雨宮天 ミュージックレインボー05


こちらは2018年12月27日中野サンプラザにて行われました『雨宮天のミュージックレインボー05』に寄せる懐旧譚。

 

来年はもっとちゃんと自分でいろいろ頑張って、孤独を埋めるのに必要とした音楽や言葉じゃなくて、自分で歩いてく道程で沿って歩いたり行き着いた先で出会える音楽や言葉として、出会いたいなあ。

 



◆朗読劇

「どうして、こんなことになったんだろう・・・」

 

「あたしってほんと馬鹿だな、すべてが手遅れになってから気づくなんて・・・」

 

「いや、本当はどこかで気づいていた。気づいていたのに、どうしても止められなかった・・・」

 

「全部わたしのせいだ・・・私が弱かったから、弱かったから、わたしの、わたしが・・・」

 

 

【雨宮天 一人朗読劇 『食べすぎてライブ衣装が入らない』】

 

ライブ1時間前、雨宮天の姿はケータリング会場にあった。今日のケータリングのメニューはじゃがバターに焼肉に、スープはトムヤムクンと、雨宮天の好きなモノばかり。極めつけはドリンクにノンアルコール八海山。

 

「いーっぱい取っちゃお!今日のライブめっちゃくちゃ頑張れそー!」と意気軒昂。

 

北海道産のじゃがバターを食べては「さすが北海道産、北の大地の味がするー!」と舌鼓。

 

スープは酸味と辛み、鼻に抜ける濃厚なエビの香りの効いたトムヤムクン。

 

エビの香りが口の中に残るうちに八海山(ノンアルコール)を豪快に飲み干し、ご飯を特上ハラミで巻きはじめる。

 

「衣装?大丈夫ですよ、この間も意外とすんなり入ったし。ケータリング食べつくすぞー!」と、心配する周囲の声をよそに意気揚々と口に頬張っていく。

 

 

開演30分前、欲望なままに食べ続けた雨宮天に異変が起きる。

 

衣装のチャックが全然あがらない。

おなかがつかえて全くあがらない。

 

チャックはあがらないけれど、血反吐を吐くような長い長い死闘の幕が今ここにあがったのであった。

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途中2メートル先の壁に叩きつけられたり、血を吐いたり、そうこの血を吐いたところが面白くてねえ。ひとしきり吐いたあとに目を見開きながらの「血・・・?!」が好きです。


そうねえ、内臓がやられたりしましたけれど、「青き民のみんなが私を待っているんだ・・・!」と立ち上がる姿は全米が泣きましたよね。

 

しかし全米泣きたがりすぎじゃない?

いつも泣いてない?

大丈夫?

まあ、いろいろあるんだろうなあ、全米も。

 

「どうせならすっごい馬鹿なことやりたくて(笑) 」という台本でしたが、いやあ、めちゃくちゃ笑いました。


自己嫌悪の暗いシーンからはじまり、ひそかに「おやこれは・・・」と期待していましたが『食べすぎてライブ衣装が入らない』とタイトルに出たときの、落差にドッ/って。

 

ノンアルコール八海山には「研ぎ汁やん」って笑いながらツッコミをいれてしまうくらいで(笑)

 

:【ノンアルコール(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

日本酒のアルコール分は通常15%とビールの3倍あるうえ、味の構成要素としてもアルコールが大きな割合を示す。そのため、日本酒のアルコールを除去した場合、アルコール(HOT感、苦味)+糖分+有機酸+アミノ酸でつりあっていたバランスを維持することができずに、「日本酒らしからぬノンアルコール日本酒」となってしまう。実際にアルコールを除いた日本酒は、酸度が変わっていないにも関わらず酸味が強い。一方でその酸味に見合っただけの糖分を増やして調整しても、本来の日本酒の味からかけ離れてしまうことになってしまう。

 

 

理系のみなさん、がんばってください。

全国の日本酒好きは応援しています。

 


