関しては、また後ほど総括で触れると思うので、ここでは割愛。

 

《雨宮》

あ、そういえば、昨日みなさん眠れました?あっ、あまり寝られてないね(笑) え、眠れました?眠れた、眠れてない、眠れてない、眠れてない!眠れてない!あはははっ、眠れてない人ばっかりじゃないですか!(笑) 青き民は緊張しいなのかな。

でもね、私も眠れませんでした。そう、全然眠れなくて、やっぱりディナーショー初めてだし、思ってたより緊張していたんでしょうね、本当に全然眠れなくて。どうしよ、どうしよ、みたいになっていたから、私、ホテルルームを間借りさせてもらっているんですけれど、着いてすぐ、あ、このプリンスホテルは部屋着が上下セパレートなんですよ。だいたいワンピースタイプが多いじゃないですか、バスローブみたいな。そう、セパレートになっていて「やったぜ!」って、私セパレートの方が好きなので。それに着替えてリハ終わりにベットでぐでーっとなって、程よいお昼寝が...あ、帰ってきましたー(笑) 大丈夫?足踏んでないよね(笑) そう、それで一室を借りていたので、綺麗なベッドで上下セパレートな部屋着でお昼寝ができました。泊まれなかったけれど、このプリンスホテルを楽しむことができたり。あと、メモ書きは大磯プリンスホテルのものです(笑) たぶんね、この後泊まれる方は目にすることでしょう。枕元の電話の近くに置いてあると思います。

「眠れなかった」話、腕で作ったバッテンを笑いながら指してくれたお宮さん。

 

ディナーショー、ワクワクで眠れなかったし、当日朝はおめかしするために早起きしたので、全然眠れなかったですね...(笑)

 

29日のトラハモイベからずっとお友だちの家に居候させてもらっていたのですが(?)、雨宮さんがミリセント・ブルーナイト役で出演されている「ひきこまり吸血鬼の悶々」の、4話での怪演にみんなで熱狂して0時回ってるというのに、同じく悪役系のゾフィー役で出演していた「終末のイゼッタ」の最終話をみんなで見始めるということをやっていて興奮しちゃったからかもですが。

 

ミリセントも、ゾフィーも、めちゃくちゃいいぞ。

 

この系統の役、今後ももっともっと見たいなあ。

ここから11/2、11/3をやり直したい。

 

《雨宮》

あ、そう、みんなはさぁ、すごい素敵なフルコースいただいたと思うんだけれど、私フルコース食べれてない...(笑) そりゃそうなんだけれどね、私お金払ってないから。でも、なんかね、このホテルの、レストラン?のメニューから選んでいいですよって言ってくださったので、チキンのソテーをさっきいただいて。たぶんね、みんなが食べてる時に私もホテルの一室でいただいて。とても美味しかったです。

そんな感じで、話したいことは話せたかな?このあともね、曲の間のMCとかで、今日だけのね、そうね色々とね(笑) 持ってきたこともあるので、その話もできたらいいなって思います。じゃあちょっと...私のこれもうカンペピンになってしまったんですが(笑) 意外といい感じなんですよ、ほら、もうわからないでしょ?(笑) あ、そうか、だから使い勝手がいいって言おうと思ったんだけれどないんだもんねー。...じゃあ、言っとく(笑) みなさんのところを歩きながらそれぞれの話をできて嬉しかったです、ありがとうございます。

 

フルコース、本当に美味しかった...。

翌日宿泊組(わたしは翌日休日出勤組)の朝の食事とかも美味しそうだったし、できれば宿泊とかしたかったなあ。

みんなでワイワイ当日の思い出話すのも楽しそうだしね。

 

眠れなさそうだけれど(笑)

 

笑顔で席を巡りながらのトーク、物理的な距離の近さももちろんですけれど、より心の距離的な近さを感じる時間でしたね。

「Skyreach」の最初の方のリリイベにあったお互いちょっとあたたかく気遣い合ってた感じからの時の流れを感じて、エモエモでした。

 

雨宮さんも、客席のみんなもニコニコで、すごく素敵な空間だったなあ。


《雨宮》

次はアニソンを1曲カバーさせていただこうと思います。あ、ざっくり私と同年代だよって方いらっしゃいますか?

 

🙋(同い年)

 

《雨宮》

おー、ありがとうござます。意外と少ない(笑) あー、そうなんだ、そうなんだね。そういう方々はTHE 世代っていう曲かなと思います。私ね、ここは自分の高校生の時の十八番の曲を歌おうとね、それでオケを用意していただいたんですが、でもリハやってて気づいたんだけれど、私の十八番曲じゃなくて、私の友達の十八番曲だったんだよね(笑) よく同じ友達とカラオケに行ってたもんで、その友達が歌っているのを自分が歌っているのと勘違いして、いざ歌ってみたら友達のって気づいたんですが、すごい曲自体はいい曲なので、歌ってみたいと(笑) はい。それでは、聞いてください。「Pray」。


5.Pray / Tommy heavenly6

タイトルコールを聞いて、「水樹奈々さんのPray???!」ってなりましたが、オケを聞いて「あ、友人がめっちゃ歌ってたやつ!!!!でも、おじさんすぎて何のタイアップか思い出せない!!」ってなってました。

