【懐旧譚】TrySail Live Tour 2023 Special Edition "SuperBlooooom"


こちらは2023年9月30日・10月1日に行われたイベント、『LAWSON presents TrySail Live Tour 2023 Special Edition "SuperBlooooom"』の懐旧譚。

 

※8月5日 - 10月1日にかけて行われた「LAWSON presents TrySail Live Tour 2023 "SuperBloom"」の追加公演への懐旧譚です。

 

うじゃのさんのブログはPC環境が見やすいです。


■セットリストはこちら(提供、果汁くん)

9/30公演

10/1公演

 

 雨宮「個人的にはお客さんのリハビリのためにも、アルバム曲以外のところも声出し曲でガンガン固めたいなと。だから、いろんな意味で騒がしいし、声量も騒がしいライブにできたらいいなと思います。」

(声優グランプリ 2023年8月号)

 

リハビリにエクサイズやらされてるような、常軌を逸したとんでもないツアーでしたね...(笑)

でも、久々にみんなと声を出しながらわちゃわちゃできたの、すごく嬉しかったです。

 

しっかしまあ、疲れたな...(笑)

でも、とーーーーーーーっても楽しかったです。

 

そして、今回もたくさんいろんな気付きを自分の人生に与えてくれた時間だったように懐旧できます。

あの時に感じた宝石よりも大切な何かを胸に縫い付けるように、少し自分が見た物、受け取ったものを振り返ってみたいと思います。

 

今回の感想ブログでは、新しめの方向けに、ライブでの曲の雰囲気が伝わるかなと過去ライブの動画載せてみてます。

今回のライブに参加された方は、動画見ることで却って今回のライブの光景が薄れてしまうかもなので、ちょっと注意かも。

円盤発売が決定されて試聴ムービーが公開されれば、今回のライブの物に差し替えます。


01.SuperBloom

開演前の喧騒に一瞬の夜の帷と静寂が落とされ、流れ出したのは優しいメロディー。

 

次第に昇っていく陽が照らすのは、真っ青な海のように染まった空間。

レーザーライトに照らされたスモークがゆっくりと大らかに波をたてている。

 

添えられていたメロディーは次第にゆっくりと、今ツアーのTrySailの旅路を賛美するように絢爛さを増していくようで、澄み渡ったような、綺麗なアンサムでした。

 

ここが、俺たちのグランドライン...。

 

そうやって光に溶け消えていきそうになっていると、立ち込めたスモークに照らされたシルエットから差し込んできたのは、賑やかな名乗り。

 

「いくよーーーーー!!!SuperBloooooooooooooom!!!」

一気に会場中のボルテージをあげ歌い出されたのは最新アルバムのリード曲「SuperBloom」。

 

わはーっと嬉しそうなお三方。

 

夏川「『スーパーブルーム』というのは砂漠に雨が降って、その後に砂漠がお花でいっぱいになる現象のことを言うらしいんです。そういう言葉があるのを初めて知ったし、想像するにすごく素敵な景色だなと思ったので、アルバムの表題としてぴったりだなって。」

 

麻倉「みんなを巻き込んで楽しい空間を作るのがTrySailのライブの強みだと思っているので、そういう意味でも表題にぴったりな曲ですね。」

 

雨宮「レコーディングではひたすら楽しく前向きに歌ったので、ライブで披露するのが楽しみな曲です。」

(声優グランプリ 2023年8月号)

 

とツアーに入る前にインタビューで語られていたけれど、その意気込みを多分に、一瞬のうちに感じられたのでした。

 

ツアー中は、曲入る前に「Boom Boom Boom!」のコールの応酬があって、そこからの「いくよー!!!」の煽りでしたね。

僕自身の初日、そのコール部分聞いただけでもう胸がいっぱいになっちゃったんだよね。

ああ、この日々が帰ってきたんだなあって。

 

そう思うと、途端にサイリウムの光もよりいっそう綺麗に見えてきて。

「ここには本当に、いろんな人の想いが集まってるんだなあ」って、じんわりと。

 

それは私も例に漏れずな訳で。

 

1Aはステージ後ろに少し下がっての歌唱。

 

あの日抱いた 無謀な夢がさ

僕らの行く道だと 気づいちゃったから

 

っていう1Aの歌詞がすぐに刺さってなあ。

 

少しずつ、時には進みたくなくても押されるように大人としての時間を重ねてきて、「こっちの道に行きたいんだけどな」とか「こう生きたいんだけれどな」って本当は思うんだけれど、いろんな制約でシフトできなかったり、もうすでに手遅れそうに思えることも増えてきたわけで。

 

でも、その瞬間瞬間に自分の中で気づいたもの、自分の中に築いたものを無視できないし、無視したくないなあって、「気づいちゃったから」って歌唱聴いて思っちゃったんだよね。

 

気づいちゃったからそれを信じてそちらに進むって、すごいエネルギーだと思うし、そういう情熱を胸のうちに宿して生きていきたいものね。

 

なかなか僕自身は「あの日在りたかった日々」が未だに強くて、そこから少しずつ離れていくような日々のように感じられているけれど、このツアーに参加していると、そんな日々に曇りがかっていたハートが磨かれて輝きを取り戻していっているような実感もあって。

 

「そんなんじゃダメだぞ!」って、なんか元気をもらえたフレーズだったんだよなあ。

 

そんなこのフレーズの「僕らの行く道だと〜」のところで縦列状態になって、ひょこっと顔を後ろの二人が覗かせる光景、すごい好き。

いつもそうやってひょっこり、パワーをくれるんだよね。

 

サビに入り、ステージ前方へ。

ここでウキウキ飛び跳ねるように前に出てきてくれた雨宮さん、すごい好き。

 

サビに鬨の声みたいなコール差し込むの、楽しいね...。

 

あとあと、「輝くハートを / 重なったハートに」の、胸の前でのこぶし打ち大好き。

なんだろうな、こう、エール交換みたいな感じあって嬉しくなるし、終わっていま思い返してもすごく元気出るのよね。

 

 

「SuperBloom」、すごく前向きでいい歌詞だよね...。

 

2Aの「弱音はいても がんばってよかったなぁ」の夏川さんパート好きで。

そんな報われるような瞬間が、これからもお三方にたくさんあるといいなあって。

 

そのあとの、「不意打ちで沁みてくる 愛ってパワー」って歌詞、すごくわかるんだよね。

 

自分の人生を自分の力だけで生きることってすごく難しいなって思うんだけれど、「他者から受け取るもの」が、「他者が教えてくれること」が自らの人生の指針にもなり、それは宝物にもなりえるからこそ、人は時に、ひとりでも生きていけるんだなって思うのです。

 

お三方との出会いは、それをすごく教えてくれたなって実感した曲なんですよね。

 

悔しいって 強がって 空回った時も

君の光が 勇気くれたよ

 

って歌詞に胸も視界もじんわりしているときに突入するDメロ。

 

どこまでも どこへでも きっと飛んでいけるって

信じてる 信じてる ひとりじゃないから

だって ココロのコンパスだけじゃ もう満足できないの

送って!キミって!愛のパワー

 

互いに指差しあいながらのステップ、楽しいね。

ひとりじゃないんだなあって、すごくあたたかい気持ちになる。

 

自分だけのコンパスじゃ「難しいな」って思う進路も、時折ひょこっと送られてくるパワーを受け取ると、「行けそうかも」「行きたいな!」って思えちゃうんだよね。

 

可能性は僕ら次第だから、この瞬間瞬間に輝いたハートを信じて、頑張りたいね。


02.Re Bon Voyage

「このツアーで私たちのライブが帰ってきました!一緒に楽しもうねー!」という麻倉さんの煽りに巻き上がった歓声に吹き込んできたのは少しだけ懐かしいイントロ。

 

「Re Bon Voyage(再び、よい旅を)」

 

再びみんなで、こうやって声を掛け合いながら旅をすることできることが、すごく嬉しいなって、じんわりしちゃった。

 

こいつ、いつもじんわりしてんな。

書きながらリピートで「「Re Bon Voyage」流してるけれど、ほんといい曲ね...。

 

まさか、「Re Bon Voyage」が今回聴けるなんてね。

すごく嬉しかったのでした。

 

「I’m in ? I’m in?」の、相手をさした後に、自分の胸に手をあてる振り好き。

 

サビのポンプアップも楽しいよね。

その後のハイタッチも、なんだかすごく喜びを分かち合ってる感じがあって。

 

そう、ここの「Hi HiHiHi」のコールをやれて嬉しかったなあ。

2年前のRe Bon Voyageツアーではコロナ禍もありできなかったもので。

ようやく、この曲を一緒にやり切れた感じがして、もっとこの曲が好きになったのでした。

 

あとね、2サビに入る直前、「声かけあって 進むんだ」でグッと走り出す構えをした後に客席へ前進しての歌唱。

 

ダメ、あそこすごく心がじんわりする。

ステージを前後に、こちらへの駆け寄り系の意図で使われると漏れなくじんわりきちゃう。

 

「0か100なら0選べる勇気持って / レッテルなんて蹴飛ばして 自由に行こう」のこの向こう側に指をさしていく振り、歌唱も相まって大好き。

 

あとあと、間奏の終わり、ラスサビ直前。

振りコピをしながら、ステージ上の3人と▲を作ったあとに3人がステージ後方を向いて右手で手招く振り。

 

あそこは手招くとうより、引き上げるイメージで見ていて。

Re Bon Voyageツアー当初「客席で作られた▲を3人がステージ上に引き上げる振り」として受け取っていたんだけれど、振りコピしていたら「TrySailの3人が作った▲をこちらが引き上げる(受け取る)」っていう振りにもなるんだって気がついて。

 

なんだか、すごく関係性を表している光景で、めっちゃ好きなんだよね。

また一緒にやれてすごく嬉しかった。

 

曲終わり、贈り物をリボンで包む麻倉さんの振り。

 

そうやって届けられてきた贈り物を、ほんとうにたくさんもらってきた日々だったなあと思えていて。

 

「すべての日が、それぞれの贈り物を持っている」

マルティアリスが『エピグラム』という書に、そう記しています。

 

リボンを解くこと。

 

それは時に、楽しかったりワクワクするような場面じゃないことだってある。

真新しいことに挑戦する必要があったり、なんとなく自分が損するような結果が見えていたり。

 

そんなに毎日毎日贈り物を置かれて劇的にされなくてもいいのに、人生、ブラックボックスすぎて困る。

 

そんな瞬間瞬間がこれまでにいくつもあって、でも、TrySailや友人たちと過ごした時間だったりを思い出すと、最終的に意を決して開けられてきた箱が結構あったりして。

 

僕が開けてきた箱の鍵穴は、よく▲の形をしていたなあって思うんだよなあ。

 

3人が作ってくれる▲がTrySailなのではなくて、あの3人とみんなで作る▲がTrySailになってきているなあ、っていう感覚がコロナ禍あたりからずっとあって。

 

甘えないようにしなくちゃだけれど、すごくいい仲間たちだなって、思うのです。

 

こんな仲間たちとまた、まだまだRe Bon Voyageしてたいね。


03.Favorite Days

「みんなまだまだスペシャル遊んでいくよ!!」という雨宮さんの煽りに乗って雪崩れ込んだのは「Favorite Days」。

 

イントロの指差し、ドンピシャで来ると嬉しいよねー。

 

1Aから花道での歌唱。

とても楽しそうにはしゃがれていて、嬉しくなるね。

 

ため息とか 雨降りとか

ノイズはデリートして

お気に入りの今日を描こう

 

「いい歌詞だ!サイコーー!」って思いながらいつも(Can you?)ポイントに流れていってる。

 

どんなに悩んでも消えてくれない自分があって、どこまでも雑音に心を晒して生きていくしかない時が、人生にはある。

何かを考えようとしても、それとは別の思考がどんどん飛び出て、音量をあげても鳴り響くのは劣等感に似たノイズばかりな、そんな時。

 

そういう時に、こういう明るくシンプルでまっすぐな歌詞がスッと心のモヤモヤを裂いて届いてくれることがあって。

 

そうだよなあって。

いつかは自分のこと、大好きだって歌いたいもんなあって。

 

なんてね。

 

そう、この「(I wanna I wanna I wanna do ぜんぶ!)」の全部を選びとる振り、好きなんだよね。

 

全部選び取って、鷲掴みでぶん取って袋につめて、小学生が給食袋回すみたいにぐるんぐるん回して、持ち帰る感じ。

 

あと、エアギター。

楽しすぎるんよ。

エアギター、ずっとやってたい。

 

ステージ上の3人もニッコニコだし、ニッコニコ笑顔になっちゃうね。

 

1サビ、「まだまだ知りたいみたい期待!」での夏川さんの感情の乗りっぷりが気持ちよくて好き。

 

そんな1サビを花道で歌い終えて、センターステージに集合。

 

2Bの「怖がりだし 不器用だし 自信なんてないけど」を目の前で雨宮さんに歌われると心がキューってなるのだよな。

その歌詞の先でとても楽しそうにはしゃいでいらして、感情がドカンドカン爆発してしまう。

  

2サビ終わり、「声出す準備できてる?!」と煽ってからの、「Hey boys! / Girls!」セパレート声出しパート。

 

ツアー中にはなかったパートだけれど、こういうのがあるのはスペシャルエディション感あって、気持ちよく気分を高められましたね。

 

幕張初日、座席が前方1番前のブロックで、2サビ以降は後ろに向き直ってセンターステージの方を見る形だったんですよね。

 

ラスサビ入りの「 Of course ! I can ! Here we go!」のジャンプしてる背中の姿が、めちゃくちゃ印象強く心に残っていて。

 

2サビも同様の背中の光景だったけれど、煽りで高まったテンション感でサイリウムの光に楽しそうに飛び込んでいってる情景、とても感動的だったんだよなあ。

 

めちゃくちゃ楽しそうでさ。

 

こっちまでめちゃくちゃ楽しくなっちゃうね。

 

好きなんだよね、少し前を行く雨宮さんの背中の光景。

 

そんで何より、雨宮さんの「まだまだいけるわなめないでよ!」って歌唱、すごくパワーもらえるんだよね。

 