あと多分1番笑ったのはセルフエコーがはじまったところかなあ。



最初のシニカルな悲痛の演技もそうだし、ガツガツ頬張る演技や吐血する演技、このセルフエコーだってそうで、『声優らしいことをやりたい』っていうのをツアー中からずっと語っていらしたので、そのひとつひとつを受け取るたびになんだかそれをやられていることが嬉しくなったのでした。


しっかし、あまりに唐突に上手に吐血するもんだから、僕は「日常から突然吐血しているんじゃないか」って心配になったりするのですが、みかんを食べてお風呂にできるだけつかって、お布団もちゃんと被ってあたたかくしてくださいね。多分吐血の対策はこれで大丈夫です。母親が看護師の僕が言うので間違いありません。



これからも、歌と演技を互いに還元させながら、たくさん雨宮天さんなりの「声優」を受け取らせてもらえれば幸せだなあ。


◆回顧展 『青の時代』

『鬼才』と称されるほど独特のタッチで観るものを魅了してきた平成のピカソこと、雨宮天。

その数々の傑作の中から選りすぐりの27点をキャプションを添えつつ振り返る回顧展、『平成のピカソ 雨宮天 回顧展〜青の時代〜』が30日中野サンプラザにて開催されました。


-展示リスト--

1.青い人 

2.青い人 ラフ画

3.ナンスソロデビュー

—TrySail 2ndライブツアー『“The Travels of TrySail”』より—

4.大阪公演レシート

5.栃木公演レシート

6.千葉公演レシート

7.茨城公演レシート

8.北海道公演レシート

9.愛知公演レシート①

10.愛知公演レシート②

11.福岡公演レシート

12.新潟公演レシート

13.幕張公演レシート

14.ブログを彩ったレシートまとめ

—雨宮天 1stライブツアー『The Only SKY』より—

15.横浜公演レシート

16.大阪公演レシート

17.新潟公演レシート

18.福岡公演レシート

19.神戸公演レシート

20.仙台公演レシート

21.中野公演レシート①

22.中野公演レシート②

23.フェルメール風青い人

24.夢の国へようこそ

25.ロゴラフ

26.ポーチ原画

27ポーチ原画ボツ案 

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寄せられているキャプションもしっかり憶えていたかったけれど、強烈な絵の方の記憶の残り具合が容量を非常に圧迫していましてね(笑)


『The Travels of TrySail』で僕の世界に衝撃を与えたのはやっぱり千葉公演だなあ。あれがとても好き。

『The Only SKY』はもう全部お気に入りで。福岡公演の明太子は地元公演だからとてもあの絵が嬉しくて、「粒まく躍動感」ってキャプションがまた面白かったですね、ぜひかば田あたりでCMに使ってほしい。


神戸や仙台のあの大胆な構図は破壊的な衝撃でしたし、東京タワーへキングコングみたいにしがみついたり中野サンプラザをスベリ台にしたり、発想も含めてやっぱりお上手ですよね。


青い人らしくないという理由で世に出なかった『フェルメール風』や、衝撃的すぎて全く思い出せないまさに夢のような作品であった『夢の国へようこそ』であったり、そういう本邦初公開作品も見れて愉快だったなあ。


蛇好きすぎてポーチの柄の干支を全く関係のない蛇で描いてしまっていたのはとても笑いました。以前ブログで書かれていた滑走の蛇絵が大好きです。


そうそう、最近ヒョウモントカゲモドキの動画を観るのがブームなんですよね。めっさかわいい…。


そしてこれから実家に帰省するんですが、冬になると台所の勝手口によくヤモリが張り付いてて、そいつが本当に昔から大好きで。早く会いたい(´×`)



脱線しましたが、今回の展示は画像を全て用意できないので、代わりに作品が掲載されている公式ブログを纏めてみました。



あいくるしい・・・な:こういう画風のときもありました

セカンドシングル『月灯り』:画風の変化を覚えはじめる

1月18日:伝説の始まり

修正:へびです。るんるんです。

もちへ連絡:大根サラダ

Velvet Rays発売!!:お上手

志保さん誕生日:しかもぐら

まぐろ:ご期待ください

Voice Actress GARNET:1回も言えなかった

志保さん誕生日:かわいい

お知らせ:↓といいこのシリーズとても好き

なんでもない長いブログ:なごむ(´×‘)