銀魂の初代オープニング曲でしたよね、懐かしいなあ(タイアップ思い出せなかった人)。

 

お友達の十八番が感染る、割とありますよね。

 

今MCメモの文字を起こしていて、久しぶりに高校の友人たちに会いたいしカラオケ行きたいなあって気持ちとなてり。年明けあたりに「30歳になっちゃったね俺ら会」みたいな感じで声かけてみようかな。もう10年くらい会ってないや。

 

またあの頃みたいにカラオケ行きたいね。わたし、音痴だけれど。

 

友人たちの十八番で思い出すのはAcid Black Cherryの「20+∞Century Boys」とか、谷本貴義さんの「Yeah! Break! Care! Break!」かなあ。

 

うじゃのさんのそんな身の上話はいいとして。

 

イントロ、「LaLaLaLa...」と歌い出される宮さん。

疾走感あふれるロック・チューンなメロディーで客席もペンライトがテンポよく揺れたり、メロディーに合わせてニコニコ体を揺らしている人がいたり、ニコニコ目を細めて楽しそうな雨宮さん見つめ揺れながら膝の上でめっちゃボールペン走らせてる人もいたり。

 

1A、音程の上げ下げが難しい曲だと思うんですけれど、ニコニコと嬉しそうに完璧に歌い上げる雨宮さん。流石だ。

このキーの雨宮さんの歌声、好きなんですよね...。

 

印象深いメロディーの1Bからの1サビ。

かねごんが後からツイートしてて「いや、それ!!」ってなったんだけれど、他の曲と違ってそこまで自分で歌い慣れてはいない感が逆にリアルなカラオケっぽくて。

存在しないはずの「雨宮天と高校時代カラオケに通ってた記憶」が私も脳裏に流れてきて頭おかしくなったよね。

12~13年前に「Pray」歌ってた友人の姿、完全に雨宮さんに置きかわちゃった。すまん。

 

1サビの力強いけれどどこか繊細な歌唱がすごく印象的で。

なんだろうな、若々しさが歌唱にあって。

明るく前を向く若々しさと、それ故の繊細さ、みたいな。

 

それにしても、和装して歌っている姿、いい味出している「カラオケ感」と相まって、「なんか、のど自慢みたいだなあ」って感じてました。

1サビ終わり、「のど自慢で合格の鐘の音を聞いてはしゃぐ雨宮さん」っていう存在しないはずの過去の記憶が蘇ってきたんだけれど、この記憶はいったい...?

 

サビ終わりの「切り裂いて」の「て」の処理がとても好きだったなあ。

 

間奏ニコニコしてる宮さん。

 

傷ついた翼(はね) 安なせる泉

飛び込むすべが わからなくて

 

退屈な場所 苛立ちや不安

僕らは今日も悩むけど

 

2A、ここのしゃくりや抑揚、めっちゃ気持ちよかったなあ...。

 

飽くなき想いを鞄に詰めて

踏み出す 心の闇を振り払い

 

責める雨の音 悲しくなるなら

優しい君の盾になる

信じることをやめないで always

I pray... その瞳(め)に

小さな奇跡を映してみせて

 

2Bからのこの2サビ、よかったよね...。

2サビ終わり部分のメモ、めっちゃ楽しそうに「さいこー!!!!!」って書いてある。

ここの歌詞、めっちゃいいよね。

 

間奏ニコニコし宮さんからの、Dメロ歌唱も良かった...。

 

ラスサビ。

 

そばにいる そこがどんなに

哀しい夢の中でもかまわない

同じ瞬間(とき)を生きていたい with you...

I pray... "答えて"

もし許されるなら

君の涙に触れたいよ... Baby

I pray... "信じて"

冷たい記憶の闇 切り裂いて

 

より振り絞ってる感のある歌唱で、良かった...。

「哀しい夢の中」の、「ゆめ〜の」のしゃくりがめちゃくちゃ好き。

 

歌い終わり、少し照れくさそうに微笑んでる宮さん。

めっちゃ素敵な歌唱でした...ありがとう...。


《雨宮》

友達の十八番とは思えないくらいの歌いっぷりでしょ?(笑) 

  

万雷の拍手と歓呼。

 

《雨宮》

そうね、青春時代を彩ってくれた楽曲なのでね、楽しかったです。

 

アニソンカラオケコーナー、昼も夜もめっちゃ良かったですね...。

特に夜は、近年の雨宮さんカバーとしては珍しく00年代の曲で。

 

えー、そうだなあ。

以前、The Only SKYの福岡公演で雨宮さんが

 

「私が好きになった頃のアニソンな感じ、中学くらい私の学校では毎週『ハレ晴レユカイ』が流れていたんですよね。給食時間だったかな?昼休みはみんなで踊らない? 女の子は黒板の前に出て踊っていましたけれど。あと、『創聖のアクエリオン』とか『鳥の詩』とか?『YOU』とか?(笑) あの辺りなんですよ!なので私と同じアニソンスピリッツを持っている方には刺さる方が多いんじゃないでしょうか」

 

とお話しされていたんですよね。

やっぱさー、同世代としては聴きたくなるじゃないですか、ここらあたりの曲...!