そういうマインドで突き進みたいね。


04.Baby My Step

「Favorite Days」のアウトロギターかき鳴らしポーズから「Baby My Step」のイントロギターかき鳴らしポーズへの繋ぎ。

多くの人がRe Bon Voyageツアー以後待望していたものだと思うんですけれど、実際に来るとめちゃくちゃ気持ちいいですよね。

 

幕張初日に見た、Baby入りの背中。

ギターかき鳴らす三人と、それにウワァって沸く客席、めちゃくちゃ綺麗で感慨深いものがあったんだよなあ。

 

本当に初期の初期から歌い続けている楽曲だけれど、あの頃とはまた違った、こう、逞しさというか。

 

今ツアーのセットリストに「Baby My Step」が入っていたことが、とても嬉しくて。

 

雨宮「個人的にはお客さんのリハビリのためにも、アルバム曲以外のところも声出し曲でガンガン固めたいなと。だから、いろんな意味で騒がしいし、声量も騒がしいライブにできたらいいなと思います。」

(声優グランプリ 2023年8月号)

 

ツアー前のインタビューでそうお話しされているように、今回のセットリストって「声出し」をすごく念頭に置いた選曲だったと思うんですけれど、そこにしっかり、確か初披露は2015年の 「“The Golden Voyage of TrySail”」だったと思うんだけれど(Babyの長...)、そこから「“アマイセイル”」みたいなイベントも含め、いろんなシーンを彩ってきた初期のコール定番曲、「Baby My Step」がいてくれたの、めちゃくちゃ嬉しかったんだよね。

 

しかもBabyって、ただの「コール定番曲」じゃなくて。

 

声出し禁止だった「“Double the Cape”」や 「“Re Bon Voyage”」ツアーでもセトリにはあったけれど、あの時は振りコピや歌唱の味付けを変えることで、声出せないこちらを楽しませてくれてたようにあたたかく憶えてて。

 

なんかこう、めちゃユーティリティでライブでより輝く曲だなあって。

実際、めちゃ楽しいもんな、Baby。

 

「Baby My Step」は初披露の時から、歌詞も相まってなんだか「女子会」みたいだなあって思ってて。

最初の方は、中高生くらいの。

 

3人それぞれの恋バナ感、それも本当に夏休みを待ちきれない女の子たちによる、「夏休み直前作戦会議」って感じがしますよね。

「Oh!!マイ・ラヴ!!」を筆頭に曲全体として、すごく表情豊かで。

 

でも、時を重ねるごとに、いつの間にか大人の女性になっていってる感じがあって、毎回そこの変化を楽しんでいるのだけれど。

例えば、「“Double the Cape”」は「女子会はわわ〜」なんて思ってウフフってなってたら「思わせぶりなセリフで君にアタック」で客席に蹴りを浴びせてケンカ腰になる雨宮さんだったり、 「“Re Bon Voyage”」ツアーは「おねえの女子会」になってたりとか。

 

今回はなんだか女子会というよりは、「酔っ払い姉さんの打ち上げ」みたいな感じがあって、ハチャメチャでしたね。

 

Babyはこれだけたくさん歌われてきて、でもどのBabyも違った個性を持っていて、ちゃんと記憶に残っているの、凄いよな。1番色濃く憶えているのは、"Harbor × Arena"の超甘々「oh マイ・ラヴ!!」。死ぬかと思った。

(2ndツアーのBabyとかも結構思い出あるなあ:【2nd ツアー懐旧譚】The Travel of TrySail

     

まだまだ楽しく、歌い続けていってほしい曲だよね。

 

2サビ終わりピース宮さん。

ここ、ピースだったっけ...?かわいい。

 

2サビ終わり、センターステージから花道を手を振ってメインステージへ。

「どれだけ願ったら 叶うのかな」の雨宮さんの声色、いつだって大好き。

きっとまだ足りないね。

 

そうそう、サビ中にあの浮かれた振りをやってるとき、天井に▲や●が飛び跳ねてるように映し出されていて。

すごく賑やかで楽しい時間だったなあ。

 

大阪や北九州公演で観測できた楽しそうにサビの振りをしている壁影も、幕張でのニッコリ踊ってる姿も、めちゃくちゃいい光景だったなあ。


05.マイハートリバイバル

「Na NaNaNaNaNaNaNaNaNa…」と、メインステージで拳を突き上げ歌いだされたのは「マイハートリバイバル」。

 

イントロ一小節目の「Na NaNaNaNaNaNaNaNaNa…」のあと、夏川さんが「行くよ!!」とさらに熱気を煽っていたけれど、あの煽りとてもハマりが良くて、その直後の「Na NaNaNaNaNaNaNaNaNa…」がより一層楽しかったんだよなあ。

 

このツアーで声出しが解禁されて、チョップしながらこの部分を一緒に声出せたの嬉しかったなあ。

 

NA NaNaNaNaNaNaNaNaNa…くるくるパンッ たのしーーーーー!!!

 

この時の麻倉さんのめっちゃ楽しそうな笑顔、いいよね。

 

遊び心万歳で楽しい曲ですよね。

Re Bon Voyageツアーでのお遊びより、格段に遊びの部分が進化していたように感じられていて。

 

あのツアーでは雨宮さんがソーラン節踊り始めて爆笑してしまったんだけれど、今回のツアーでは1Aや2Aの歌唱でたくさん遊ばれてて、楽しかったなあ。

 

特にHIROMI先生から「遊び解禁の許可」が出たという北九州公演初日。

1Aの「どーたらこーたら言うけどピリカラ 美味しくない 人生モード」で雨宮さんが高音でもにょもにょ言ってるの、めっちゃ楽しすぎて大爆笑しながら「(それねそれねそれねそれね)」してたなあ。

全然ピリカラでないでやんの、激辛じゃんって(笑)

あれはすごく楽しかった。

 

振り、全部楽しくて好きなんだよなあ、この曲。

 

 

「のせばここで 一発逆転」の

「うぬぼれ 自意識 足掛けろ」の両手上に挙げてぐるぐるするの、好き。

「さあ ファイティングポーズ」で拳交わすの、好き。

 

 

「いったれKO!」と突き合わせた拳とか、炭酸グビッた後の雨宮さんの爽快感とか。

「マイハートリバイバル」の胸の前での振りからの、手のこの振りとか。

 

あー、大好き。

 

ライブって楽しいね。

 

んでね、2A〜2サビの歌詞と勢いすごく好きなんだよなあ。

 

んー。

2Aで歌われている姿、ぜんぶ、自分の中にいる人格だよなあって思ってて。

 

転んで失敗して傷を負ってばかりで泣きたい自分とか、凡才さに途方に暮れる自分とか、万策尽きて喚きたい自分とか、ふて寝したくなる自分とか。

 

いや、「生きていく才能 凡才だしもう どうしようもない模様」って雨宮さんデスボやってたけれど、あれくらい喚きたいときとか、あるじゃん(じゃん)。

 

そんな人格を、これまた別の人格、なんかめっちゃおかしな人たちがブチのめしにきてくれる感じがあって、普段聞きからこの曲にはすごく前を向かせてもらっているんですけれど。

 

「そういう自分を ブチのめせ」の雨宮さんのコブシ、いつもすごく助かる。

 

その後に登場する夏川さんの「インファイト」の小者感ある歌唱とか麻倉さんの甘えさせてくれるお姉さん感とか、聴いていると脳内にいろんな人格が出てきて、わちゃわちゃ面白いんだよなあ。

 

そんなわちゃわちゃに、普段聴しているとすごく救われるんですよね。

 

なんだろうなあ、こう、

 

『adrenaline!!!』と同じように、普段聴きするとなんだか泣き曲に聞こえてくる感じ。

 

わちゃわちゃしてる時って、絶対わちゃわちゃしてる時じゃなくて、わたわたしている時なのよ。

 

ライブで生で聴くときはいつも向こうも全力だからこっちも全力でいくぜ!もう、めちゃくちゃ楽しいぜーーーーー!ってなってるんですよね。

 

でも、一方で、普段日常の中でこの曲を聴いていると、青信号でもふと立ち止まってしまう感じがあるというか。

 

これまで何度も弱い自分を革める、KO!したいって思うエネルギーや勇気を幾度となく、贈ってくれていたなって。そんな景色が思い出されて泣けちゃうわけで。

  

ライブ後はいつも、ライブのこの曲の景色思い出して、少しだけ泣きそうな気持ちに心が鳴るのです。

  

なんつって。

 

そんな2Bの雨宮さんの「カウンターキック」、めちゃくちゃ打点高くて綺麗で笑っちゃうくらいテンションあがったなあ。

今年の誕生日のブログの掲載写真もそうだけれど、体硬いことをよくお話しされていたお宮さん、あそこまでいくのにいっぱい積み重ねてきたんだろうなあって。

 

「最後にはピースサインしてる」のギャルピース好き。

そこからの、ソーラン節を踊るギャルも、すごく好き。

 

令和はソーラン節系ギャル。

 

そこからの、「テンション晴れ晴れ 勝負日和だから」の大きめのワイパーと「さあさあ楽しめ 最高の顔して」クラップ。

めちゃくちゃ楽しくてめちゃくちゃ好き。

 

1サビ、2サビでも思っていたけれど、特にDメロを抜けた後のラスサビのステージ照明がすごくキラキラして綺麗だったんだよなあ。

 

そう、社会で生きていくのは横の繋がりだといっても、なんだかんだみんな自分ひとりで自分と戦ったり、自分に向き合っているわけで。

 

自分の中に決めた「在りたい自分」に向かって進んでいっても、その実、現実は想定外ばかりで上手くいかなくて。

毎日毎日よくわからないことに向き合って、世界をきちんと味わいたいと思っていても、とにかく効率よく計画通り進むことを最優先に設定され、それとは全く正反対の側の世界に、なぜか埋もれて生きていることに気づく感じ。

 

この曲はそんな自分を楽しく律してくれる曲だなあと思っていて、すごく好きな曲なんだよなあ。

 

インタビューで

 

夏川「余計なプライド ぶん殴れ」とか「本音でマジ パンチ」とか言っちゃってるもんね。

麻倉「自分をKOしようとしてるからね。」

雨宮「言葉遣いこそ軽いノリではあるけど、この人は1曲を通してずっと自分と戦っているから、言ってみればものすごくストイックなファイターなんだよね。」

 

とお話しされていたのを印象的に憶えていて。

(TrySail 4thアルバム「Re Bon Voyage」インタビュー|デビュー5周年を経て、みんなと一緒に次なる旅へ - 音楽ナタリー 特集・インタビュー)

 

絶望には本音でマジパンチしながら、闘い続けたいね。

 

「ゴーゴー リベンジ 未来へ 鐘鳴らせ」

で一緒に作った力こぶを思い出しつつ、反撃の警鐘鳴らしながら。

 

 

「KO! いったれKO!」って。

 

そういう自分をブチのめして、キラキラシュワシュワな日々にまたチェックインしたいものね。


06.adrenaline!!!

エグいって、このノンストップの流れでここに「adrenaline!!!」あるのエグいって。

 

曲入りにもっともっと客席を煽って飛び込んだ「adrenaline!!!」。

メインステージ上手下手、花道、センターステージを使って客席を煽りながら。

 

北九州公演での、

 

《雨宮》

明太子の卵が孵るくらいのライブにしようぜ!!

 

《夏川》

明太子って孵ったらなんになるんだっけ?鮭?タラ?アドレナリーン!(デレデデデデ...🎵)

 

これめちゃくちゃ好き。

 

 

なんかもう、無心というより、心が「楽しい!楽しい!」っていっぱいになるからあんまり曲中に頭をまわす瞬間ってもうないんだけれど。

 

なんか本当にあの時間あの瞬間はサビの歌詞に入り込んだように、ずっとまわる夢の中で一緒に踊ってるみたいだなって。

自分の中で線引いてるいろんな境界線を超えていけそうだなって思えるんだよな。

 

んでもう歌詞が実はめっちゃいい曲だから、ライブ後に普段聞きすると泣けてくるというか。

大丈夫、心配ないって。

 

人と関わり合いながら生きていく上で実際には求められる歩幅と自分の歩幅が乖離することはよくあるけれど、この曲を浴びているときだけは、「自分の歩幅で進んでいっていいんだ」って自分自身に優しくなれるというか。

 

うん。

 

「めぐめぐる波に乗っかって」でくるくるまわっちゃういつもの雨宮さん大好き。

 

落ちサビのサイリウムがすごく綺麗だったなあ。

今がいちばん大好き〜

 

 

北九州公演で見た、「行き止まりの壁壊して」で両人差し指で四角い壁を目の前に描き、直後に強キックで破壊する宮天さん、笑っちゃうくらい大好き。

 

そうだよなあ。

いつだって壁を作っちゃうのって自分自身だし、それを壊せるのも自分自身なんだよなあって。

 

その壁は誰かが乗り越えてくれるわけでも、誰かが壊してくれるわけでもないもんね。

 

思いのまま進もうね。


■幕張2日目挨拶

 

「もう捌けてよくない?」と熱気の余韻の中で笑い合いながらのご挨拶。

 

「序盤からめっちゃハードだけれど、みんな大丈夫?みんな倒れないようにね。」と気遣ってくれる麻倉さん。

 

 

僕自身の初日、ハードすぎて途中「Baby」あたりから「おいおいおい???」と思っていて、「adrenaline!!!」でもう一周回って爆笑してたよね。

 

《麻倉》

このツアーはじめてこうして花道ができて、センターステージのおかげでみんなの近くまで会いにいけて嬉しいです。今日、みんなと目を合わせて帰りたいので、私が見たら目を合わせてください!!今日は楽しみましょうねー!!

 

《雨宮》

このツアー、めっちゃ激しいんですけれど、今までツアー回ってきた所どこもめっちゃ元気だったので、幕張も負けられぬですよね!!いっぱい声出していきましょー!!

 

《夏川》

みんな元気?...“だった”の間違いじゃない?(笑) 最初から飛ばしていく今回のツアー、気力も使うこのツアーもファイナルです。目をかっ開いて、耳もかっぽじって、全部受け取って帰ってください!!