ナンスソロデビュー:The Only BLUEリリースイベント(ゲーマーズ)にてお気に入り、自信作と話されていましたね

BLAME!:これに女の子がお馬さんごっこしてもらっている夢を見たことがある

昨日はさっ:本当に「欺瞞だよ~」と言ってそう



「平成最後の年末なので、絶対に平成のピカソ展をやりたいと思ってて(笑) 」

と、この後の幕間トークにてお話されていましたね。


そして以前にも、2ndアルバム『The Only BLUE』のリリースイベント(ゲーマーズ)でも『挑戦してほしいこと』で「個展」という回答に、絵の個展について「広く才能を認められたら」とお話されていて、それを聴いてすごくその光景を楽しみにしていたので、その機会がこんなに早く来て嬉しかったし、また作品が溜まったら今回みたいな回顧展や、公式ブログ『大掃除』でもお話されていますけれど、画集をね、ぜひ発売してください。



個人的には、青い人の髪がちっちゃい天ちゃん(青い人)たちがわーわーしてるverを見てみたいなあ。

青い人の髪がよく観るとちっちゃい天ちゃんたちなやつ。顕微鏡で拡大図つけるとか?

ドラえもんの髪の毛がよく観るとミニドラ、みたいな。




幕間トーク

トーク内容はこちら

(パスワードが必要です)

 

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 【みなさまへ】

イベント内にてご本人が話されたものを起こしたメモは別記事にして別途パスワード付きのページに纏めさせて頂いています。上述のリンクからお進みください。

 

こちらからご連絡頂ければパスワードをお知らせ致しますので、お手数ですが下のお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

僕のTwitterアカウントにメッセージを頂く、などでも構いません。

 

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お手数をおかけしますが、御理解くださいませ。

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平成のピカソグッズについてのお話。

10月24日に『青い人以外の平成のピカソグッズは欲しいか』という趣旨の公式LINEが届きましたね。


どうやら全く決められなかったようで、「いや、いらないかな」と思われていたそうな。

でも、思いのほか「欲しいです」って声がラジオやらなんやらにいっぱい寄せられ、販売に漕ぎ着けたとのこと。


その平成のピカソのポーチがこちら。

 

いやあ、芸術的過ぎて額にいれて飾りたいんですよねこれ。

犬はもう全体が大好きで、特に目が好きです。思い返せば2018年ってこんな1年でしたよね。

 

猪はこういう猪いますよね。犬もそうなんですが、この顔に対しての口のカタチが素晴らしく好きです。2019年はそういう年になるんじゃないでしょうか。

 

新しい時代もピカソ界の先駆者として時代の潮流を作ってほしいなあ。

青い人Tシャツ第二弾も含め、来年以降の新作が楽しみでございます。

 

 

グッズといえば他におすすめだというのはスウェット。

タオルとかTシャツはグッズとして決まっていた中でもう2種類自分で選んでいいということで、ポーチとスウェットにしたそうで。

 

「家で使うものにしたいなー、とこだわって裏が絹なんですよ。」というスウェット。とてもあたたかい(´×`)デザインもよくてすごく使いやすいんで、ありがたいですよね。

『Have a good rainy day』って、なんか、こう、これまで「雨の日」をたくさん「いい日」にしてもらえたことを思い出したりしながら、今度は自分の力であったり、ご本人のそういう日を「いい日」にできたらいいなあって。

 

デニムとコーディネートして撮られたという写真がこちら【Music Rainbow 05

かわいか・・・

 

そのあとはFACECODEとのコラボメガネフレームのお話。パッと見た感じすごいメガネ率が高かったそうなので、ぜひたくさん売れてほしい。

 

 

そしてそして初のひとり朗読劇。

台本はネトゲ廃人時代に培ったブラインドタッチでガーッと、いちから自分で書いたそうで。

ブラインドタッチについても昨日公式LINEがきてましたね。

 

メッセージに記載されていた雨宮天さんの記録、めちゃくちゃ良くないですか?