ニコニコ世代やからね。

「アクエリオン」も「YOU」も「鳥の詩」も聴きてぇ...。

たびたび話題に昔出た「パラレルDays」も聴きてぇ...。

 

またこういう機会があったらめちゃくちゃ嬉しいなあ...!!!

 

《雨宮》

たぶんね、歌ったことないよね?そうだよね!そうそう、昼の部はね、「魂のルフラン」を歌わせていただいて。

 

あっ...。

ここからの事件の詳細は「第1部のブログ」を読んでいただければ。

 

《雨宮》

そうそれはね、すごい前に歌ったことがあるなあって。あ、それもいつ歌ったっけって言ったら「Aggressive SKY」って言って、て...?

 

MC遮りたくないな...マナー悪いし...でも、間違いを訂正しないと...と思っていたところ、たまたまここで雨宮さんがこちら方面を見てくれていたので、即座にバッテンしたんですよ。

そしたら、いい具合に間を雨宮さんが開けてくれて、めっちゃ助かった...。

 

「「「「Various!」」」

 

うじゃのさんと、他の卓でもちょこちょこあがった訂正の声。ありがとう、助かる...。

 

「Variousが正解!」

 

《雨宮》

え????(笑)

 

笑いと拍手に包まれる会場、助かる...。

 

《雨宮》

え、なになになに?(笑) Variousなの?1st?

 

「まちがえました!」

 

《雨宮》

間違ってた!! アハハハハハッ!!!(笑)

 

爆笑宮さんと、笑いと大きな拍手に包まれる会場、助かる...。

 

《雨宮》

ふふっ、そういうこともあるよねー、うん!(笑)  フフッ、ありがとうございます!(笑) そうかそうか「Various SKY」で、そうだ、まだ1stの時だから自分の持ち曲が少なかったのかな。それで、あ、「みずいろの雨」とか歌ってた時でしたよね...?

 

こっちを見て尋ねてくれる雨宮さん、めっちゃ頷く私。

そうなのよ。

 

■Various SKY

6.月光花

7.みずいろの雨

8.魂のルフラン

 

■Aggressive SKY

6.GLAMOROUS SKY

7.熱情のスペクトラム

8.High Free Spirits

 

MC

(9.月灯り)

10.コネクト/Claris(ジャズアレンジ)

 

《雨宮》

 フフッ(笑) あー、そうかそうか、その時はね、自分の曲が少なくていろんな曲をカバーせていただいたんですが。まさかでしたね(笑)

 

私もまさかディナーショーで、セルフでこんな罪をこしらえて贖うことになるとは思っても見なかったよ...(笑)

 

昼の部終わりすぐに教え間違いに「やっぱり!!!!」って気がついて、すぐにRadio 青天井宛にお詫びとついでに「冷や汗かいたエピソード」尋ねるメール書いて。

(ちゃっかりネタにしていくスタイル)

 

でも、ほんとよかった...。

ディナー、マジでちょっと凹んでて全開で楽しんで食べれなかったところあったし。

こいつ、みんながディナー楽しんでる中葛藤してるのめっちゃウケるな...w

 

身内の友人たちはすごい笑ってくれて、ニヤニヤ楽しんでくれていたみたいなんですが、そうじゃない大多数の人たちってどうなんだろうな...って、夜機会あれば訂正したいけれど、水差しちゃいたくないなとも思っていて、めっちゃ勝手にしんどくなってました。ウケる。

 

笑ってもらえてよかったです。

 

あとね、第1部で誤答した僕らに声を「1st」や「Various」の声をかき消されたみなさん、すみませんでした。

 

雨宮さんも笑い話にしてくれてありがとう...。

おかげでこのあと、めっちゃ肩の荷降りて楽しめました...。

 

《雨宮》

まあね、そんなところから始まった私もですね、本当に、だってもう芸歴10年ですし、アーティストデビューもまもなく10周年というところになります。

 

大きな拍手。

 

《雨宮》

わー、嬉しい!ありがとうございますー!いやー、なんかさ、いろいろあったけれど、本当にもう何度も「できない」って思ったんだよね、この10年間。だって、こんなにシャイなんですよ?わたくし(笑) 恥ずかしがり屋でさ、人前で歌うとかもすごい緊張するし、もう何度も「無理だ」って思ったんだけれど、なんかね、みなさんのおかげで不可能が可能になっていったというかさ。すごいです。青が好きな、引っ込み思案っていうかビビリな私を持ち上げてくれて本当にありがたいなって思うんですが。

そんなね、私もいろんなことをやらせて頂いてその中でも次に歌わせていただく曲なんですが、次は「火花」を歌わせていただきたいと思います。はい。この「火花」は昼でも歌わせていただいたんですが、やっぱり雰囲気的に夜の感じがあるなって思うんですが。