 

 

そんでもって、いつもの円陣。

円陣の長。

 

《雨宮》

このライブは助け合いなんで。

 

《麻倉》

一緒に作ってこう

 

「もちょー!」

「そらー!」

「ナンスー!」

「まくはりー!」

 

 

「「「「Sail Out〜!!!!」」」」

 

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■幕張2日目挨拶(2日目は円陣後)

※「はじめてTrySail来たよって人〜?」の確認後

 

《麻倉》

こんにちはー、麻倉ももって言いますー(笑) 本当に、なんか、このツアー始まってあっという間で、ついにファイナルです。あっという間に終わります(笑) 体感10分くらい。明日のことなんてクソ喰らえで、今日は楽しんでいきましょー!

 

《雨宮》

はーい、雨宮天でーす。私を知らない方向けに言うなら、「まあまあ暴れるお姉さん」です、はい(笑) 私に負けぬよう、古参の人は新人を思い遣って、古参の人のことは、私が思い遣ってあげるから...(笑) 周りの方に配慮しながらね、楽しんでいってくださいね!よろしくお願いしまーす!

 

《夏川》

はーい、夏川椎菜でーす。このライブ、体という体を使うんですが、みなの全力をもっとたくさん聞かせてください!夏川は、強いて言うなら「叫ぶお姉さん」です。叫んだ後には、負けないくらい、野太いボイスを返してください!楽しんでいきましょー!

 

《麻倉》

みんなにも自分の限界に挑戦してほしいね。

 

《雨宮》

私たち、実は昨日のでもうボロボロなんですよ(笑)

 

《夏川》

朝とかびっくりしたもんね(笑)

 

《雨宮》

でも、みんなのパワーで元気になるので、元気を届けるように、みんなもいっぱい遊んでください!!


07.ちゅるちゅわ

@sonymusicjp #TrySail#ちゅるちゅわ 」メンバーによるダンス動画が届きました💙みんなも踊ってみてね✨#おすすめ曲 #ダンス動画 ♬ Churu Chuwa - TrySail

挨拶後に花道を歩いてメインステージへ移動し、歌い出されたのは「ちゅるちゅわ」。

 

うぐううううううううううううううう、ブログ書いている間も編集画面上でずっと上のダンス動画が無音で流れてて、うぐぐってる。

 

かあいい...。

 

どの公演も、ノートに2ページくらい「かわ〜」って垂れた文字が書かれてる。

どの公演も、連番者がバードウォッチャーになるし、時折「ぐふっ」て鳥の鳴き声が聞こえてくる。

 

バードウォッチャーとノート記録員の連番、最悪的に絵面が面白いんじゃなかろうか。

 

Bメロ、「どれでもいいって分かってるのに」の後ろ向いてゆらゆらするとこ好き。

 

きづいてよ、かわ〜

ねこかわいい

雨宮さんのわかんないのフリ、きゅぴぃ

頬膨らませるかわ椎菜さん

麻倉さん、天才的にかわいい

わかんなぁいのきゅるんかわいい。

かわ〜。

 

ちゅるラップの雨宮さんの「ちゅるちゅちゅるちゅーわ 溢れる部屋」の雨宮さんの甘い味付け、すごく好き。

口に思いっきり角砂糖30gを詰め込まれたような感覚になる。

 

 

 

雨宮「この曲はちゃんとした滑舌で歌うのでなくて片言っぽくしたり、乙女心を込めるというより、ノリと雰囲気を大事にしました。ラップはもちちゃんがあえてなのかラ行が舌足らずなのが合っていて。ナンちゃんの語尾の上げ方もかわいくて、推しポイントです。」

(声優アニメディア 2023年8月号)

 

お二人のちゅるラップの具合もすごく好き...。

ソロでフル尺聴かせてくれ一揆。

遺品でこれが見つかったら恥ずかしいので一揆前に絶対に処分します。


08.はなれない距離

ちゅるちゅわの余韻でちゅるちゅるしてる間に歌い出されたのは「はなれない距離」。

 

メインステージでの歌唱。

入りサビ、「スッて ピタって」でぴょんっと寄り添う所、かわいい。 

 

Aメロへの入りの「てんてててんっ🎵」のところでおしりふりふりするの、かわいい。

 

Bメロの畳みかけるようなところ、ライブでもしっかり台詞としての味付けが感じられて、流石だなあって感じたんですよね。

多分早さにとらわれると、過ぎ去ってしまうところだと思うんですけれど、そこをちゃんと「聴かせるぞ」という気持ちできてくれるからこそ、言葉の強調やアタックといった味付けが感じられて、曲のかわいさをアンプのようにより増長させているなって。

 

 

サビの「埋めちゃうくらいに」のところ、後ろにぴょんぴょんって跳ねるの、かわいい。

 

2Aの「引きも ドアップも ピント合わなくても」のカメコ川椎菜さんとポーズとる宮ももさんのカット、とてもよかったので撮っても良いですか?あ、ダメ?

 

2サビ、すごくキラキラとした甘酸っぱいライトが青春っぽくて綺麗だったんだよなあ。

その2サビ終わり、間奏のハイタッチからの花作ってぐるぐるも、なんかもう眩しすぎてかわいい。

 

サビ終わりの「はかれない全部 あーんしてあげるよ」が破壊率高いというか、そこへ濃厚に凝縮されていく感じありますよね。

Bメロから怒涛に雪崩れていって、そこでぎゅっとかわいさが集結する感じ。

 

かわいいの権化みたいなステージングでしたね...。


09.flower

影に光が咲くように、明るい笑顔で歌い出されたのは「flower」。

 

「照れくさいけど」でステップ踏みながらこちらに駆け寄ってきてくれるところ、泣けてくるくらいあたたかくて好き。

 

あたたかさに綻んでいると、イントロでの楽しそうに小太鼓叩いてる姿が眩しくてねぇ。

 

本当にこう、前方への駆け出しに弱いんだって....。

ツアー中、ホール公演ではそのシルエットが壁に大きく映し出されてて、感動的だったのよね。

 

「喜んでくれて」客席の方へ小さな駆け出しも好きだし、「ありがとう」は一緒にお辞儀しちゃう。

 

右手を突き出して交わした「ずっとずっと」の拳打ち。

手を握るたびに、あの時の光景が優しく思い出されるのです。

 

んー。

ずっとずっと大好きだし、ありがとうだね。

明日も頑張ろうって。

噛み締めた言葉が逃げないうちに、握りしめた拳が解けないうちにまた歩き出したいね。

 

あなたの優しさを感じるだけで

生きてく理由がたくさんできたよ

 

っていうこのDメロ、「あなたが私の生きてく理由」とは言ってないのが良くて。

 

いやあ、生きてく理由ではないでしょ。

そんなの背負わせたくないし、あの人たちにはあの人たちの、僕には僕の交換不可能なユニークな人生があるわけで。

だからこそ、こうしてふと交れたことがとても幸せなわけで。

 

あなたの優しさを感じるだけで

生きてく理由がたくさんできたよ

 

これはすごくあって。

本当に、こう、ありがとうなんだよな。

 

そんなDメロの照明がとても好きだったんだよな。

 

あなたの優しさを感じるだけで

生きてく理由がたくさんできたよ

 

ここは内向きの青ライト。

大切な思い出を心の中で振り返って、なつかしく微笑んでいるような情景。

 

「照れくさいけど 大好きだから」を放った刹那、客席に朝陽のような照明が昇ってくるの、ほんと目元に朝露おりちゃうから勘弁してほしい。照れくさいけど大好き。

 

歌詞カード、Aメロからサビまでギュっとしてるの、手紙みたいで素敵ですよね。

 

歌詞的にもそういう意味合いがあるのかな。

 

正直、新曲としてリリックビデオが出されたときはしっかりと前向きに受け取れなかった曲で。

すごくいい曲だし、特別な関係の誰かへのあたたかい眼差しを帯びた素敵な歌詞だと思うんだけれど、こちらに向けて歌われているんだったら少し違和感があって。

 

「この『大好きだよ』とか『ありがとう』って歌詞、俺たちに言ってくれてる?!嬉しい!!」みたいにはならんくて。

そういう気持ちも込めてくれてるかもしれないけれど、でもそういうのに甘えて緩めちゃいけないって経年で硬くなってるからさ、そうは思えんくて。

 

ちょっとそこの「違和感」の言語化難しいんだよな。

完全に受け手の問題なんだけれど、いい曲なんだけれど素直に受け取れなくて。

 

でも、今回のツアーですごく好きになったんですよね、「flower」。

 

一緒にあの曲の空間を過ごすからこそ、完成する曲だなあと思っていて。

 

普段曲を聴く時ってあんまり「この曲の歌詞はアーティストからのメッセージだ!」みたいに聴かないんですけれど、なんでかあのライブの空間では、その曲で歌われているものを「贈り物」として受け取るような感覚ってやっぱりあるもんで。

それはダイレクトに曲を体験して受け取るからこそなんだろうけれど。

 

ライブだからこそ、「この『大好きだよ』とか『ありがとう』って歌詞、俺たちに言ってくれてる?!嬉しい!!」って素直に思えるんだよな。

 

そしてそれを、目の前の人たちに同じ場で渡し返せたからこそ、あの瞬間でこの曲を好きになれたんだろうな。

大好きな友人たちと一緒に。

 

 

アウトロのワイパーがすごく好きな光景で。

眩しくて綺麗で、すごく素敵な空間。

 

「嬉しい」とか「感動」でも言い過ぎで、もっとささやかで、もしかしたら「さみしい」に近いかもしれないあの感じ。

バックの映像があったなら、一斉に綿毛がとんでいくようなシーン。

 

笑顔の花も 涙の花も

お揃いで育てたいな

あなたがくれたこの眩しい世界で 

あなたのそばで...

 

めちゃくちゃ沁みる、いい歌詞だよな...。

一輪の綺麗な白い花が咲いている横で、同じ風に揺れてる花の情景があたたかく想起できて。

 

いや、自分が在りたいスタンスとは異なるんだけれどね...(笑)

これからもこの眩しい世界で過ごしていくそんな瞬間瞬間が、未来から振り返った時、優しい思い出の花を咲かせてくれていたら、幸せね。


10.TRIGGER(雨宮)

■幕張初日

青いエーテルに満ちた空間で、こちらに背を向け歌い出されたのは1st EPよりリード曲の「TRIGGER」。

 

イントロの振りかっこよき〜からの、目元で横向きハンドサインで「1・2・3・4」のカウント。

 

ひぇ〜〜〜、かっこよ〜〜〜。

癖になんね。

 

イントロは哀愁を伴って静かに立ち上がり、退廃的な印象。

そこから堰を切ったように真逆の煌びやかな音楽が雪崩れ込んでくるのが刺激的で、悪酔いする感じ、めちゃくちゃ楽しくなっちゃう。

 

Aメロは細かく脚でリズムを取りながら、Bメロはメランコリックに揺れながらの歌唱。

 

いつものように「影」の話をします。

 

ツアー中、各ホールで見たサビ直前の「もっと」の影、めっちゃいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!

上手壁影にでっかく色濃く色っぽく映し出されていて、卒倒しそうになっちゃった。

 

世界観、好きなんだよなあ、「TRIGGER」。

 

都合主義(いかさま)で作られた

期待泡立たせるアペリティフ

舌先の黒いジョーカー
「ここのスペシャリテは何?」

 

ゆらりゆらり揺れる

揺籠からティックタック

瞼閉じる瞬間(とき)まで

もっともっと 活きてみたいでしょ?

 

『都合主義』とは 言動や主張に一貫性がなく、その時々の当人の"御都合"に流されて行動する様のこと。

 

きっとこの人は、自分なりに芯をもって真面目に頑張っている人で、いろんな人たちの御都合"に振り回されて、毎日を消費しているんだろうなと思えてきて。

 

日々生きていると、誰かの都合の中で動いたり、誰かにとって都合の良い自分を求められ、その期待に応え、歯車として活きることを求められることは多々ある。

そんな中でこの人は「誰かの自分への理想より自分の自分への理想を叶えたい」タイプの人でだろうなあと思っていて。

 

その姿は全然「悪」だとか「社会に適さない」とかではなくて。

 

「誰かの求める自分を演じ期待に応えること」と「自分の在りたい自分を高めていくこと」の、『自己実現』スタンスの違いなだけなんだろうなと思う。

 

でも、自分が思う自分ではない姿がその場限りでは正解であったりするし、正解でなくても近道だったりする。

 

まあ、生きづらいよなあ。

歌唱もどこかうんざりとした声色のように感じられて。

 

都合主義(いかさま)で作られた

期待泡立たせるアペリティフ

 

誰かの都合主義の中で作られた自分への期待はうたかた、まやかし。

アペリティフのグラスに浮かんでは消えていく炭酸の泡のように、長くとどまっている例はない。

 

「舌先の黒いジョーカー」

 

そんなアペリティフを、冷ややかな、意地の悪い微笑みを口元に浮かべながら口に含んでいる様子が感じられて。

「自分ではない誰かが求める自分」に対しての諧謔的なカウンター表現になっていて、この毒感たまらないなあと思うのです。

 

ラスサビ、曲終盤になるとよりいっそう蠱惑的に、こちらを惑わし魅了する色香を歌唱やしなやかな動きに帯びていて。

 

冒頭で、受け取った曲全体の印象を「退屈で疲弊的な日常からの解放」と書いたけれど、別の言葉で言うなら「そういう解放を望んでいる人を『こちら側の世界』へ拐かし墜とす悪役」的に、この曲を捉えているんですよね。

 

ラスサビはその最終フェーズ、あなたも私も堕ちきっていく処。

 

王道(すじがき)にトリガー引いて

終わらない刺激的ショータイム

本心(ハート)に耳を当てれば

赤裸々な欲望(ラララ)

刹那を貪る狂宴

 

本楽曲の最後の歌詞部分であるこの節と、この歌詞の後のアウトロに乗って「トゥダッダララ、ルールラララァー♪」と歌唱しているあのフェイク部分。

この繋がりに物語性を感じられて。

 

王道(すじがき)にトリガー引いた先にある、終わらない刺激的なショータイム。

本心(ハート)に耳を当てれば聞こえてくるのは、理性的な言葉ではなく、赤裸々な欲望(ラララ)。

 

その「ラララ」というメロディに、理性を捨て、身も心も委ね口遊みはじめたのが、あのアウトロの「トゥダッダララ、ルールラララァー♪」だなあと捉えていて。

 