タイピングゲームをこれまでやったことがなくて、この際にやってみたのですが僕は5.8/秒が最高でした。


小学生の時からこうして文章をうっていたのでタイピングには自信があったのですが、正直「いやいや、僕の方が上手よへへん」なんて思っていたのですが、記録を読んで二度見三度見しましたよ?


以前から「ブラインドタッチが得意」と伺ってましたけれど、ここまでとは…いやあ、すごいです。尊敬します。

     

台本もしっかり繋がっていて上手だなあって。


とてもとても楽しめました。

今後もまた自作朗読劇をやってもらえたら嬉しいなあ。




そんでもって、1月16日に発売の『Defiance』のミュージックビデオ(short.ver)が宇宙初公開されましたね。

かっこいい曲ですよねえ。


あまり「◯◯さんらしい」という言葉で返すのは好きではないのですが、うん、でもやっぱり、これまでガシガシ攻めてきた雨宮天さんらしい楽曲だなあって思います。


カップリングの『Song for』も明るい応援歌だそうで、その応援が自分の日常を後押ししてくれるのが今から心強いし、早くライブでこの曲の中で雨宮天さんを明るく応援したいなあ、なんて。


受け取れるのをとても楽しみにしています。



◆ライブコーナー

ひなげし (中嶋美智代)

「まずは今回雨にまつわるアニソンを歌いたいと思って。(中略)私が見ていたアニメで、雨の映像が浮かんだもの、それを歌いたいと思います。」と歌唱されたのは『らんま1/2 熱湯編』エンディングテーマ、『ひなげし』。

らんま懐かしいー(´×`)
大好きな作品で、大好きなエンディング曲だったので嬉しかったなあ。
エンディングの中で僕はピンクの傘をとじて歩いている足元だけが覗くパートが好きなんですけれども。

雨と題材にしてちょっと切ない、身を知る雨といったような歌詞やメロディーですけれど雨宮天さんの高音の感じはとても曲の世界観を綺麗なモノとして届けてくれますよね。

2017年に開催された『雨宮天 音楽で彩るリサイタル』でも『キャッツアイ』と懐かしいアニソンを歌われていましたけれど、あの時代だからこその曲調ってなんか今の時代しか知らない僕らにはあって、そういう曲調の歌唱を聴ける機会がまたあって嬉しいなあ。

そして何より、リサイタルでもそういう曲はあったけれど、自分が知らない世界を知るキッカケをくれるのはどのお仕事でも幾度となくあって、そういう存在はとてもありがたいのです。ありがとうございますね。


「キッズステーションでずっとやってて、それで私もらんま知ってすごい面白いと思って、小さい子頃ね、『らんま1/2』めちゃくちゃ観てました。で、この曲もすごい好きで。ずっと、こう、耳に残って家でたまに口ずさんだりしていたんですけれどまさかこうやってステージで歌えるとは思っていませんでした。」ともお話されていましたね。


そうか、ひなげしを口ずさんでいたりしたのか(´×`)ほっこり


僕だとその枠はパトレイバーのコンディショングリーンだったなあ。


 「でもお正月でさ、時間ある人は懐かしいアニメとかを見返して過ごすのもいいかもしれないですね。」ともお話しされていましたし、お正月はパトレイバーからんまを観直したいなあ。



高橋留美子作品で1番好きなキャラクターは『うる星やつら』に出てくる「こたつねこ」だったりします。

ついでに、同じく『うる星やつら』には「テンちゃん」っていう可愛らしい子鬼が出てくるんですけれど、麻倉ももさんや夏川椎菜さんと過ごされているとたまに姿が重なるのですよね(笑)

ちなみに、こちらがこたつねことテンちゃんなのですが、こたつねこ、すごく青い人っぽくないですか?結構原作でこの2人一緒にいるんですよ。その絡みも面白いので、ぜひ。




言い残したことがたくさんあったので戻ってきました。


中野サンプラザって、上手や下手にとても素晴らしくくっきりと綺麗な影が浮かぶのは既にみなさんご経験の通りだと思うのですが、この曲の影はめちゃくちゃ素晴らしくてですね。