いや、そうなの。そもそも私はバーベキューの時にこの曲を思いついたんだから(笑) そう、バーベキューの、これ歌う前にいうのも微妙なんだけれど(笑) バーベキューがすごい楽しくて、あれはトラセのいっぱいまわったツアーがあったんですよ。それの打ち上げに、わーってみんなで、8人くらい?で集まったバーベキューがめっちゃ楽しくて。楽しすぎて「これを歌にしたい!」って思って作った楽曲でして。だから、あー、これ歌う前に言うのもな...(笑) Dメロの歌詞カードの歌詞を縦読みしていただくと「バーベキュー」ってなるようになってたりして。そうなの、私の遊び心で作られた楽曲だったりするんですが。そう、この曲は1番最初にリサイタルで発表した楽曲だったんですけれど、メロディーがね、思いついたはいいものの、軽くしかコードとか曲の作り方しかわからなくて、当時歌を教えて頂いていた橘さん、橘先生にいろいろコードとかをつけていただいて、天ちゃんバンドに、荒畑さんに編曲してもらったりいろいろなことがあって、出来上がった曲だったりします。

そこから自分で音楽理論とか勉強したりして、より作るようになったりしたんですが。そのキッカケと言いますが、私が作ってきた曲に対して初めて披露したリサイタルで青き民たちがめちゃくちゃ喜んでくれて、自分で作っていくっていうキッカケになった曲でもあるので、この曲も大切な曲だなと思って歌わせていただきたいなって思います。

それでは、聞いてください。「火花」。


6.火花

ゆったりと歌い出された「火花」。

 

1A,Bメロの歌唱時、背後の幕に照射されていた淡い青と白の紋様がすごく綺麗で。

クレヨンで淡く描かれた思い出、みたいに自分には映っていました。

 

微睡むような1Aの表情づけがすごく好き。

「錆びつく扉開けて 鈍の風に晒される」の少し擦れた感じ、このディナーショーならではの少し大人な女性感を感じられていいね...。

 

ここの1Aと2Aの作詞、すごいんですよ、雨宮さん。

 

「錆び付く扉開けて 鈍の風に晒される」という1A。

「寂び付く瞼閉じて 涅の夢に攫われる」という2A。

 

どちらも、物憂げに懐古するような印象を受ける表現だなあと感じています。

そしてその中で、

①「錆び付く」に並列して「寂び付く」という言葉を引っ張ってくる

②「開く」と「閉じる」の対句表現

③「鈍」と「涅」という色表現の合わせ、

④「晒される」と「攫われる」の近しい音で整える。

⑤これらを行った上で似たような心情表現として並列させる。

 

マジでこれ凄い言語センスだなって思います。

 

「センス」って日本人は『先天的に授かったもの』という意味で使いがちですが、英語の原義的には実は『後天的に獲得するもの』がネイティブの感覚には近くて。

 

生まれてからいろんな人生経験の中で獲得していく感覚・認識・意味・分別。

それらを「センス」と呼ぶのですが、雨宮さんが獲得してきたそれはとても綺麗だなあって、それらを濾過して作り上げた作品を受け取るたびに思うのです。

 

「自分の好きなように曲を作れるというのはすごく楽しいし、さっきお話しした橘さんとのやりとりも含めて、作っているうちにどんどん“好き”の度合いが増していくんです。」

( 雨宮天「PARADOX」インタビュー ポップに突き抜けた新境地の10thシングル

 

“The Clearest SKY”のブログには「気が向いたときに作ってくれる自作曲をもっと聴きたいなあ。」なんて書いてたりしたんだけれど。

 

まさか、ここまでたくさん届けてくれるとはね(笑)

幸せだね。

 

 「口元 偽るルージュ 溶かす微熱」

やっぱり、ここの歌唱。

「いろどるるーじゅ」の音階の上がり下がりがとても綺麗で、艶やかで、好き。

 

雨宮さんが作詞されたこの曲。

漢字、というか言葉遊びが好きな印象がある雨宮さんらしさが感じ取れる詞になっていますよね。

 

「口元偽るルージュ」「胸元偽るジュエル」、ともに偽るを「いろどる」「かざる」と読ませている部分も好き。

 

そうだなあ、これは昼の部のブログでも書いたし、どのライブの「火花」でも書いているし今後も描いていくことになると思うんだけれど。

 

僕の中で『火花』はどういう曲なのかなあっていう話をすると、上述したけれど「自分の中でのあたたかい思い出」を思い出し、そうやって思い出された思い出の存在の大きさに驚きを伴って気が付く曲、になっていて。

 

昔から、普段から仲良くしてくれている、友人たちを。

いろいろ遊んだり、助けてもらったり、一緒に感動したり。

そうやって過ごしてきた友人たちとの思い出を自然と、ああたたかく想起させる曲だなあって受け取っていて。

 

艶やかに歌唱される雨宮さんの背後に、いっぱいいろんな思い出がフィルムのように流れてて。

雨宮さんとの思い出ももちろんあるし、その友人たちとの思い出もたくさん。

「これからもよろしくね」なんて思いながら、心穏やかなに愛しい光景を眺んでいたのでした。

 

Dメロ前、ニコニコの雨宮さん。

Dメロ、炭に仄かに灯る火花のような赤い照明。

 

アウトロの、uh〜がすごく綺麗。

 