アウトロの最後のフェイク部分は、もう日常からの解放どころか、狂宴へ堕ちに堕ちていく様子が歌唱から感じられて、「こっちの水は甘いぞ」的に愉しげな誘惑で。

愉しげな誘惑にこちらも思わず身を委ねとうなるよね。

 

一見それは破滅的だけれど、でもきっと、そうやって割り切ることも時には大切なんじゃないかなとこの曲は伝えてくれている様な気がしていて。

 

自ら退屈で侘しさを感じる所から離れて自分が思うままに生きていく、自分の心の愉悦を大切にして生きていくのも、なかなか取るのが難しい選択だけれど、魅力的なのかもしれない。

 

「時にそういうのを味わうのも人生の豊かさってやつ?」って笑えるのも、かっこいい大人なんじゃないかな。

 

なんてことを、リサイタルでも思ったなあって、インタビューで雨宮さんが次のようにお話しされていたことを再度思い出しながら、アウトロの狂騒に身を委ねていたのでした。

 

常識なんかにとらわれずに、「もっと生きようよ、あんたの人生をさ!」というメッセージにしたかったんですよ。それって私の考え方とも重なるし、今の世の中は遠慮がちな人が多いと感じていて。もちろん調和を重んじるのはいいことではあるけれど、遠慮しすぎて自分の個性を殺してしまっている人もいると思うので、そういう人へ発破をかけるような曲になったらいいなという願いもちょっとあります。

(雨宮天が全収録曲を自ら作詞作曲!歌謡曲への愛と情熱に満ちた「雨宮天作品集1 -導火線-」完成)


10.マリアに乾杯(雨宮)

■幕張2日目

曲入り前、こちらに背を向ける雨宮さん。

 

「百合を移した 白い首筋」で首だけ半身振り返り、片手で髪を肩口に流し首筋を露わに。

「薔薇でなぞった 赤い唇」で逆方向に振り返り、艶っぽい表情を覗かせる。

 

むせるほど薫り立つ色香に圧倒され、思わず息をのんだのでした。

 

色気やべぇよあそこ...。

良い子に見せられないよ...ここは悪い子たちの宴...。

 

イントロ、メロディーの拍に合わせてクラップを煽る宮さん、かっこよ...。

この部分のクラップ、楽しい楽しい...。

 

1Aメロは下手端で客席を誘惑するかのように歌唱。

 

そしてBメロを圧倒的に歌い上げながら、タッタターンとステップを踏みつつ上手へ移動。

圧が、圧が強い。

 

 

雨宮さんがリサイタルの大阪夜の部で「厚かましい美人」というワードを用いたことで生まれた、このBメロの「厚かま美人ステップ」。

 

この曲は本当にすべてが「厚かましい美人」って感じのパフォーマンスで。

歌唱も、ステップも、表情も所作も。髪型も、リンダさんリスペクトだったと明かされていましたね。

 

その「厚かましさ」がかっこよくもあって。

 

色気があって、自信満々で厚かましいけれど嫌味じゃないし、それがむしろ心地良いしカッコいい、みたいな。

 

下手上手、お立ち台で誘惑する宮さん。

妖艶に圧倒してくる、厚かましいまでに凛とした姿と縦横無尽になんて楽しそうな姿。

 

「魅せる」というよりは、「うあああ!ぜんぶ魅せつけてくる!!」感じのパフォーマンス。

「魅せつけてくる」、めちゃくちゃ適語。

 

「ほらいい子のワンちゃんできあがり」の声色と振りもよかったですよね...わんわん...

 

ラスサビ入り、ステージど真ん中に立ち「私からあなたへ」でピンと天を指さすところがカッコよかったな...。

ライティングも「ただならぬオーラ」を演出しているようで。

 

ポスターでください。

 

いやー、ほんとパフォーマンスの厚かまs...熱量が高くてめっちゃ楽しい曲だったな...。


11.ラフセカンド(夏川)

下手から登場し、今ツアー大阪公演初日で突如披露された本曲をこの公演でも歌唱。

 

大阪公演、「あれ、こんな曲あったんだ」って思っちゃったんだけれど、まさかあそこで初出ししてくるとは思わなんだよね。黄色の方々もビックリされたのではないでしょうか。

 

でも、なんかそういうのやってくる感じ、夏川くん陣営って感じがして愉快よね。

 

耳コピできるほどではないから、初披露時はエモいメロディーと歌唱に身を委ねていて。

でも、「素晴らしきかな 我が人生」だけは聞き取れていたので、勝手に「#人生」とこの曲を呼んでました。


「ラフセカンド」、いいタイトルね。

 

リリックビデオも考察できるほど何周もしたわけではないけれど、めちゃくちゃ良い詞ですよね。

すごく、こう、「#人生」って感じがして好きです。

 

感想下手すぎんか? #人生

 

日常生活をあたふた過ごしていく中でどう感じるかを考えたいし、まだじっくり歌詞については考えないようにしたくて、ここでは言及しないんだけれど。

 

でも、ひとつ好きなところを話すと、その「素晴らしきかな 我が人生」が道の途中から「我らの人生」になってるところ。

 

なんか、「#人生」って感じがしていいよね。

 

やばい、これで割と「#人生」って言葉でなんでもそれとなく収めることができてしまうのが群にバレてしまう。

 

んー。

 

これは、勝手な解釈なので群さんには怒らないでほしいんだけれど。

 

なんかこう、「ファーストプロット」の地続きにある曲なんじゃないかなあって感じられていて。

 

「ファーストプロット」でイヤフォン越しの歌もどこか自分の心に届かず、「君の歌もいつか歌えますように」と漏らしていた彼女が、いろんなことを積み重ねて、乗り越えて、歌えるようになった歌なんじゃないかなあって。

 

目の前で楽しそうにくるくる跳ね踊りながら、花道のスタート地点に立ち歌っている姿に感じていたんだよな。

 

そう、このライブ中の歌唱、確か花道を歩み切ってないんだよね。

花道のスタート地点で歌ってるの、なんかこう、めっちゃ「#人生」って感じがあって趣深いよね。

 

あとは、そう、「パレイド」みたいに「叫んでる」じゃなくて「歌ってる」って感じがあって。

そこのドラマ性も勝手に妄想しては好きが溢れてる。

 

こんな感じに、深掘って考えるフェーズではないから緩く感じてます。

3rdアルバム、楽しみね。


11.ハレノバテイクオーバー(夏川)

■幕張2日目

こちらも下手から登場しての歌唱。

 

「ハレノバ」、いい曲だよなあ...。

 

客席を煽りながら力強い歌唱で2Aで花道を颯爽と歩く夏川さん。

すごく、爽快な光景だったなあ。


ハレノバ、花道渡るの、#人生って感じ。

 

Dメロ、メインステージに戻っての歌唱。

 

いいことがちゃんと待っているから

返事ができたら 僕に続け

 

いいよね、ここ。

そうだよね、ちゃんと待ってんだよ。

 

誰のものだってない人生を生きてくれ

君に言ってんだよ 聞いてんの?

 

この問いかけ、すごく好きで。

本当にさ、そうだよね。

 

人が持っているものや歩んでいるものを比べるとかじゃなくて、自分が自分で良いと思えるものを見つけて、それに向かって歩んで行きたいし、自分が自分で良いと思えるものを手に入れたいよね。

 

#人生


12.シュワワ!(麻倉)

■幕張1日目

クラップをしながら麻倉さんが登場。

 

オシャレな爽やかでかわいい曲ですよね。

塩野海さんが作曲編曲だけでなく「氷」と「缶」も担当されたことをポストされていたけれど、その夏らしいサンプリングが爽やかさを絶妙に演出していますよね。

 

しかしまあ、麻倉さんの振りの所作がとても綺麗ですよね。

麻倉さんの曲、毎回ダンスが楽しみなんだ。

 

1Aの「でも妥協しないのが この夏のルール」ってフレーズ、夏楽しむぞ!って前向きな決意が感じられて良きですね。

 

音のハマりもダンスのハマりも心地良くて。

サビの「くぐり抜けて / 抱きしめちゃお」のパンってハマり、めっちゃ気持ちいい。

 

幕張初日のDメロ。

「サンダルも脱ぎ捨てて みんな、行くよ!」で楽しげに会場全体を指差す麻倉さん。

 

その後のラスサビ直前、顔隠して休符、サビ入りで顔見せる振りがとても好き。

「シュワワ!」ダンス、この夏のいい思い出...。


12.ユメシンデレラ(麻倉)

■幕張2日目

上手から優しいイントロに乗って麻倉さんが登場。

下手の方向に歩きながら、1Aを歌唱、優しい歌声だなあって。

 

「もう」の部分とか、「付き合って とかで前の人たちがことごとく沈没していって見通しがよくなったりしてたOdysseyツアーを思い出してたんだけれど、今回もしっかり前の人たちが沈没していったり、後ろから「ゴフッ...」て断末魔が聞こえてきて、なんだか懐かしい気持ちになりました。

 

どうしてもそのかわいさに意識が向いてしまうけれど、実はすごく歌詞が好きな曲なんですよね。

 

「あたりまえの毎日が最高  とか、「そうだよ 今の私を あっという間の夢を大切にして」とか、「限りある瞬間を大切にして」とか。

 

そうだなあ、って「あの頃」を懐旧してみたり、今この瞬間もそうだなあと味わっていたりしていたのでした。

 

ラスサビ前の「快晴」の照明素敵だったし、ラスサビのバックライトのキラキラ感、夢見る女の子っていう感じがして素敵だったなあ。


13.Mermaid

衣装チェンジされて歌い出されたのは「Mermaid」。

入りは赤いライト。

 

朝陽に照らされる海面のように燦々としたイントロの照明。

イントロの終わり、スカートファサッ、かっこよ...。

 

麻倉「TrySailの曲の中で自分たちではない主人公が明確にいるというのは、たしかに珍しいかなと思います。サビ終わりにも印象的なワードがあって、ライブだと見せるパートとかで生きてきそうな曲だと思っていました。」

(声優グランプリ 2023年8月号)

 

とお話しされていた「Mermaid」。

 

Aメロは青ライトに包まれての歌唱。

海に住むMermaidを表しているのかな。

天井に水面が照明によって描かれていて綺麗。

 

 

Bメロは青ライト。

夜の海みたいな星明かりがロマンチックで。

 

Bメロの三人連動の振り好き。

 

直後のサビ前は赤ライトで、『あなた』への気持ち、情熱が胸に帯びるよう。

 

 

そしてサビ中は赤ライト。

 

「Mermaid」、この照明演出がすごく好きだなーって思ってて。

平メロは青い照明で「海深くに暮らす切なさ」感じさせるんだけれど、『あなた』への情熱が帯びるサビ部分とかは曲を通して赤いライトなのが、世界観感じられてすごく好き。

 

熟練の布ファサッを披露。

ツアー中はサビ入りの瞬間、下手壁に映る布パァンの夏川さん影がめちゃくちゃ良かったんですよね。

 

あと、間奏のダンス好き

あの間奏部分、背後のアーチ上のセットに一人ずつ赤い小型照明が灯ってて。

三者三様の恋路、みたいな感じがあって面白いなあって。

 

ラストも赤い照明で終わったけれど、その後どうなったんだろうね...。

 

恋はそう、何より尊い

持ってるもの全部なくしても 会いたいの

I'm Mermaid 海の泡となって

いつの日か 消えゆく勇気捧げたい

"私、あなたが好きです"

(「Mermaid」ラスサビ歌詞)

 

泡立たせる、泡沫(うたかた)。 

 

『淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたる例なし』

 [訳] (川の)流れの滞っている所に浮かぶ水のあわは、一方では消え、同時に一方ではできて、そのまま(川の面に)長くとどまっている例はない。

(鴨長明「方丈記」)

 

泡沫の恋を詠んだ歌。


■ジュエル探し

ツアーを通して幕間に行われたジュエル探しのコーナー。

 

こちらからお題を募集してトークしてくれるの、ライブへの新たな参加の仕方って感じがあって面白かったですよね。

ツアーならではのご当地的な質問・トークも展開されてたし、今後もツアーの時はこれやってほしいな。

今回のツアーで行ってないところでのトークとかも訊きたいね。

 

幕張初日は闘牛士やったり、色分けのウェーブしたり。

 

「ウェーブで心洗われた」とお話しされてて、いつだかの高音クリオネウェーブを思い出す。

“The Age of Discovery”あたりだっけ、各地で地方色あるウェーブやってたの。

ああいうのも、いずれまた復活すると楽しいね(´×`)

 

あと、初日に「布捌きはもうマスターした」とのことで次に振るものを探していらっしゃいましたね。

これとかどう?