ちょうど上手にいたのでステージと下手側の影が両方見えたのです。


雨にまつわる曲、ということでこの曲ライトが青系の色だったのですけれども、そのライトが先に浮かんでいた雨宮天さんの全身の影に、まるで雨が降りだしたように青く重なるのですよ。


傘をさして歩く姿が見えたよね。

雨宮天さんって影はとても綺麗だしライトの中に浮かぶシルエットはめちゃくちゃかっこいいんですよ。


わたし音頭

「来年劇場版が決まっているアニメのキャラクターソングです。」と歌われだしたのは、『この素晴らしい世界に祝福を!』キャラクターソング、『わたし音頭』。


もーーーーー好きなんですよこの曲。

歌詞が、アクアのキャラクター性もあって、とても励ます力を持っていますよね。しゅわしゅわ片手に背中を何度も叩かれている自分が瞼を閉じるとめちゃくちゃくっきり浮かぶ感じで。


それも、なんか年末に歌うと忘年会的な感じがして、でもこれからに向かう新年会って感じがあの空間にはあった気がして、なんだろうな、なんか、こう、世界が綺麗だなあって思いました。


「強く生きてゆこう 生きてゆこう」からの2番サビがあって、そしてセリフパートまでのところがとても、ねえ、骨身に沁みるのか、頰に染みるのは涙なのか分からなくなりそうな感じで。ジーンってくるんですよね、あそこ。


コブシの感じといい、セリフといい、雨宮天さんの演じるアクアが本当に好きで雨宮天さんでよかったなーって思っていました。



つい最近このすばのメンツで忘年会をしたというお話もされていましたね。劇場版に向けて士気も高まっていらっしゃるようで、今からとても楽しみです。

 

◆劇場版『この素晴らしい世界に祝福を!紅赤伝説』:公式サイト 2019年公開予定


誓い

「はい、そして劇場版といえば、今年映画化した作品もありましたね。そちらの作品の本編で初めてエンディングを担当させて頂いたのも今年で、たくさんの会場で披露させて頂きました。さらにですね、今年は初の全国ソロツアーもやらせて頂きまして、それも2018年の大きな出来事だったんですが、ソロツアーどっか来てくれたよって方、あ!いっぱいいるー!青き民だ、ありがとー!!や、そうなんだよね、結構いっぱい回ったからそこで初めて会えた人もいるかなと思うんですが、えー、大切な曲がまた増えた今年を代表する私の曲を、2曲続けてお聴きください。『誓い』、『エデンの旅人』。」



んんー。


声優として。

まさに、今年の雨宮天さんを代表する曲ですよね。


すごく優しいなあって、やっぱり思いました。届けてもらうたびに思います。

毎度こういうことを書くのは非常に情けないと思うんだけれど、あそこまではどうも気が晴れなくて体調も崩すわで悪循環だったんですけれど、それが一気に1番のサビで晴れていきまして。


サビ頭の降り注ぐ、ではないな、降りてきてくれるような感じが好きなんですよね。


「その手に導かれて生きる奇跡 心に刻んでゆく」っていう歌詞で、肩がいつもぐぐっと軽くなっていくんですけれど。


これまでが、そうだったよなあって。


そんな時に思い出すのは

君には誰も道連れはいない。つねに独り行く、つねに独り歩くのだ。

よいか、自分を救ってくれるものは自分よりほかにない。

師も同僚も単なる橋渡し、

悟りを選ぶのはあくまで自分ひとりなのだよ。


他人は月を指す指のごときもの。

そこに月はない。月はその指の延長線上にある。

延長線を辿り、月を見るのは自分さ。

『道元の冒険』(作 井上ひさし/演出 蜷川幸雄)