詠嘆、心の琴線に触れたとき、明言しようにもうまくいかず、思わず漏れる音。

詠嘆のほとばしり。「感動」っていうよりは「感慟」に近い心の揺れ動き。

 

「慟」の方が心の揺れ動くさまがいっそうはっきりと示されていると思うんですけれど、それくらいその感情が向く先が自分にとって明言できない程の存在としてあって、自分の心の一等地にそれが在ることに気が付くような、そういう時に心に鳴る音。

 

 

夜の部のアウトロも、バッチバチにノリに乗っていて、楽しそうで、伸びやかで。

 

この曲の収録に際して、

 

「レコーディングしながらバンドの皆さんが「どのテンポが一番しっくりくるかな」とテンポをちょこちょこ変えてくださって、それに対して、私としては「火花」は遅れ気味のテンポで歌いたかったので、そういう要望をお伝えしたり。そうやっていろんなテイクを試していく中で、ピアノもギターも毎回アドリブで違うフレーズを弾いてくださって。それに合わせて自分の歌唱も変わっていくし、やっぱりみんなで「せーの」で録ると、すべてのテイクが全然違うものになるんだなという驚きがありました。」

  雨宮天「Paint it, BLUE」インタビュー|デビュー5周年を終え、未来に向けて力強く踏み出す一歩 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー - 音楽ナタリー 特集・インタビュー:取材・文 / 須藤輝)

 

ともお話されていましたね。

もう、それは”セッション”じゃん...すごいなあって思いながらこのインタビューを読んだことを憶えています。

 

それについて、「火花」を生で聴くたびにいつも思うんですよね。

「火花、なんかすごくこの空間のセッションって感じがあるな」って。

 

その空間でだけ生まれる火花って感じがあって。

ライブ歌唱って本当に1つ1つが違うっていうのは当たり前なんですけれど、「火花」はよりそれをダイレクトに感じられるというか。

 

雨宮さんの歌唱であったり、それを包む空気感であったり。

すごい、セッションだなあって感じるんだよな。

 

今回の「ディナーショーの火花」も、めちゃくちゃ素敵なセッションだったなあって、これから何度も思い出すのでしょうね。


《雨宮》

ありがとうございます。これまでアーティスト活動の中でいろんな曲をやらせていただいたんですが、結構ね、青き民は火花が好きだという話をね、聞いたので(笑) だし、私も実は結構好きな曲なので、嬉しいです。というわけでね、時間はあっという間で、次が最後の曲になってしまいました。

 

控えめに湧く「え〜?!」

 

《雨宮》

あはは、なんか控えめながら意志を感じる(笑) すごい嬉しい、ありがとうございます。

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ここで、雨宮さんからのお知らせ。

 

「LAWSON presents 雨宮天ディナーショー 2023」のキャラファイングラフの販売が決定 

 

ディナーショーの和装姿とても綺麗だったから、キャラファイングラフ、めっちゃ楽しみね...。

 

遊園地とか、あとプロ野球とかでもその日の来場記念にその日の出来事をこうやって残すグッズとかありますけれど、これめっちゃいい商品企画ですよね。

 

今後もぜひぜひこの企画は続けてほしいなあ。


《雨宮》

そんなわけで最後の挨拶になりますが、みなさん、今日は本当にありがとうございましたー!なんかね、昼の部は、私がすごい緊張していたのもあるかもしれないんだけれど、ワイワイとした雰囲気で、夜の部は本当にこう、しっとりゆっくりじっくり聞いてくれる感じだったなあっていう今日でした。

やっぱりディナーショーっていう感じで大人っぽいセトリを持ってきているもののさ、この距離でみんなと目がうことってね、ついニヤニヤしちゃって(笑) 間奏中、「火花」とかもさ、結構かっこよく歌ってたつもりだったんだけれどニヤニヤしちゃってさ(笑) ニコニコしてる、結構このへんの方々と目が合っちゃって、間奏中ニヤニヤしちゃってね。でも、それがなんかすごい幸せだなって思ったりもして。本当にね、あたたかい時間をいただきました。

ねー。なんか、本当、なんだろうな、全然苦手なんだよ。なんかさ、私、下半期めちゃくちゃライブ出てて。でね、なんか、人前苦手だなーって(笑) 思うんだけれど、ライブってね、私結構人見知りしちゃうんですよ。意識してじゃないと見られなかったりするんですけれど。でも、客席の中に私のグッズとか青い格好の人いたりすると青き民かなって勇気をもらえたりしていて。だから本当に、いろんな場所で私の背中を押してくれているなって思っています。

そんなね、みなさんと一緒にこの距離感でコミュニケーションとったり、歌が歌えたこの時間は、あんなにドキドキしていたのに、あんなに震えていたのに、終わる頃には「終わってほしくないなー」ってなっていて。いつもそんな時間をくれるみんなに本当にありがとうと思っています。なんか、ね。すごいドキドキするんだけれどさ、終わる頃にはみんなと過ごす時間が、終わる頃にはいつも宝物にしてくれるなって思っています。