幕張2日目にはこのツアーで起きた衣装周りのハプニング(雨宮さんの衣装や麻倉さんの靴)を語ったり、「ツアー完走おめでとう!」とスタッフさん含め会場みんなで労ったり。

 

無事の完走、おめでとうございました(´×`)お疲れ様。


14.Lapis

■幕張2日目

《麻倉》

みなさんの言葉を全身で浴びたので、次の曲にいきたいと思います。...それでは、聴いてください。

 

ステージ上に座り込んだ三人を隠すようにスモークが立ち込める。

茫洋とした暗闇、ノイズ交じりに僅か届くのはノスタルジックなメロディー。

 

この曲は愛の歌だなあと思っていて。

それは、前回の"Re Bon Voyage"ツアーを通して醸成された解釈なんだけれど。

 

歌詞に紡がれているように、この「Lapis」という曲は“君”(「逆さまの太陽」)に会いにいく、“君の内面”を目指す曲だと感じていて。 

 

今回の「Lapis」は、途中にジュエル探しを挟んだけれど、前曲「Mermaid」の物語的延長軸で受け取っているんですよね。

 

傷ついた人魚姫が、人間の姿のまま深く沈んでいくみたいなイメージ。

 (物理的な海に沈んでいく様でもあり、心象風景的な海でもある感じ)

 

今回歌詞に歌われていた"君"とは、「Mermaid」の歌詞に登場する「私が恋する"あなた"」ではなく、「"あなた(人間)に恋してしまった人魚である自分"」。

 

ボードレールという詩人が『或るイカロスの嘆き』という詩を遺しています。

「Lapis」という曲は、ギリシャ神話のイカロスを多分に想起させる曲だなあと感じていて。

 
...(前略)
空しくもわれ試みき、
天空の心と果しを、さぐらんと。
火の如き、眼の光に、
今わが翼、くだけ散る。

美に、あこがるる心ゆえ、身の焼かるる

 

「逆さの太陽」は太陽そのものではなく、ボードレールの詩から言葉を借りるとするなら、「美にあこがるる心ゆえ、身を焼かれる」イカロス自身を指しているように思うのです。

 

つまり、太陽を目指した故に身を焼かれ赤く燃えながら逆さに落ちてゆくイカロスこそ「逆さの太陽」であって、今回の人魚物語でいえば、人間に恋してしまった故に傷つき身を焼かれるような悲痛に苦しむ人魚自身が、「逆さの太陽」なのかなって思っています。

  

1Aの歌唱は青い照明に綴じられた、内向きの心情描写。

 

手を滑らせ沈んだ

嘘は まだそこに浮かんで消えない

(「Lapis」1A歌詞)

 

恋は そう、いつだって愚か

持ってるもの全部なくしても 会いたいの

(「Mermaid」サビ始まり歌詞)

 

「嘘」、人魚である自分を偽って想いを寄せる人魚の恋路。

 

1Bで海面の向こうから射し込む眩い光は、“あなた”の気配。 

 

サビ前に一瞬赤く発光するステージ。

 

赤、感情の赤。

AメロBメロは虚ろな歌唱なのに、瞬く隙、心の内の暖かい部分に感情が到達した途端、暗闇の中で赤く感傷が熱を放つ。

 

1サビ、その熱を声に宿して暗闇の中で歌唱される歌声の圧力。

深い海底にかかる重い水圧のように、重厚感ある力強い歌唱。

傷つき、暗い闇に落ちていく姿。

 

離したら静かで 思い出が騒がしい

意味のない言葉がいい

見慣れた世界の奥で溺れよう

 

「見慣れた世界」=海の青

人魚である自分にとって見慣れた世界で溺れていこう

 

みたいな意味にツアー中は思っていたんだけれど、幕張初日のパフォーマンスからは違うものが見えて。

 

この「青」は暖色の青なんじゃないかなあって。

聖母マリアが必ず青いマントを羽織って描かれ「生命の赤(血の色)を優しく包みこむ青」がそこに見出されるように、僕たちを包み込む空や海の包容力のように、優しい青。

 

今まさに沈みゆく青。

物理的には確かに見慣れた海の青なんだけれど、そこで人魚であるこの曲の主人公が感じていたのは、思い出の中にある「あなた」の包容力だったんじゃないかなあって。

だからこそ、思い出が悲痛なまでに、鈍痛に歪むように騒がしいのかなあって。

 

傷ついた人魚姫が、人間の姿のまま優しく世界を包む青から暗闇へ沈んでいく。

 

「あなた」を想えば想うほど鈍痛が走り思考は暗闇へ堕ちていくけれど、想えば想うほど心は熱く叫び出す。

暗い深海の「黒」に堕ちていく曲だけれど、その実、「あなた」のことを悲痛なまでに赤裸々に想う、情熱的な「赤」の瞬間も帯びていて、だからこそ、どこまでも、どこまでも青い海中に沈んでいく過程が美しく映えるように感じられて。

 

あの爆発的な赤があるのが、この青い曲をより輝かせていると思うんですよ。

 

ステンドグラスの青が美しいのは、赤く火に入れられる工程があるからなんだよね。

 

2Bの交わりそうで交わらないステージングもお気に入りで。

なんだろうな、こう、「交わらない」っていうよりは、互いに触れたら壊れてしまいそうで触れられない、っていう風に受け取っていたり。

 

なんだろうな、こう、本当に圧巻のステージで。

 

2サビの雨宮さんの「生のない模造でも愛していたい」、すごくビリビリするんだよね。

今回のツアーでは恋愛の歌として聴いていたので、「生のない模造⇒思い出の中の幻影」のように受け取っていました。

 

Dメロ、深く沈んだ先で誰彼にも届かない声。

「音も全部なくなり」、そこで吐露された声は誰にも届かず、誰も知る由もない。

 

あのDメロ部分、歌詞自体も場面説明だし、実際にあそこでこの曲の主人公が感じてたいモノが描かれているのはラスサビだと思っていて。

 

無音。

羽衣外し、捨て去る姿。

 

捨て去ったもの、「人魚としての自分」、「人間としての自分」、「あなたへの想い」、それが何なんのかは野暮ったいので考えないようにしてたり。

(結論づけられんかった)

 

ラスサビ、これまで以上に強い歌声。

激痛のような叫びは、水圧に押し潰されるかのように、ズシリと重たくて。

 

絶唱される姿に感じていたのは、いずれ消えゆくような悲哀、儚さ。 

めちゃくちゃ好きだったなあ、あの情景。 


15.CODING

■幕張1日目

「Lapis」終わりで直線になった波形が再度波を刻みだすかのような、再動を感じるイントロが好き。

 

生命を感じるような、明るい色、音。

 

「Lapis」からの流れ、好きだったんだよなあ。

 

メインステージでの歌唱。

 

 

イントロ盛大なクラップ。

イントロダンス、「今回こそ麻倉さんのところから踊ろ~」って思ってたのに、いつもそのタイミングで何かしら多動しながらメモしていたので、結局踊れずじまいだった。次こそはね。

 

センスオブワンダーの概念好きマンだからセンスオブワンダーの歌詞が好きです。

センスオブワンダーなので。

 

ツアー中、すごくいい影が下手壁に出ていたらしいんですが、どこの歌詞かご存知の方いれば教えてください。

ノートは雄弁に「下手壁影よーーーーーき」と語っていますが、これでは困ります、北九州公演のうじゃのさん。

 

幕張は幕張でステージライトの感じ(特に背後)も印象が変わるし、使えるライトも増えるから楽しいですよね。

「CODING」のレーザーライト、近未来感あってよかったなあ。

 

ノートは雄弁に「光 ライトきれーーーー」と書いてますが、これでは困ります、幕張公演のうじゃのさん。

多分、サビ終わりの伸ばしの部分かな。

 

そうそう、そのサビ終わりの「みーらいー」のところ。

指で世界の境界線をなぞるようで好きなんですよね。

日常と非日常、今と未来の境界線、みたいな感じがして。

 

その中でも特にラストサビでのそれが、この曲で1番好きな景色で。

それをやった後の、一瞬音と光がパッとなくなって一呼吸置いて音や光が再動するところ。

すごく扇情的で、一気に気持ちが色づいていくようで、いつもワクワクする。

センスオブワンダーだからね。

 

やっぱり、いいね、あそこ。最高。

 

アウトロ、ドゥーンの重厚感好きです。


15.Truth.

■幕張2日目

「Lapis」からの「Truth.」めっちゃくちゃ好きなんだよな...。

 

「Truth.」ってすごく優しくあたたかい曲だなあと思っていて、大好きで。

今回もすごくよかったなあ。

 

使用されている音は機械のように無機質なのに対して、乗せられていく詞はどこか有機的で。

 

キミと今 歩んでるこのトキは永遠ではないけど」、「ボクが今感じてる 幸せが幻想だというなら」というサビ頭のフレーズが好きなんですよね。

 

そしてその部分では曲調がフッと熱を帯びる。

ライブでは、照明もどこか暖色的な色味を取り戻す。

 

それは、ふと冷たさの中に存在を歓迎されたように、あたたかさを帯びていて。

 

音源の方でもそのサビの変化が好きなのだけれど、特に今回のライブでは前曲が「Lapis」だったということもあり、「虚無な心に届けられる愛」が多分に感じられて、大好きでした。

 

照明やら空気感とか諸々そうなる要素が加わりつつ降りかかってくるあたたかさ、不意に迎えられているような優しさというか、それを全身にダイレクトで届いて。

もう泣きそうになるのですよね。

 

そうだなあ。

サビの振り、一緒にやってるとすごく楽しいですよね。

 

そのサビの前、Bメロの拳をうつところも一緒にやってて好きで。

特にラスサビへ向かう場面でのそれが、アンドロイドに宿った鼓動みたいで好きなのですよね。

 

キミと今 歩んでるこのトキは永遠ではないけど

 

ライブで一緒にこのトキを過ごすと、本当にその歌詞を実感してじんわりするし、同時にとてもやさしい気持ちになれるんだよな。

 

そう、「Truth.」ってすごく優しい気持ちになれる曲で、普段もそうなりたい時によく聴くし、よく効くんですよね。

 

ヒトはいつも

目に見えてるカタチに

惑わされ囚われてしまうけど

大事なことはココロの中にあるの

 

今回のツアー、なんだかDメロのこの歌詞がすごく刺さって。

そういう時期だったのかもしれない。

 

そんなDメロ、煽り声入っている中でのダンスが大好き。

あそこがこの曲の中で1番明るいシーンだと思うんですけれど、なんだろうな、こう、自分っていう存在が祭りみたいにめちゃくちゃ歓待されている感じがあって、じんわりする。

 

そんでしっとり落ちサビからのまた明るいラスサビ、いつも喉奥がキュッてなる。

何回だってこうなりたいし、まだまだたくさん歌い続けてほしいなあ。


16.誰が為に愛は鳴る

追加公演限定で差し込まれた「誰が為に愛は鳴る」。

メインステージでの歌唱。

 

Aメロは内側に閉ざされたライト。歌詞合わせかな。

 

レーザーライトが印象的だったBメロ、ここのクラップ楽しいね。

この時の雨宮さんの流し目が好き。

 

 

サビの「だれ・より」で拳振り合うの、楽しくてすごく好き。

"Re Bon Voyage"ツアーぶりの披露だったと思うんだけれど、初日1サビからしっかりこの振りできたから、よっぽど馴染んでいたんでしょうね。

あと、ここの三人、めちゃくちゃカッコいいんですよね。

 

んー、そうやって拳を振り合いながら、ライブ中にすごく多幸感を感じていて。

 

「誰が為に愛は鳴る」

 

アーネスト・ヘミングウェイの小説『誰が為に鐘は鳴る』を彷彿させるというか、そこから発想を展開したタイトルなのですかね。

 

その『誰が為に鐘は鳴る』には実は元ネタがあるのです。

 

「誰がために鐘は鳴る」という言葉自体は、イギリスの詩人、ジョン・ダンが『瞑想録 17』の中で詩に用いた言葉が引用されています。

 

冗長になるので詩自体を意訳すると次のようなことをジョン・ダンは詠んでいて。

 

今このヨーロッパはいろんな国々に分かれ対立し戦争を繰り返している。

沢山の人が死んで弔いの鐘が鳴っているが、それは見ず知らずの他人の死ではない。

傷ついた人間も我々と同じ人間だ。

自分は同じ人類の仲間として、その人たちの死を悼みたい。

同じ人間として、その鐘の音を無視することはできない。

誰かのために鐘が鳴っている。

それはまたお前の友、いやお前自身のためにも鐘は鳴っているのだ。

 

みたいな。

というのは、一旦置いておいて。

 

 

 

愛に生きる人、という曲なのかなあと思っているのですよね。

意志を持って自分を革めながら戦い抜く人がいて、その炉を燃やすのが「愛」みたいな。

  

水たまりに飛び込む園児の意気でネタバレを踏んでいくけれど、ヘミングウェイ作『誰が為に鐘は鳴る』のラストを思い出させる曲だなあと思っています。

 

アメリカで生まれ育ちながらも、独裁政権に苦しむ人を救うため、異国スペインへ渡りゲリラとなった主人公のロバート。

彼は終盤、戦地で負傷し、自らの役目を悟り同じゲリラで恋仲となったマリアと別れ、「しんがり」として死地に残る。

彼がその行動を取った故はスペインの為でもなく、祖国アメリカの為でもなく。

ただ、愛するマリアのことを考えてその決断をするのです。

 

そういう「愛の為に生き抜く」という点では、タイトルが想起させるものと歌詞の世界観を想起させるところではありますよね。

 

誰が為に戦うこと 孤独を厭わぬこと

意志を貫く姿 何より美しい

不意に零れた涙 弱さと嘲笑われても進む

それは君の紛れもない強さだろう

 

「誰かの為に愛を鳴らす」

 

その行動を起こす主体は、孤独を厭わずに意志を貫き戦い抜く人。

なぜこの人が何のために、不意に涙を零しながらも嘲笑されながらも自分を革め戦い抜くのか。

 

その贄こそ、『誰かへの愛』なんじゃなかろうか。

彼がそうやって行動をする時に鳴る呻き声こそ、『愛』なんじゃなかろうか。

 

この曲で鳴っている愛は、誰かへの、その人にとって具体的な対象である、誰かへの愛。

 

「誰かへの愛」だから、それは彼に向けられる「愛」ではないんですよね。

 

「誰かへの愛」は、彼自身が具体的な対象である誰かへ向けて差し伸べた手だから。

誰も彼には、その手を差し伸べていないから。

 

でも、愛の本質、愛に宿される意味ってそうではないと思うのですよ。

 

  • 「愛は、愛している人にだけある。(『愛の断層・日々の断層』/ジンメル)」
  • 「愛というものは、愛されることによりも、むしろ愛することに存する。(『二コマコス倫理学(下)』/アリストテレス)」

 

誰かを愛することが、『愛』なんだよなーって。

 

大人になって、こういう趣味をやっていて実感を伴って発言ができるのですが、誰かを愛しているときって、めちゃくちゃ多幸感あるじゃないですか。

 

そして、その多幸感から自分自身も愛せるようになる。

 

誰かを愛している時、僕らはその愛の音を自身の内に聴いている。

なんだか分からないけれど、胸の奥の柔らかいものが、どくんどくんと鳴っている。

 

「誰かの為に愛を鳴らす」

 

 

そしてその時に聴こえる愛の音は、君の為に鳴っている音でもあり、同時に、君はその愛の中に生きているのです。

 

ずっと僕は幸せだったなあって、拳を振り合う中に多幸感として感じていたのでした。


17.High Free Spirits

「幕張のみなさん、まだまだ行くよー!!!」と夏川さんが煽り、花道を歌唱しながらセンターステージへ雪崩れ込む。

鬨の声を受け爆発的なエネルギーを生み出していく。

 

この曲も、サビの拳振り好きなんだよなあ。

 

あ、そうそう、超久しぶりにライブで「High Free Spirits」を眼鏡掛けて見ました。

 

この曲は危ないので(?)いつもメガネ外してて、裸眼になった時にぼやけて見えるサイリウムの光が好きだったりするんですけれど。水面の光って感じがして、めっちゃ綺麗なんですよね。

 

でも、さすがに、もっといろいろ見たいなって、ライブ用の眼鏡を買ったんですよ。

耳元を固定できるタイプのやつ。

 

まあ結局、頭ガクンガクン振りすぎてほぼ視界の記憶ないんですけれど。

 

いやあ、ほんと久々に歌唱している三人見れましたが、あの時見た姿からめちゃくちゃカッコよさ増してますね...あれ、夏川さんが...茶髪に?!