という一節で、その水平線のような腕の先に月を見ないとなあって思うのでございます。

月を見るのは自分さ、と。


「その手に導かれて生きる奇跡 心に刻んでゆく」という歌詞は、そんな風に感じます。



見栄えは依存かもしれないしそれは重々承知だけれど、あなたの勇気だけが溶かすことができるモノは、やっぱり在るのです。



でもね、いつまでも手を引っ張ってもらうわけにはいかないからって、自分なりにいろいろやれた1年だったなあって、充実感も同時にあって。

そうやって自分なりに足掻いた1年だったなあって思うんですけれどだからこそ、比べ物にはならないんですけれど、足掻くってことはこんなに大変なんだなあって、より尊敬の念が増した1年でもあったのでした。


エデンの旅人

サビになるとバックに星が点在して、それを繋ぐと星座にみたいでねえ。

んー、歌唱されている姿を記憶にとどめようとしていたというよりはずっとツアーの頃の景色を脳に浮かべていました。

2ndアルバム、決定したときはほんとうに嬉しかったなあ。

たくさんの場所に行って、
たくさんの景色を見て、
たくさん出会いがあって、
たくさん話をして、
たくさん絆が深まって、
たくさん、ありがとうが言いたいなあ。

理想に向かって進む姿をたくさん見ていたし

砂漠の中の蟻かもしれないけれど、僕も自分の旅を続けなきゃなあ。

またこうしてオアシスで。

挨拶

「本当にちょっと信じられないんですけれど、次で最後の曲・・・。私、そんなにここに居たかね。 居ましたか?1時間くらい・・・(まだまだこれから的な声) またまたそういうこと言ってー(笑) ねー、なんかあっという間なんですが。」なんて嬉し楽し砕けたやり取りもありつつ、発表されましたのは今年行われたLAWSON presents 雨宮天ライブツアー2018 “The Only SKY”の映像作品発売日決定の報せ。

発売日は3月20日。

やーーー、楽しみだ。
映像として思い出がよみがえるっていうのは、ほんとうにありがたいのですよ。
楽しみに待っていますね。


30分ひとり喋りのトーキングブルーをもう1回やってくれって声がすっごい多かったそうで、その中でも「同じことをやるよりちょっと変えた方がいいかなーって思ったので。ただ、自分のこだわりである『声優らしいことをしてやる!』っていうのはね、変えずに挑戦させて頂きました。」とお話されていましたね。

それは終始とてもとても伝わってくるイベントでしたね。


「結構メールとかお手紙とか読ませて頂いたりしていると、本当に、なんかもう、『天ちゃんのやりたいことをやりたいように進んでください。それを応援しています。』みたいなスタンスの人がね(笑) すごく多くて! で、私は実際にそれにすごく救われてて。だから、いつも、こう、迷いとか「これでいいのかな」って思ったりするんだけれど、でもこんなに『そのままの私でいいよ』って背中を押してくれるみんながいるから、もう『私は私のやりたいことをやりたいようにやるんだ!』って思った結果、すごく1年間が挑戦とそして達成感に溢れた1年になりました。」



涙が出るくらい嬉しかったなあ。

ちゃんと届いてて、それが救いになってくれているということで。


14年大晦日のブログで「自分で居させてもらえるってとても幸せなことです。私は私のままでいながら、ネガティブがくれた短所の自覚を味方に、ちゃんと変わっていけるように頑張ります。」と綴られています。


これからがそういう道だったらいいなって心底当時は思いましたし、それからのご活躍はまさに「ネガティブがくれた短所の自覚を味方に、ちゃんと変わっていく」、弱さのままに発揮されていく強さの物語でした。


その中で僕はたくさん「そのままでいいんだよ」というメッセージをもらってて。


だからこそ、1番お伝えしたかったこと、理想へ進まれていく中でも在ってほしかった姿はそれだったので、嬉しかったなあ。


それでも、僕はその言葉に甘えるわけにはいかないのです。

あなたが迷うたびに、死ぬまで言い続けてやるのです。



「えー、私はたぶん来年もですね、自分の道をひた走るんだ、と思うんですよ。それしかできないと思うので(笑)」


その言葉がとても嬉しかったです。

僕はロマンチストなのでそういうのにときめきトゥナイトです。Foo!