なので、次に歌わせていただく曲なんですが、私からみんなへ、こう、なんだろうな、プレゼントになったらいいなって思っていて。はい、歌詞を書きました。いつもはね、曲を作って曲の世界観に合わせて歌詞を書くことが多くて。その歌詞に合わせて私が演技をするっていう感じで歌わせていただくんですが、あっ、言ってなかった、私が作詞作曲した曲なんです!あーん、順番間違えた...ちょっと整理させて(笑) 最後に歌わせていただく曲は私がこのディナーショーのために作った楽曲です!その曲がね、普段は曲に合わせて歌詞を書くんだけれど、みんなへのこうプレゼントになったらいいなって歌詞を書いたんだけれど、なかなか歌詞を聞き取るって難しいと思うんだけれど、聴いてくださったら嬉しいなって思います。そう、自分で作詞作曲することのいいところって突然新曲を生み出せるっていうね(笑) もちろん、いろんな所の協力があってなんですが。その、夢に出てきたの。ちょっと待って、何言ってるかわかんないね(笑) 最後綺麗に締めるつもりだったから、こんなことになって動揺してるの(笑) あのー、私、ラジオとかで夢で曲が流れるっていう話をちょこちょこしていたりするんですけれど。それで、ディナーショーで曲作りたいけれどどうしようって思っていたら夢で曲が流れたんですよ。「あ、じゃあ、面白いし夢で流れたこのメロディーをサビのメロディーにしよう」と起きてボイスメモに鼻歌を録音して寝起き一発目の私のむにゃむにゃ歌が入っているんですけれど、どうやら10月12日らしいです(笑) そこから急ピッチに作っていってちゃんとできたのが一週間前くらいとかで。それで最後に歌詞を書くんだけれど、青き民への想いを乗せたいなって思って書いて。普段の言葉選びよりも聞き取りやすい歌詞を心がけて書いたりしたので聴いてくださると嬉しいです。

あ、そうだ、喋ってばかりで申し訳ないんだけれど(笑) 私が昨日「ディナーショードキドキの民へ」っていうブログをあげたんだけれど、そのブログの1番最後にある歌詞はサビの歌詞...イヒヒッ(笑) というわけで最後の挨拶なんですが、それくらい、いつも特別な、今日もすごい特別な時間になったし、宝物な時間になったし、そしていつも本当に青き民に励まされています。いつも、そして今日も、どうもありがとうございます!そんなわけでね、またすぐにどこかでみなさんと会えることを願いながら、今日は楽しかったよーって気持ちを込めながら歌わせていただこうと思います。

あ、タイトルを言わなきゃいけないんだった...(笑) そう、曲を作る時に「大磯」っぽい曲を作りましょうかっていうことになって、「私、大磯行ったことない〜、何があるの?」って感じだったんだけれど(笑) 一生懸命検索して「海が綺麗だな〜」とか歌詞に入れさせてもらったんですけれど。それで、夢に出てきたので「dream」って調べて、そしたらね、「dreamy」っていう形容詞があって。それが「夢のような」とか「すてきな、素晴らしい」っていう意味だったので、付けました。タイトルは「Oh, it’s so dreamy!」(笑) また、みんなといろんな遊び心いっぱいの時間を作っていけたらという想いも込めて作りました。

それでは、聴いてください!「Oh, it’s so dreamy!」。


7.Oh, it’s so dreamy!

イントロ。

客席、雨宮さん、みんなで一緒に手拍子。

 

「最近どうしてた 元気にしていたかな」という歌唱入り。

明点した明るい照明、軽やかなメロディー、優しい歌声。

すごく入りから心があたたかく包み込まれるようで。

 

楽しそうに下手、上手へ歩き寄りながら、手拍子の中をニコニコしながら歌唱される雨宮さん。

 

「新しい場所 そこにはいつもその笑顔があって 宝物になる Oh, it’s so dreamy!」

 「そこには」でニコニコしながら優しくこちらを指してくれる雨宮さん。

 

直前のMCで届けてくれた言葉もまた思い返しながら、とても嬉しく、有り難くなっていたのでした。

こちらこそだよね。

いつもその笑顔に、宝物をもらっています。

 

2Aの歌詞の「こんな今がずっと続けばいいのにな」の後に続いた「またすぐに待ち合わせしよう」っていう歌詞だったり、「青はつながっている」という歌詞だったり。

印象に強く残る、こちらに向けてくれている眼差しが感じられる歌詞が随所に散りばめられていて。

 

「疲れて閉じる 瞼の裏 優しく撫でるように」

 

「贈りあった 特別抱きしめて歩いていこう その先で会おう it’s so dreamy!」

 

本当に、こう、野暮だけれど、そういう日々だったなあって思うのです。

これからもね、手を振り合って、応援し合って、そういう時間を一緒に過ごしていきたいよね。

 

この「(会)おう it’s so dreamy!」、すごく好き。

 

 

「私は駅前のパスタがお気に入り」

「ドレスコードは海の色 塩の香り」

「広い広い空」

 

歌詞自体、こちらに向けたメッセージソングをしっかりやりつつ、ちゃんと「大磯」を連想させるフレーズが随所にあって。

そのフレーズが聞こえるたびに感嘆しきりでした。

 

ニコニコと、和装姿で嬉しそうに歌唱されている姿。

 