 


18.Good Luck Darling

センターステージに残っての立ち上がり。

「ラストスパートいくぞー!!!」と雨宮さんの煽りから、快活なイントロサビ。

 

幕張初日、センターステージの方に振り返っての曲入りだったんだけれど、あのハチャメチャに楽しそうに飛び跳ねてる三人の後ろ姿、忘れられないなあ。

 

とっても楽しそうで、とっても嬉しくなっちゃったのでした。

あと、どこの公演も、めちゃくちゃ良い壁影だったんだよなあ...。

 

仕事帰りの電車 あちこちに落ちてる

ため息たちを 靴でふんづける

携帯をひらいてみても 本当は誰とも繋がれない

 

ここのステージング、ツアー中は携帯が繋がらないことに首を傾げたり携帯を叩いて直そうとしてた夏川さんが、ファイナルになって痺れを切らして叩きつけて靴で踏んづけだして爆笑しちゃったよね。

 

"Re Bon Voyage"ツアーで、カメをいじめる悪ガキみたいに、超楽しそうな顔でため息を踏んづけまくってた雨宮さんを強烈に憶えているんだけれど、次は麻倉さんでしょうか。

 

サビ頭の「ナミダ溢れちゃう時もあるけど」のところで、飛び跳ねながらスナップスロー繰り出す雨宮さんが狂おしいほど好きなんだけれど、楽しさ余り余ったのか、ダンソンの跳びはねてる方みたいにずっと跳ねてて、微笑ましくてニコニコしちゃったよね。

 

サビのノリノリな雰囲気なんだけど、メロディーが泣ける感じがあって、そんな中で楽しそうにセンターステージで笑顔の三人とみんなで跳ねてる空気感、泣きそうになっちゃったなあ。

 

2Aの「飲みかけのペットボトルに わざとBag放りなげた」

 

地面からデッカイものを引っこ抜き投げる宮天さん(大阪初日)

助走をつけバックホーム宮天さん(大阪2日目)

巨石のようなものを頭の上に持ち上げ、プルプルしながら放り投げる宮天さん。

 

などなど。

「あなたのBag、どうなってんだよ」って各公演で爆笑してました。

 

幕張公演は遠投宮天さん。

初日は逆方向だったからできなかったけれど、ちょっとタイミングずらして、その場で小走りしてアメフトばりにキャッチしにジャンプするの、このツアーのマイブーム。

 

いや、でもさすがに巨石は受け止めきれんて。

 

2サビ終わりのサイリウム、綺麗だったなあ。

 

 

何を選ぶのか じゃないんだねきっと

選んだ道を どうやって 生きるか 

 

Dメロを歌いながら楽しそうに花道を渡る三人。 

 

 

本当にそうだよなあ。

いろいろ選んできたものを振り返ると「 ああ、こっちだったらどうだったんだろうな」っていう姿を想像しては時々切ない気持ちになってしまうときもあるけれど、本当にそう、選んだ道をどうやって生きるか、なんだよね。

 

そんなことをここの歌唱に毎公演感じつつ、「この道をこうやって生きてきてよかったなあ」ってじんわりもしていたのでした。

 

そんなじんわりを感じながら、メインステージに戻ってきてラスサビ直前。

顔を手のひらで隠す振りが好き。

そんでそこからの落ちサビ、楽しいよね。

手をバッて払うところからの、落ちサビ。

 

ここの落ちサビ、夏川さんの「転がり続けてる 地球の真ん中で」の歌唱が大好き。

 

いやあ、転がり続けてる毎日だけれど。

そんな日々に、僕たちはどれくらい道に迷って、どれくらい時間をかけて、自分の答えに辿り着くのかなって思うこともあるんだけれど。

 

 

でも、なんかこの歌詞、というかここの夏川さんの歌唱を浴びると、「楽しく転がり続けていこう」って思えるんだよね。

 

 

自分の存在のあやふやさは、自分で肯定していかないといけないね。

 

一挙手一投足に、笑顔にさせられっぱなしだったこの曲。

エネルギーは動いているものに溜まるんだなあって感じさせられたのでした。


19.Ah! La Vie En Rose!!! - ア!ラ・ビ・アン・ローズ -

 

 

 

アラビアンなポーズをとってステージを巡るお三方。

 

メインステージの暗闇に青い照明が注がれる。

 

早朝、午前4時すぎくらいに仄かに感じるようなブルー。

 

 

曲自体がもうそうですけれど、イントロの青照明からすごくシルクロードを感じられて良かったなあ。

 

シルクロードの青といえば、ラピスラズリ。

アフガニスタンのごく限られた地帯にしか出土しない鉱石で、和名「青金石」、別名「瑠璃」と呼びます。語源的にはサンスクリット語を経由して「ラズリ」という音の響きが残されていることを感じられます。

 

実際に、シルクロードを渡ったラピスラズリが果ての島国であるこの国にも運ばれてきていて。

正倉院御物の中で唯一、アフガニスタンから運ばれた石のまま象嵌されている紺玉帯にのみ、そのシルクロードの青を認めることが出来ます。

 

唯一その一点のみということで、日本人にとって『青』は遠いシルクロードの果ての、彼方の光の色だったのです。

だからこう、シルクロードって「遠い旅路」「青色」「なかなか手に入らない」みたいなイメージがあるんですけれど、ライブでのこの曲、全部の要素がちゃんと入っていて良かったですね。

はるばる求めてるの、水ですけれど...(笑)

 

だいぶ個性が強い、曲で..味しめたなあ、スタッフさんって(笑)

イントロ、ナレーションから入るの新しく面白いですよね。

もう曲の入りが世界観でしかなくて。

 

1Aの「旅立とう 果てなき地平の向こう」、普段聴きから雨宮さんがライブで声を揺らげてくるところをバッチリ想像していたから、ライブで抜群の揺らぎを聴けて嬉しかったなあ。

 

Bメロ、あと1サビもそうだけれど、ライトの感じがすごく好きでした。

綺麗な星空って感じで。

 

 

サビのメロディー乗りやすいっていうか、一緒にあの振りやってると楽しいね。

1サビ終わりすぐサビくるのも好き。

 

ってか、雨宮さんの天手足長い...きれい...。

 

ピラミッド建設パート、「ウッ!ハー!」しながら脳内で過酷な重労働を妄想しては涙が出てくる。

巨石を投げつけてくる人がいるんですよ...。

 

 

 

そんなこんなで涙を流してると突入する、Dメロ。

勝手に「みゃんみゃんタイム」って呼んでるけれど、あそこのみゃんみゃん不思議な感じがあって好き。

 

飲み食いせずぶっ通しで書いてるので、今すごく水が飲みたい。

ライブ中もめっちゃ喉が乾いてたんだけれど、ここのパート飲むとこないんだよなあ...(笑)

いつか「バン!バン!!バンザイ!!!」と繋げて水を飲ませてほしい。

俺ら、ピラミッド建設頑張ったなって、打ち上がりたい。

 

砂漠を征け!駱駝に乗って!

長い睫毛がかわいい(かわいい!)

こういう気づき きっと癒し 笑顔の薔薇を咲かせよう

 

ラスサビのこの歌詞、膝を打ったんですよね。

あ、ライブで物理的にじゃなくて、「なるほど!」の方ね。

いろんなことに気付ける人生を歩んでいきたいものね。

 

そう、ネタ曲っぽいけれど、この曲結構歌詞が好きなんだよなあ。

 

本音も言って!

弱音も吐いて!

叶えてみせる La Vie En Rose!

--

逆境の中でも

喜びを見つけたい

それこそが オアシスと

忘れない心で Let's find our pleasure!

--

決意を言って!

本音を抱いて!

ずっと続いていく 果てない旅路

叶えてみせる La Vie En Rose!

 

ここらの歌詞、前向きですごく好き。

そんな前向きなになれた曲終わり、ステージ照明がめっちゃ綺麗だったんだよなあ。

ここがオアシスだったのかもしれない。

 


20.Sunsetカンフー

ああ、オアシスだなあと思ってたんですけれど、中国だったみたいです。

 

ステージ上のお三方の型もとても綺麗でしたね。

だいぶ一緒にライブを重ねてきましたが、そろそろ自分もビシッと静止して決められるようになってきた気がします。

 

Bメロのコブシが夏川さん雨宮さん共に気持ち良くて、あそこだけ演歌歌手の面持ちになってしまう。

扇子持ってコブシに合わせて遊んでます。

 

その扇子を使って、今回の修行タイムは修行に汗を流す連番者を全力で仰いでいました。

最近のライブは修行者サポートおじさん。

次は何しようかな。

(もちろんライブマナーは守りながらね。)

 

今回の“SuperBloom”ツアーでは、アウトロが「スーパー修行タイム」に強化されてましたね。

 

おいおい、確変かよ???って初日は大笑いしたものです。

 

そのスーパー修行タイム、上手側の雨宮さんから順に「ソレソレソレソレ!」なっていくの、めちゃくちゃ愉快ですよね。

HIROMI先生の演出、good jobですわぁ...。


21.華麗ワンターン

ワンターンあれば十分よ!

 

そう挑発し、大団円に向けて会場中のボルテージを「ソレソレソレソレ!」と煽る。

 

わちゃわちゃと賑やかでコミカルな曲ですよね。

それでいて、決めるところはしっかり決めていて。

 

雨宮「こういうカオスな曲というのは声優の得意分野だと思っていて。場面ごとに全然違う展開があるからこそ、これをやりきれたら完成度の高い曲になるんじゃないかなと思って。そこはちょっと燃えポイントでしたね。」

(声優グランプリ 2023 7月号)

 

雨宮さんがそう仰っているように、コミカルな平メロはただ勢いをもって流れていくんじゃなくて、ちゃんとフレーズ1つ1つにキャラクター性、歌唱の表情付けがしっかりされているので、コミカルに楽しむことができますよね。

 

互いのコミカルな歌唱を楽しむかのように、互いのパート歌い終わりごとに笑顔を見せる三人。

楽しそうで、こちらの合いの手も熱があがるね。

 

1Bメロ、「ストレス大敵!」からの一行で曲が崩れるところ、ここで一気にIQ3くらいになるのすごく好き。

ここのところで、小首を左右に傾げながらお遊戯会みたいにゆらゆらしてる姿が可愛らしかったですね。

 

2Bのその部分、「来ましたVacation!!」で寝転ぶ宮さんと肘受けになる川さんのパフォーマンスも好きで。

北九州公演での肘受け忘れてた夏川さんと、安定せずおわおわしてる寝転べない宮さんも、楽しく思い出に残っています。

 

この曲で2番目に好きなところ、2Bの「課題...忘れてた」の裏で聞こえる「ぎゃーーーーーーーー!!!」なんですよね(笑)

その悲鳴あげてる人格の自分のまわりを「おーわらんらんらんらんらんらんらんらんらんらんらん♪」と愉快に違う人格イメージの自分がぐるぐるまわっているイメージがあって、普段聴き楽しんでるんですけれど。

 

ライブだと雨宮さん夏川さん、はちゃめちゃに勢いよく楽しそうにぐるぐる「おーわらんらんらんらんらんらんらんらんらんらんらん♪」してるから、こっちまで悲鳴な人格が飛んで「パーっといこうぜ!」ってなっちゃう。

 

その「パーっといった」結果が「スカートめくりタイム」ですよ。

ワンターンあれば十分です。

 

あと、スカートめくりタイム後の「絶対に」の腰元で拳振る振り、好き。

 

 

花道を渡ってのDメロ前、客席に「もっと声出せ!!」と強く呼びかける姿、頼もしお姉さんすぎる。

これは、ワンターンの長...?!

(ワンターン族の族長)

 

拳でBANG! BANG!と打ち破り迎えた、落ちサビ。

追加公演になってあのDメロ前煽りが入ったから、「ああ、これはもうラスト大変なことになりますよ」とニヤニヤしながら落ちサビ聴いていたんですよ。

 

案の定、「全力のラスサビ い・く・よ」でぶち上がる幕張。

(曲中で1番好きなのはやっぱここよね)

 

ラスサビ、「らしくなきゃ意味ないから」でセンターステージをぐるぐる全力で駆け回り出す三人。

というより、先頭を走る宮さんが全力すぎて後ろ二人が必死に追うしかない感じで、痛快だったなあ。2列目の麻倉さんが内回りにショートカットして雨宮さん追っかけてて大笑いしてました。

 

その全力上げ下げぐるぐる駆け回りを『スカートめくりボーナスステージ』って勝手に呼んでるんですけど、PTA的にアウトですか?

 

スカートめくりしたことなけれど、一生分のスカートをめくった気がする。

あと、この曲の半分以上の視覚的な記憶が床なの、なんでなんだ。

 

 

アウトロ、「ソレソレソレソレ!」とより客を煽りながらメインステージへ。

 

最終盤のアウトロ「ハイ!ハイ!」になってくると現れる歌舞伎者宮天さん、アウトローすぎて大好き。

楽しくなっちゃうのでつい真似しちゃうし、迂闊に真似するので翌日激しく首が痛い。

 

曲終わり、全力を出しすぎて幕張初日に膝をつく宮さん。

麻倉さん夏川さんが肩を貸しながら退場していくの、バカ面白かった。

 

 

そんなダメージが残る幕張2日目は前日よりさらに自暴自棄が増したパフォーマンスで、曲終わりステージに倒れ込む三人。

 

後のトラハモ(ライブ前に収録)で「無事に終わってるか心配だけれど、ステージに倒れ込まなかったらOK」みたいなトークしてましたけれど、あんたたち倒れ込んでましたからァ!ザンネェーーーン!!!