ふう。


人に「変わらないでくれ」なんて思ったこともないのですが、雨宮天さんのその姿はこれからも変わらないでほしいなって思うことができるのです。


人に走り続けてくれ、なんて怖くて僕は言えません。

でも、雨宮天さんには言えると思うんです。


それが立ち止まりたいときに後ろから吹きすさぶ風じゃなくて、走りたいときに吹き抜ける風として受け止めてもらえてると信頼できるから。


でも心配ばかりの弱い僕なので、立ち止まりたいときはゆっくり立ち止まってくださいねと、ひとこと。


他人事。


自分もね。


明日も晴れる(TrySail)

何度も、都度思うけれど、この曲が明日は晴れるじゃないのがすごく、優しいなあと思えているのです。


明日からも頑張ろうって。

明日「も」晴れるってことは今日この頃もしっかり晴れにしきゃなってことだから、気持ちを切り替えて、今日この頃の辛さはひとまずここに繋がってたんだと、肯定できました。


ありがたい。





歌詞に背中をさすってもらったみたいに、今日も明日も元気になってもらえるようにこちらも、勝手に出来る限りそうで在りたいなあと思うのです。


そして互いに距離がある中で、距離があるからこそ相手にもたれることなく沿うように「ラララ〜」って歩けたらいいなあって思います。



そう、今日の『明日も晴れる』はカバーだからっていう特別性だけじゃなくて、もっと心が跳ねる点があったのです。




曲中の一緒に歌って作る「ラララ〜」の空間を「そのまま!」って僕らにコーラスを歌わせつつ、今日のやるせなさをリボンで蓋口を綴じてくれるみたいにアレンジで「ラララ〜」や「Woo〜」と歌ってくれたことが、すごく嬉しかったのです。


ライブで一緒に歌えるのも嬉しいけれど、その空間をなぞりながら自分の軌道で飛んでくれるのが、嬉しかったのです。



そういう光景が、これからもたくさんあれば嬉しいな。


「来年もいっぱい挑戦していくんで、どうぞよろしくお願いしますー!!」

去り際に、公演最後に叫ばれた言葉。
それが嬉しかったなあ。
挑戦を受け取るのを来年も楽しみにしていますね。

見えない未来に立ち向かおうとするその姿はとても眩しく滲んでて。

日常では意味のあることだけを言えと頼まれてうんざりするけれど、あなたと過ごす時間はそういうがんじがらめから解放されて無意識な言葉を書くことができるのです。

それを頼りに足掻くことができるのです。



分かりきることができない中でも分かろうとしていることを解ってくれた上で、それに応えようとしてくれてありがとうございます。

僕はあなたからもらった景色で頑張るので、在りたい自分へ、そのままでいてください。





全ての人が同じ言葉を話す必要があるなら人間はこんなに生まれてこなくて良かったと思うし友達になったり家族になったりする必要はない。



みんなに届けようという時代でない。

みんなに届けようとしても届かない。


だから誤解や価値観の大きな相違が生じることは当たり前にあって。


僕らからの場合は「雨宮天さんへ」という部分的で集中的なコミュニケーションだ。


雨宮天さんの場合、「応援してくれている人たちへ」と思って発言してもお立場上全体へのコミュニケーションになってしまってう。


それはそうとう風当たりが大変で、価値観の相違が辛いものだと思う。


それでも、それを解ってて、それでも僕らへ届けようとしてくれるのは心が熱くなるほどありがたいのだ。




あなたじゃないから分かることなんてできないけれど分かろうとしていたいし、これからもあなたの人生の前に立っていられる言葉を探していくんだと思うのだ。



あなたのために生きることはないけれど、あなたのおかげで生きれています!

 

僕は僕の理想へがんばるからね!!


味方が味方でいやすいように僕自身も強くなりたい!!


在りたい姿、その夢を考えたときに想起してもらえる僕らで在りたい!!!



2019年も良い!!!!!お年にしましょうね!!!!!


アオ!!!!!!!




ああもう収集つかなくたなまな板の上の鯉。


いえ、そこは鯛でお願いします。


明けましておめでたい、ってね。





野菜もしっかり食べよう。



2018年 大晦日