綺麗なロイヤルブルーと白地の生地が互いを引き立て合っておりとても綺麗な和装。

柄として施された蝶々も美しくて。

 

蝶は別名「胡蝶」とも言って、その言葉は、荘士の「胡蝶の夢」が連想させますよね。

夢の中で蝶になってひらひらと舞っていた荘士が、目が覚めて「今の自分は蝶が見ている夢なのか」と夢と現実の間をさまよう物語。

 

このエピソードから、蝶は夢と結び付けられて描かれることが多々あります。

日本でも古くから、文学作品だけでなく、歌舞伎や能などでそれが表現されてきました。

 

「Oh, it’s so dreamy!」を聴きながら、まさにこの時間って、「胡蝶の夢」みたいに儚いけれど、だからこそこういう夢みたいな時間を大切に過ごしていきたいなって。

歌唱に穏やかに浸りながら、感じていたのでした。

 

 

さて、ここが銃社会ならビンタされるかもしれませんが、少し変な話をします。

急に穏やかじゃない。

 

綺麗なロイヤルブルーと白地の生地、そこに施された蝶々柄。

そんな綺麗な和装で、微笑んでた雨宮さんを見ながら感じていたことがあって。

 

7年前くらいに、同人誌で1万字くらいで「青」について語ったことがあるのですが、それをするにはあまりに冗長になるので、これから言うことは受け入れてください(?)。

 

「青」という色は『遠い理想』を示す色として世界的に受け入れられてきました。

 

遠い理想像を「青写真」と言ったり、まるで到達し得ない理想的な存在を「青い鳥」と言ったりしますよね。

 

ドイツの詩人ノヴァーリスの未完の小説、『ハインリヒ・フォン・オフターディンゲン』(和訳名:『青い花』)では、中世のひとりの詩人が夢で見た青い小さな花を探しに旅立つ伝説を物語っていて、この作品の登場以後、理想の象徴として「青色」はロマン主義の象徴的な存在となりました。 

 

まさに、『青』はその遠さ、気高さから「夢」や「理想」の表象とされてきた色なのです

 

「青」という色がもたらすイメージについて触れたところで、「青」という日本語の語源を照会します。(諸説あり)。

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① 大和語のアオ

「アフ=会う・合う」、もしくはその連用形「アヒ=間(隣り合う)」の意。

 

② アイヌ語(琉球語)のアオ

黒と白の範囲の中間色を意味する「間(アヒ)」からきているとされている。

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黒と白を隣り合わせたとき、そこに生まれてくる絶対的な色味を帯びた色。

それが青色なのです。

 

この「色としての青の生まれ」を哲学的に美しく詠んだのが、ルドルフ・シュタイナーという哲学者。

「光が暗闇を覆うとそこに青が現れる」と表現しています。

 

 

綺麗なロイヤルブルーと白地の生地、そこに施された蝶々柄。

綺麗な和装で、微笑んでた雨宮さんを見ながら感じていたことがあって。

 

黒い暗闇を光(白)が包むと生まれる、青い理想。

その光の中を、青い理想に向かって飛び立つ蝶々。 

 

それは、なんだかすごく、僕が見せてもらってきた「雨宮天」さんにピッタリで。

 

これまで見せてきてもらった雨宮天さんの姿をそこに懐かしく感じ取りながら。

これからも理想に向かって進み続けるんだって言葉にしていた姿を重ねながら。

 

アウトロ、満面の笑みで少し照れながら手描している姿。

 

Oh, it’s so dreamy!

 

届けられる夢のような時間を、これからもこうやって過ごしていきたいなあって、多幸感に包まれていたのでした。

 

歌詞、ちょっと耳コピしてみました。

どうだろうね。

 

いやーーーー、「Oh, it’s so dreamy!」配信とかキャラファイングラフの付属とかで音源つけてくれ~~~!!!

(個人的には「Oh, it’s so dreamy!」はなんかVHSのイメージだったりもする)


おわりに。

《雨宮》

ありがとうございました~!!

 

「Oh, it’s so dreamy!」のメロに万雷の拍手が響く中、嬉しそうに、晴れやかに手を振る雨宮さん。

 

「ありがとー!!お気をつけてお帰りくださいねー!!」

 

「すごく楽しかったでーーーーす!!」

 

「また次会うときまで、絶対元気でな!!」

 

「絶対元気でね!!きっとまたすぐお会いしましょー!!」

 

1席1席に目を合わせるように、しっかりとその人に自分の姿焼き付くように、優しく手を振られていて。

 

上手袖に姿を消すまで、盛大な拍手でしたね。

空間を包み込む、大団円感。

 

ディナーショー、本当に、本当に本当に幸せな時間でした。

 

これからも恒例にしてほしいなあ。

 

いろんな人に囲まれて、雨宮天さんがすごく嬉しそうで、ステージ上でもすごく嬉しそうで。

それがなんだかとても感無量的な嬉しさもあったり、幸せを感じさせてくれたんだよな。

 

第1部、第2部を通して雨宮さんが意識的に口にされていた「特別」、そして「宝物」という言葉。

 

「Oh, it’s so dreamy!」の歌詞にも、

 「贈りあった 特別抱きしめて歩いていこう」という歌詞がありました。

 