ワンターンに力込めすぎ、斬り...。

 

今の子わかんねぇだろ...

 

なんだっけ。

 

全力出しすぎてそうなってるの「こんなことある???」って感じでめちゃくちゃ可笑しかったし、こういう後先考えないで全力で遊びに来てくれるところ「TrySailだなあ」って感じられて、なんだかじんわりと嬉しくもあったのでした。

 

「らしくなきゃ意味ないから」っていうけれど加減ってもんをさ..って笑っちゃったけれど、こういうシーン大好き。

21曲目のパフォーマンスじゃないんよ...(笑)

 

よろよろと「ありがとうございました...誰だこのセトリ考えたの...」と退場していく三人。

ありがとう、君たちの勇姿は、忘れないよ。


【En】22.遥かな航海

はるばる続く未来へ

いつまでも旅の途中

 

ハモリを交えた優しい歌唱から迎えたアンコール。

ほんとうに、綺麗なハモリで。

 

それぞれの立ち位置を結ぶと▲になるような立ち位置、互いに向き合っての歌唱。

照明は、暗い旅路に立つ三人を優しく包み込むようにその部分だけを照らしている。

 

最初のハモリが終わり、イントロが流れ出すと再びの船出の時を告げるように、アーチ状のライトに発進のシグナルが順番に灯っていく。

 

立ちこめる霧を抜け、地平線の向こうへ伸びていくレーザーライトが伸びていく。

 

1A、直視しているとこぼれ落ちそうで、視線を逃すように見上げると、天井には青い照明で水面が描かれていて。

「水面に パッと パッと 反射して 眩しく光った」の歌詞に合わせてが白い照明が、懐かしく揺れている。

こっちの方も涙腺にくるのかよ。

 

視線を戻すと、ステージ上を覆っていたスモークがレーザーライトに照射され、波となって止め処なく流れている。

 

1B「毎秒生まれる波 一つも同じじゃない 大切に ずっと ずっと 瞬間を重ねてきたんだ」の直後から、増して大きな波を成していく。

 

歌詞も相まってすごく綺麗だった

そうだよな。

きっと三人は重ねてきたんだよな、たくさんの大きな波も、小さな波も。

晴れの日でも、雨の日でも。

僕自身も、重ねてこれたんだよなって。

 

ほんの少しだけれど、一緒に重ねてこれた時間は本当に、本当に、本当に。

幸せだったなあって。

 

サビの優しい歌声は波を穏やかに超えていく。

不安な夜も、涙を隠したあの波も。

 

 

でも今では(仲間がいて)

優しい手で(風のように)

背中をおしてくれる(もう一人じゃない)

 

「でも今は仲間がいて」の部分で上手(背中)側から、新たに花、太陽みたいな照明が三人を照らしてて素敵だったなあ。

 

 

もう 一人きりじゃない(君がいる)

それだけで怖くない(一緒なら)

はるばる続く夢は

もっと広がってゆく

はるばる続く旅路を

これからも共に行こう

 

2サビのこの歌唱後、「これからも共に行こう」でステージを照らしていた照明が客席へと向けられてくるところ。

嬉しかったし、僕が「もう怖くない」って思える瞬間瞬間も、あなたたちのお陰なんだよなあって。

 

ほら 海に道はない

どこを進んでもいい

直線も曲線も

きっと意味があるから

 

「直線も曲線も」で、指で直線と曲線を優しい表情で描く雨宮さん。

すごく、身に沁みる詩だなあと思っていて。

 

在りたい姿を考えたときに想像する道、本来はそこまで真っ直ぐに進みたいし、それに越したことはないけれど。

 

でも、世界は時折、人々が同じ速度で生きることを望むようだ。

その速度についていけないものは群衆が過ぎゆくその背中を眺めることを強いられる。

自分の速度で歩くことを自ら決めてさえも、とうに踏み荒らされ見えない道に傷つけられることもあるだろう。

そうしてそういう道を歩いていると、「在りたかった自分」への道から外れてしまっているのではないかと、時折不安になるし、実際に外れてしまっていると思ってしまうことがある。

 

でも、そうだよなあ。

そういうときは、「そもそも、道なんてなかったんだ」って思ってしまえば、もっと気楽に生きれるのかもしれない。

 

とは言っても、人生って、物語ってどうしたって『道』だから。

そんなときは、直線も曲線もきっと意味があるんだって、笑い飛ばせるくらいになりたいなあ。

 

ラスサビ、客席に向き直り歌唱。

 

笑顔の雨宮さん、目元を拭う夏川さん、嬉しそうな麻倉さん。

 

優しい歌唱。

 

遠く、もう遠くなってしまった水平線の向こうでこうやって、こうやってたくさん笑い合ったり心動かされ泣きそうになってしまいながら、優しい時間を過ごしてきた気がする。

 

ラストのハモリ。

 

はるばる続く未来へ

いつまでも旅の途中

 

歌唱後、船出前に三人でこれからの旅に想いを馳せていたときのように、ライトが三人に絞られる。

向かい合ってニコニコな三人と、客席に向けられていく照明。

そんな僕らの眼前を、流れ星がふたつ。

 

流れ星はもう、一人きりじゃないのです。

 

 

幕張の「遥かな航海」のスモークをレーザーライトで照射して波を演出してたところ、やっぱ好きで。

 

人生、霧中や暗雲に歩みを止めてしまうこともあるけれど、ああいう霧や雲も、光さへ当ててしまえば実は波だったりするんじゃないかなって。だったらまた夢中に歩みだせて、越えていけそうっていうか。

 

その光って自分の希望や夢だったりするわけだけど、時々、もう遠く遠くになってしまった水平線の向こうから懐かしく伸びる光だったりもするわけで、受け取ってきた全部が贈り物だなあって、思うわけです。

 

そう考えると、あの時あの時の霧や暗雲も当時は辛かったし苦しかったけど、波として今の自分を押し出してくれてるのかなって少しだけ優しく受け入れられそうな気が少しだけしてて。

 

そしてあの時に差し込んでくれた光に、とてもありがとうって気持ちになるのです。

 

いつもありがとうね


【En】23.Etoile

《麻倉》

まだまだ楽しい時間を一緒につくりましょー!!

 

とメインステージで歌い出されたのは「Etoile」。

曲入り、満天のライトがすごく綺麗で。

 

 

手を振り合いながら積み重ねられていく時間。

 

あの頃と違っていく僕ら。

それぞれの道を選んで変わっていく僕ら。

お互いの人生のため、少しずつ「はなればなれ」になっていく僕ら。

 

それでも、それでも、繋がり続けていこうという曲だと思っていて。

 

別々の道に行ったけど繋がっているよっていう心の距離の近さを歌っていて。

曲は壮大で、切ないけど希望がある曲。

 

AメロBメロで手を振り合って、サビもワイパーで手を振り合う。

 

はなればなれ 飛び越えて

強く強く つながっていこう

あの星座のように

いつまでも光り続けていこう

 

手を振り合っていて、思い出した話しがあって。

それは、僕の好きな漫画『タビと道づれ』(著:たなかのか)に出てくるお話。

『「星」の元になった言葉は「欲しい」なんじゃないか』というお話。

 

遠く手の届かない光輝くものを見て、僕たち人間は思います。

「あれ欲しあれ欲し」と。

星の形はとがったところが5つでしょう?

僕達人間が「あれ欲しあれ欲し」と天に向かって伸ばす手のひらと同じ形です。

 

星は他の星たちとつながりたくて手を伸ばして、星座を作る。

 

人は星座を作ることはできないけれど、互いに振り合った星と星をつないで、誰かと握手をすることができる。

そうして、お互いが握手できた時に何かが生まれる。

それが「願いが叶う」ということだと僕たちは知っている。

そしてその姿は、星たちから見たら「星座」のように見えるのかもしれない。

 

みたいなお話。

なんかそんな歌詞を昔ORANGE RANGEが歌ってた気がしないでもないけれど。

 

もちろん、直接的な関わりはなく握手することなんてできない僕らだけれど。

手のひらを開いてこうして手を振り合っているこの時間に思うのです。

 

伸ばした手のひらに、手を振り返してくれる誰かがいる。

自分は孤独にこの世界に生きているわけではなくて。

大丈夫、伸ばした手は誰かにちゃんと届いているんだなって。

 

こうして手を振り合うことで、星座のように強く強く繋がっていくことができそうな気が、あの瞬間には胸が熱くなるのです。

 

だから離れるのは怖いことじゃなくて。

覚えてる熱は遠ざかるけれど、いつだって光を灯して、胸の中で星空みたいに拡がっているんだなあって。

 

雨宮:それぞれの生活にはいろいろなことがありますよね。きついことが重なったりしていくうちに、自分ってこんなにネガティブだったっけ?とか、こんなに元気なかったっけ?とか、自分ってなんなんだろう?って思っちゃうこともある。自分が立ってる場所がわからなくなったりすることもあると思うんですけど、そんなときに、TrySailのライブが、自分を取り戻せる場所になっていたらいいなと思っていて。だから、TrySailがみんなにとっての「Etoile」だったらいいなって思いながら歌わせていただきました

(THE FIRST TIMES「TrySailが新作で描いた人との“距離”。時世のテーマを包んだラブソングに感じたこととは?」

 

サビ前でスキップする姿とか、サビのワイパーとか、サビ終わりの「進もう」で足揃える振りとか、大好き。

 

「柔らかく強く そしてとめどなく」

いい言葉だよね。

 

寄る辺のない大海原

夜の闇に迷いながら

見失いそうなときでも

大丈夫 見上げれば

目印になる星がきっと ほら

 

日が落ちて夜闇の影が伸びこの世界を覆う。

時にその夜闇に迷いそうにもなるけれど。

日が落ちて夜闇の影が伸びていくのは、

なんだか、大人になって背が伸び大きなっていくのと同じようで。

大きくなった影の中でも想い出はあたたかくそこに暮らしてる。

 

Dメロ前のみんなでやるクラップ、とても綺麗な景色で。

本当に、いい曲だよなあ。

 

今回聴けると思ってなかったからすごく嬉しかったし、あの「遥かな航海」の後に差し込まれていたのがより感情に訴えかけてくるところがあって。

 

初日の夏川さんの最後の挨拶⇒2日目の「遥かな航海」の夏川さんの涙ぐみや麻倉さん雨宮さんの嬉しそうな姿⇒2日目の「Etoile」。

この流れ、めちゃくちゃじんわりした。

 

そうだなあ。

 

たとえ景色が変わっても

たとえ季節が過ぎても

僕らの出会いはきっと

決して消えやしないエトワール

 

2日目、ここの歌唱で堰を切ったものがあって。

 

TrySailのお三方を応援するようになって実はもうそこそこな年月が経っていて。

僕自身もそうだけれど、みんなそれぞれの人生の中でいろいろあって。

 

時に「はなればなれ」になってしまったり、今つながって仲良くしてくれているみんなとも、少しずつ互いの人生の中で「はなればなれ」になっているなあって、いずれそうなっていくんだろうなって感じているところも、ここ数年はあって。

 

いや、ワシが単純に距離的に西へ左遷されてしまってるのもあるんだけれどね(笑)

 

たとえ景色が変わっても

たとえ季節が過ぎても

僕らの出会いはきっと

決して消えやしないエトワール

 

長くお会いすることなくなってしまった人、これまで一緒にずっと応援してきた人、大好きな人たちと過ごしたあの瞬間瞬間を思い出しながら、1日目の終わりの挨拶で夏川さんが「いろんな過去の積み重ねの現在」という言葉を用いていたことも思い出しながら、優しい歌唱に身を委ねていて。

 

本当に、そうだなあって。

過去のそういった瞬間瞬間は、遠く暗く離れてしまっていくけれど。

慈しみ深く、ちゃんと自分の人生の中に在るんだなって思えて。

 

こう、全部が本当に愛おしい日々だったなって、じんわりしてた。

 

季節、月日、時間。

どれだけ人生を細分化してもそのジェットコースター加減にほとほと呆れ気味ですが、どんな瞬間も捨てがたいものですね。


【En】24.Sail Out

■幕張1日目

エモエモな空気感の中、初日にメインステージで歌い出されたのは「Sail Out」。

 

手を振りながら、1Aで花道を渡りもっと客席の近くへ。

 

ライブの「Sail Out」最高なんだよなあ。

"Double the Cape"のときに、

 

《雨宮》

1曲目にあると、いいライブ感あるよね(笑)

 

《麻倉》

お世話になりっぱなし(笑)

 

《雨宮》

最後も最後で歌いたいんだよねー。

 

とお話されていて、実際に"Double the Cape"の時は1曲目だったこの曲。

久しぶりにセットリストの後ろの方で聴いたけれど、締めにあると「ライブのここまでの流れを受けて固める決意」を心の中に感じられます。

 

今回の、特に幕張の「Etoile」も間に含まれた「遥かな航海」からのこの曲までの流れ、とても感情を揺さぶるところでしたよね。

 

歌詞にもある「どんなに遠くてもこの手で漕ぎ出してゆく」っていう歌詞が、特に「Etoile」で緩んだ心にドンっと飛びこんてきて、じんわり。

 

 

 

1サビのセンターステージ。

手を大振りする雨宮さん。

ニコニコと四方に手を振る麻倉さん。

客席からのリクエストに応え、いろんなポーズをとっている夏川さん。 

 

手を振り合いながら、手を振ってくれた日々を思い出していたのでした。

特に1stの景色、「どんなに 楽しい 未来待っているんだろう」と目を輝かせたあの時の光景で。

 

いろいろ楽しかったなあって。

 

とはいえ、サビの振りが好きすぎて踊っちゃうおじさん。

2Bから2サビにかけての流れ、歌詞も相まって大好きおじさん。

 

小さな 都会の空には 数えきれない

夢で渋滞。 だけど ひとりじゃない

 

このDメロの「数えきれない夢で渋滞。」っていう歌詞が好きで。

「。」で閉じられてる所は、『行止まり』感で身動き取れない状態を想起させられます。

 