本当に「特別」で、「宝物」のような時間だったように思いますし、これまでもたくさんそういった「特別」や「宝物」を雨宮さんからはもらってきたように思います。

 

人と人とか適度な距離感を保ちながら、じんわりと影響を与え合うのはなんて尊いことなんだろうね。

 

なんだろうな、こう。

 

世界はあたりまえのように在って、既に誰もが味わっていて。

 

でも、もしかしたら既に言葉巧みな人間たちによって、世界は味わいつくされているのかもしれない。

 

でも、やっぱり世界は味わいつくされていない気がするし、そう信じたいのだよな。

多分ディ〇ズニーが言ってるほど、世界は小さくなくて。

 

そんな世界を僕らがきちんと、「自分」のままで深く味わおうとするには、いつもの「自分」とは違った「何か」が必要になる。

 

物語は自分自身にしか描けない。

でも、物語は自分自身だけでは完結できないようにつくられていようにも思うのです。

 

自分の物語の中に足りない「何か」の欠如を感じながら。

それを他者からもらったモノで満たしてもらいながら。

 

そうやって人は物語の世界で生きているんだと思います。

 

なんだろうな、こう。

他者から贈り与えられてきたモノって、僕の人生にとって本当に宝物になっていて。

 

他からモノと、宝物。

上手く言ったもんでしょ?へへっ。

 

雨宮さんのお陰で出会えた、宝物みたいな友人たち。

 

あの頃からお互い、お互いが本当に色々人生をそれぞれに、励まし、応援し合いながら歩んでいて。

会う機会は確かに減っているんだけれど、それでも時々のこうして会って一緒に過ごす時間の優しさとか楽しさって、とても有り難いなあって感じていて。

 

雨宮さんからもらった1番の特別や宝物って、僕はまず彼らが頭に浮かぶのだけれど。

 

そんな人たちとね、宝物のような日々を過ごせているよなと思います。

みんなとディナーショー行けて、嬉しかったなあ。

 

いくつか写真撮ったけれど、もっと撮っておけばよかったなあ。

 

とかね。

 

本当に大事なのは、思い出ではなく、思い出を共に作る相手なんだろうな。

 

本当に大事なのは、物語ではなく、物語を共に作る相手なんだろうな。

 

なんつって。

 

それだけじゃなくて、僕個人の中でも、本当にたくさんの特別な宝物をもらっているなあって思っていて。

 

あなたに心を惹かれていろんな場所へ行きました。

いろんな景色を見させてもらいました。

いろんな感情に気づかせてもらい、いろんな言葉がそこから自分の中に育ちました。

 

そしてその言葉たちのおかげで、いろんなことを自分の中に落とし込むことができました。

 

好きって気持ちは、誰かを応援していることは、受け身でいることのようにも思えるけど、もっと自分そのものを思い切り、能動的に光らせて、自分の人生を変えていくことなんだなと教えてくれたのは、あなたでした。

 

 

「自分は本当は気が小さいんです」とお話しされていましたね。

 

久しぶりに、なんだかその話を伺ってなんだか懐かしくなりました。

届けられる活躍、凛とした姿に、最近ではあまりその姿を想うことも少なくなっていたし、何より、「心配を受け止めた上で、雨宮さんはそれでも乗り越えていこうと努力して、結果乗り越えていく人」と思っていたので。

 

そうだなあ。

 

でもやっぱり、あなたのことなので、今日みたいにいっぱい考えて、努力して乗り越えていくのでしょう。

 

「火花」の節で、「センスは後天的に獲得するもの」と書きました。

センスは後天的に、努力して獲得するものだと。

 

「天才は努力する天才だ」とか言うけれど、それは別に誰よりも「努力をしなければならない」と痛感せざるを得ない場所にいるから、というのもあるんだとも思うのです。

特に、雨宮さんみたいなお仕事の方は。

それは『産みの苦しみ』も伴うのだろうし、「まだ足りない」と誰よりも感じさせることもあるのでしょう。

 

そういう渇望を知っている人というのはどこまでも人間としての“生”を感じさせてくれて。

 

だからこそ、そういう人から届けられるものは特別に胸を打つ、宝物のような贈り物になるんだと思います。

 

まとめると、「気の小さいあなたが頑張って届けてくれるものはめちゃくちゃ素敵な宝物にいつもなってます!」ってことです。

 

そうだなあ。

 

願わくば、願わくば乗り越えたその先が 「この日のためにがんばってきたんだな」って思える時間となりますように。

 

締めるよ。

 

ディナーショー、すごく楽しくて、これまでのいろんな瞬間みたいに、ずーーーーっと幸せな時間でした!!!!

 

たくさんたくさん、今日だけの特別を感じられました!!

 

スタッフさん、雨宮さん、大磯プリンスホテルのみなさん!!

‎宝物になる時間を、夢のような空間を、青をありがとうございました!!

 

一緒に遊んでくれたみんな、ありがとうな!!

これからもよろしくな!!٩( ᐛ )و

 

 

贈りあった 特別抱きしめて歩いていこう

その先で会おう it’s so dreamy!