夢、青い鳥。

 

「君たちの未来には無限の可能性があるのです」

「幸せの数は無限にあるのです」

 

そう言われて育ったけれど、よくよく考えたら、みんなが願う幸せの分だけ沢山いるんだよな、青い鳥。

 

そうやって青に敷き詰められた場所を、ぼくらは空と呼ぶのかもしれないなあって。

確かに夢って応募者多数で抽選開始なわけで、それは時々ちょっと物悲しいけれど。

 

でもそれって、「ひとりじゃない」んだなあっていうか。

未知はいつだって宇宙みたいに、誰にも後先のわからない暗闇だけれど。

 

そんな暗闇にポツンと自分だけ青く飛んでいるんじゃなくて、たくさんの人がいろんな夢を、時に同じ夢を抱いて飛んでいるなら、それはきっと孤独じゃないんだろうなあって。

 

「だけど ひとりじゃない」の後のサビ前、自身の背中側から手のひらを揺らしながらあげていく振り。

あれ、鳥の飛び立ちみたいだなあって、あの瞬間に思って。

 

また、あの青い空に返っていくような、そういう情景。

 

見上げたは空は今日も青いのです。

幸せの数は無限にあるのですから。

 

なんてことをぽやーっと。

 

ライブでラスサビ前の円陣を連番でやるの、大好き。

そして迎えるラスサビ、「どんなに 遠くても この手で 漕ぎ出してゆく」と大股で客席へ駆け寄る三人がとてもあたたかく眩しかったなあ。

 

 

どんなに楽しい未来が待っているんだろうね。

 


【En】24.ひかるカケラ

■幕張2日目

「遥かな航海」、「Etoile」からの「Sail Out」もヤバかったけれど、「遥かな航海」、「Etoile」からの「ひかるカケラ」もめちゃくちゃ喉奥にきてヤバかった。

 

メインステージ上手下手、花道、センターステージとたくさん手を振りながら歌唱する三人。

 

なんかもう、本当に会場全体がキラキラしてて綺麗で。

 

 

「こんなに広い世界で」というフレーズが、本当にこれまでのたくさんの旅を物語ってる様な気がして。

 

今回の旅も、とても素敵な旅だったなあって、水面のキラキラみたいに輝く幸せな空間に感じていたのでした。

 

本当に、綺麗だったなあ。

本当に、楽しかったなあ。

 

こういう時の「本当に」って、誰が疑ってるんだろうね。

 

でも本当に、本当に綺麗で、楽しかったんだよなあ。


挨拶

■幕張初日

「Sail Out」の歌唱を終えて、「華麗ワンターン」の全力を振り返りながら。

 

《夏川》

みんな引いてたでしょ

 

《雨宮》

なにに?

 

《夏川》

「そこまでやる?!」って

 

《雨宮》

ああ...(笑)

 

《麻倉》

汗だくでステージを駆け回って(笑)

 

《雨宮》

冷静に、なんでワンターンで走り回ってるんだろうね?(笑)

 

《夏川》

ほんとだよ

 

《雨宮》

ハラミが痛い...手を振りながら戻ろう...ここの坂キツいんだよね(笑)

 

《夏川》

心臓破りの坂だよね

 

(お知らせなどを挟んで最後の挨拶)

《雨宮》

はーい、雨宮ですー。本当にですね、あのー、今日のライブが一番ハラミにきてるライブになりました、笑うとめっちゃハラミ痛いんですけれど(笑) みんなといっぱい笑い合った素晴らしいスペシャルエディションだったんじゃないかなと思います。花道があるということで「どうなる?」って思ってたんですけれど、ひとりひとりが近くて。不思議とリハよりも元気が出ました!めっちゃ楽しかったです!ありがとうございました!!

 

《麻倉》

みなさんたのしかったですかー?私も、余すことなく、余すものもないくらい出すことができました。みんなの笑顔で体が勝手に動いて、「どうなっちゃうの?」ってくらいアドレナリンがドバドバと出てました。体力回復して、またお会いしましょー!!麻倉ももでしたー。

 

 

夏川くんのMCメモ、初っ端から夏川くんがめちゃくちゃ素敵なこと言い出すもんだからからもう、感動を抑えることに必死で、何も書けなかったよね。

 

コロナ禍で声も出せなくなって。

それでもなんとか工夫しながら、こちらに歌声を届け続けてくれたTrySail。

 

中止になった5周年記念ライブ。

「行かない」という選択を取らざるをえない人が多くいた"Double the Cape"。

声が出せないライブでも一緒にやれることを模索してくれた“Re Bon Voyage”。

会場を広く使ってたくさん会いにきてくれた“会いに行くyacht! みんなであそboat!”。

 

他にも、それぞれソロ活動での音楽活動も大きく制限されたりしたわけで。

 

動画で今回のブログに、いくつかそれらの公演の映像を貼ってみたのだけれど。

 

夏川「今日声が出せて、こうしてミッチミチの状態でもやり切ることができたのは、バトンを落とさずつないでこれたからです。いろんな過去の積み重ねとして、今があるんです。

 

こちらにお礼を言ってくれたようにも感じたし、それは誇らしくもあったけれど。

でも何より、あのような時勢でも歩みを止めずにTrySailチームが走りつづけてくれたからだと思うのです。

 

届け続けてくれて、ありがとう。

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■幕張2日目

《雨宮》

キラキラ三曲って感じだね。ツアーファイナルだから、極まる部分があるっていうか。

 

《夏川》

この三曲はズルい(笑)「遥かな航海」、「Etoile」、「ひかるカケラ」はズルいよ。歌詞を噛み締めながら歌いました。ズルいです。

 

《雨宮》

泣いてたね(笑)

 

《夏川》

泣いてなんかないもん!

 

《雨宮》

いやー、でも、手を振ってるとみんなが星に見えたというか。星が降ってくるし、声も降ってくるし、想いも降ってくるようで。

 

(お知らせなどを挟んで最後の挨拶)

《雨宮》

はーい、雨宮ですー。今日はありがとうございました。なんかもう、なんだろ、『戦友』って感じだね(笑) ここにさ、手の跡ついてるの、ナンちゃんの(笑) さっきステージに倒れこんだときのやつだと思うんだけれど(笑)

 

《夏川》

ほんとだ(笑)

 

《雨宮》

いやー、でも、そんなに出し切るステージは初めてで、このツアーは今までで一番パワフルなツアーでした。みんなとだからここまで来れました。みんながいなかったらさ、多分わたしたち2曲目くらいでダウンしてたと思うんですよ(笑) 過去の公演に来てくれた人も、今日来てくれた人も、全部を出し切ってくれてありがとうございました。めっちゃみんなのパワーを感じるツアーを完走することができました!ありがとうございました!!

 

《麻倉》

みなさん、ありがとうございましたー。最初に「ついにファイナルです」って言ってたところあったでしょ?あそこで「体感10分くらい」って言ったんですけれど、あってたでしょ?(笑) 勢いのある時間で、楽しかった、シンプルに、楽しかったです。みんなと楽しい時間を共有できて、みんなと高めあったライブでした。戦いでもあり、支え合いでもあるツアーでした。今日で終わっちゃうのは寂しいけれど、毎週のようにね、やってたからさ。次の週がないのは不思議なんですけれど、せっかく体力がついたからランニングでもやろうかな。思い出がいっぱいできました。このツアーで、みんなと楽しい時間を共有できました。このツアーができて、本当に幸せでした!ありがとうございました!

 

《夏川》

はーい、夏川です。いやー、久しぶりに声出し解禁のツアーでしたけれど、声が聞こえてくると、「いつものTrySailのライブってこんなんだった」って思えました。ちょっと前までは「この先どうなっちゃうんだろう」って、この真っ暗はいつ終わる?って思いながらだったんだすけれど、でも、苦しいとき、制限がある中で、大切に、大切に積み重ねてきたからこそ、今この場所があるんだなって思っています。ありがとうございます。「海に道はない」って「遥かな航海」で歌ったんですけれど、暗いのがどこまでも続いている道は、どこへいくのかわかんないけれど、そんな中でも、みなさんが手を振ったり声を出して応援してくれるから、そう、みんなは「光るカケラ」なんです。星みたいなみんながいるから、迷わずに信じていけるんです。ツアー、楽しかったです!!お疲れ様でした!!

 


【En】25.Follow You!

「最後までついてきてくれますか?!」

「いや、ついて行ってもいいですか?!」

 

掛け声を受けて、ラスト曲「Follow You!」。

掛け声のたびに、ステージ後方へ下がって前に繰り出すをしてる宮さん、愉快姉さんすぎて好き。

 

やりきったような充足感溢れる表情で、何度も何度も手を大きく振る姿。

 

腕を伸ばしてハートマークをつくる雨宮・夏川さんと、それに気づき中心でポーズをとる麻倉さん。

 

嬉しそうな笑顔。

照明もサイリウムも綺麗で。

 

サビ直前のその場駆け足も、サビのへこへこダンス好き。

 

間奏の「Wo Woコール」も拳振り合ってて楽しいですよね。

ツアー中に幾度も見た、コール終わりに頭上で◯を作り「OK」を示す宮さん。

 

2Bの雨宮さんの歌唱好きなんだよなあ。

 

 

Dメロの「だから安心してね」の胸トントン、一緒にやるのすごく好き。

そんでその胸トントンからの「もっと強くなるよ」の拳をシュッ!シュッ!とうつところも、一緒にやるのすごく好き。

約束というか、おまじないというか。

拳交わしたり胸トントンするの、絶対好きになる。

 

 

 

ラストサビ、後ろから大股で前へ駆け出す姿。

 

「follow」という英単語には『後に続いて見る』というようなコア的な意味がある。

そのコア的な原義から派生して、さまざまな文法で活用されている。

 

「follow you」、あなたの後ろに立ってみて、同じ眼差しで物事に視線を向けること。

それが、日本語で言うところの『ついていく』ということだ。

 

もちろん、完璧に同じ眼差しで物事を見ることなんてできない。

それは、人それぞれ、交換不可能な、オリジナルでユニークな人生を生きているから。

 

でも、人生ってたぶん、きっと独りでは完結できないように作られていて。

だからこそ時々、誰かの眼差しの中に惹かれるものを感じて。

「この人の眼差しで世界を見てみたい!」

「この人についていきたい!」って思っちゃうんだろうな。

 

そしてそれは、同じものを見ているけれど違った感性で互いに受け取られることもあって、だからこそ人生は面白い。

 

SNSのフォロー関係ってここと若干外れていて、「繋がっていること」が求められるからちょっと原義からズレてんだよね。

本来は、『その人の後ろに立って同じ目線で物事を見てみたいか』なわけで。

本来のfollowってそれくらいでいいはずなんだよね。

 

そう、本来、人は「ついていく」人をもっと選んでいいはずで。

そして『ライブ』っていうこの場は「自分がこの人たちを選んだことを誇れる場所」、「そういう存在を自分の人生の中に持てたことをうれしく思える場所」だと思っていて。

 

同時に、「誰かと同じ人を人をfollowできている喜びや楽しさ」を感じられる場所でもあると思うんだよね。

 

TrySailがこの先進んでいく航路を、これからもずっと見ていたいし、応援したいなって。

そう思えた、アンコールでした、

 


W Encore

■幕張2日目

三人が「ありがとうございました!」を叫んで捌けた直後から、鳴り止まぬ「もう一回!」のアンコール。

終演アナウンスをかき消すほどの、いくつもの声を受けて、三度ステージに戻ってくるTrySailのお三方。

 

《雨宮》

めっちゃ「もう一回!」聞こえたね!

 

《麻倉》

よく聞こえた!

 

《夏川》

疲れてるくせに〜(笑)

 

軽口を交わしながらセンターステージの中央へ。

 

「このツアーでずっと歌ってきたこの曲を、最後にもう一度みんなで一緒に歌いましょう!それでは聞いてください!SuperBloom!!!」


【En】26.SuperBloom

THE FIRST TAKEバージョンのオリジナルバンドアレンジのイントロが元気よく流れてくる。

それ以上に元気に、いの一番に雨宮天さんが花道ダッシュで中央ステージに駆け込んでくる。

 

タイトルコール後いの一番に客席の方へ駆け込んできてくれたこと、めちゃくちゃ嬉しかったんだよね。

 

 

無事にセンターステージでの1Aメロ歌唱に間に合う雨宮さん、花道を手を振りながら渡ったり、指ハートのリクエストに答える麻倉さん、夏川さん。

 

大きく手を振り合って、拳を交わし合って。

麻倉さんにハートマークもらえる夏川さんとか、そのハートを食べちゃう雨宮さんとか。

 

最後まで疲れを見せずに...いや、見せてたな??

パフォーマンスを落とすことなく、むしろ上がり続けていく底なしのパフォーマンスを見せてくれた三人。

 

その姿に乗せられて、自分自身も限界を超えられたライブだったし、いろんな限界も越えられていけそうなパワーをもらえたパフォーマンスでした。

 

今のあなたのおかげで、これからの私があるのです。

 

未来って 答えって たぶんひとつじゃない

全部すてきな 奇跡なんだよ

輝くハートを磨きましょう SuperBloom!

 

 

んー。

 

なんかこう、生きてると「自分だけのものはもう輝かないんじゃないか」って思っちゃうことも時々あるわけで。

 

 

でも、その苦しさをきっかけに新しい出会いがあったり、新しい感情の発見があったりする。

うまくいかない、といってしまえばそうだけど、でもそれでも生きていこうとした時、そこから見える景色にはたまに小さな美しさがあり、それが宝物になることさえある。

 

自分だけの宝物を、しっかり磨いていきたいね。

圧倒的成長。最高。何やってもうまくいく。

 

 

そして時折、好きな人たちについていって。

人生って独りじゃ完結できないから。

そこでからもらうにも「宝物」になりえるものがある。

 

そのことを僕の人生に多くの贈り物を伴って教えてくれたのは、あなたたちなのでした。

 

TrySailのみなさん。

TrySailスタッフのみなさん、

一緒に遊んでくれたみんな。

 

ツアー、お疲れ様でした!

 

いろいろな人の想いが感じられた、素敵なライブでした!