TrySail live 2016 SmoothSailing レポート

こちらは2016年6月5日に行われたTrySailさんのライブ、「LAWSON presents TrySail Live 2016 “Smooth Sailing”」のレポートです。

 

Headwind Sailingの記事はこちら)

 

普段のレポはメモを活用させて頂いていますが、ライブは曲ごと、一挙手一投足に心動かされて余裕ないので手元にメモがありません。その為記憶に頼る部分が多く、誤った点などございましたらご指摘頂けると幸いです。

 

昨年の5月にデビューし‘2曲しか持ち歌ない中’1st公演(Sail Out)を行ったのもこのパシフィコ横浜でしたね。そこから2ndライブ( The Golden Voyage of TrySail)を経て、お三方が「実家のような場所」と仰るパシフィコ横浜での今回のライブ。僕の好きな漫画『タビと道づれ』(たなかのか)という漫画に「旅とはいつか帰るところに向かう行為」という言葉が出てくるのですが、昨年デビューと共に“Sail Out(出航)”し様々な挑戦が待ち受ける“Voyage(航海)”を経て今回1年目の旅の終着点として出航した港に戻ってきたのは結構感慨深いものがありました。

 

その1年の“Voyage”の集大成(終体制ではない)として1stアルバム『Sail Canvas』はこの色々な風を帆に受けながら進んでてきたTrySailを感じられるものでした。

 

なんだか終わる体制の様な文脈ですが、続きます。

 

先にセトリをぺたり。

00.TrySail30分劇場「逆風探偵」
01.ひかるカケラ
02.sewing dream
MC1
03.whiz
04.コバルト
05.High Free Spirits
MC2
06.桃色片想い(松浦亜弥)/麻倉もも
07.1/2(川本真琴)/夏川椎菜
08.Skyreach/雨宮天
MC3
09.夏を待つセイルのように(ZARD)
MC4
10.パーリー☆パーティ
11.あかね色
MC5
12.明日も晴れる
13.primary
14.Baby My Step
MC6
15.Youthful Dreamer
Encore
16.僕らのシンフォニー
MC7
17. Sail Out

朗読劇『逆転探偵』

「待った!」とタイトルを見て仰りたくなったでしょう。私もです。舞台袖からお三方が登場し、シャーロックホームズに扮した夏川椎菜さんの古畑的な導入後スクリーンに浮かびだされたのはこのタイトル(どこかで見たことある書体とロゴ)。

 

麻倉ももさんはコナン君の服装。凄く似合っていらっしゃいましたね。

 

舞台は夏川探偵事務所、ホームズや古畑など世界中の探偵に憧れる夏川とその助手麻倉の日々の業務は猫探しばかり。そんな生活からの逆転を目指す夏川と麻倉の前に「猫の茶太郎を探してほしい」とどこかネジのずれた依頼人雨宮天が現れるがそれはただの猫探しの依頼ではなくて・・・。

 

概要はこんな感じです。脚本はミリオンラジオなどでお馴染みの伊福部崇さんでした。

毎度朗読劇にコント、お三方の挑戦が楽しみですよねー。次はどんな事に挑戦してくるのかすごくドキドキです。


ライブパート

朗読劇を終えた三人が舞台袖に捌けると大音響で『Youthful Dreamer』が流れ出す。顔をあげスクリーンに目をやると、曲に合わせてこれまでのライブやミュージックビデオを繋ぎ合わせた映像が。もうこの時点でボロボロです。その後も『コバルト』、『whiz』も同様の編集がなされており、ミュージックビデオと個々の紹介が融合された『High Free Spirits』を経て、ステージ上の帆船を模したセットの真っ白な帆が揚げられ、その中からTrySailのお三方が登場。

    


TrySailのライブは本当にセットも凝っていますよね。今回帆船の上部(階段上)に小旗が掲げられ時折風になびいているのが凄く素敵でした。

 

あまりにも曲中心動かされっぱなしであまり様子がお伝えできないと思いますが、ご容赦ください。


映像化は厳しいかもしれないけど、せめてあのOP映像は出来れば特典とかにつけてほしいなぁ。

 

1.ひかるカケラ

先程の、これまでの振り返りの様な映像の直後に「こんなに広い世界で キミを見つけたよ」のフレーズ。胸がもういっぱいでした。曲中で一番好きなフレーズです。本当に、こんなに広い世界でお三方に出逢えて良かったなって。「こんなに広い世界で」で腕をまわし広い世界を表現してから、「キミを見つけたよ」でこちらを指差してくれる振りが凄く好きですね。こちらも半泣きで振りを模してお三方を指していました。あと、ラストサビでこちらに駆け寄ってきてくれる所も。

 

少し話はミュージックビデオにとびますが、サビ前に初めてバイト先の海の家に集まって顔合わせしてる様な映像が、勝手な妄想なのですが実際に事務所で初めて顔合わせした3人の姿みたいに意識すればするほど見えてきて、その後サビで3人寄り添って「こんなに広い世界でキミを見つけたよ」って口ずさんでいるのが互いに語りかけている様で凄く好きです。

 

 

2.sewing dream

「(say oh oh oh)」のコールが楽しすぎました。コールに合わせて手のひらを上げ下げ(最初のohと最後のohで上げる)するお三方がとても印象に残っています。「ちょっとずつ前へ」って言うフレーズが凄く好きなんです。聴く度にワンフレーズなのに頭に大挙して押し寄せてきて。これまで頭に押し寄せてきた「ちょっとずつ前へ」を積み重ねてみたらそうとうな距離になりそうですし、少しは前へ行っていたいので僕もちょっとずつ頑張ろうと思いました。

 

3.whiz

4.コバルト

振りコピをしていて凄く楽しいこの2曲。今回もとても楽しかったです。ライブが始まり追い風が優しく吹き始めた頃の『whiz』、「なんか 気持ちがいいね」で互いに目があった一瞬の、安堵感の様な微笑みがとても好きです。そんな優しい『whiz』の次に「今 開けた世界 踏み出す命 運命なんて変えられる」と力強さのある『コバルト』があるのは今回のセットリストの面白いところだなぁと感じました。

 

5.High Free Spirits

『whiz』と『コバルト』、優しく時に強い風に煽られた火が一気に燃え盛ったのがこの曲でしたね。会場全体からの鬨の声にステージ上で激しく歌い上げるお三方が印象的でした。

 

 

うーん、やっぱり言葉にするって難しいですね。

 

 


カバー&ハモりコーナー

コーナー間のMCで「ドヤ顔しても大丈夫になってきた」と不意に発してしまった夏川さん。すかさず雨宮天さんに突かれドヤ顔を披露する流れに。雨宮天さんの振りから、「ドヤさ」とキメ顔をするもすぐ耐えられなくなり舌を出す夏川椎菜さんが可愛らしかったですね。

 

○麻倉もも

衣装着替えの為に捌けた際に裏でスタッフさんに「真剣な顔で、からあげ君持つとき気をつけてね」と言われた事を笑みを浮かべながら話していらっしゃいました。でも、そのからあげ君は階段下。麻倉ももさんは階段上。「いつ取りに行こう・・・」とわたわたしていらっしゃいましたが、その後からステージ上であげ君が食べられることはなかったとさ。

 

どこかのMCで仰っていましたが、「スタッフさんが私達の事分かってきたのか今日はお昼肉ずくして(笑)おなかいっぱいです」との事だったのでお腹いっぱいだったんですかね。

 

 

6.桃色の片思い(松浦亜弥)

まるでというか、そのまんまという様にピタっと麻倉ももさんの歌声にハマった曲でした。やっぱり麻倉ももさんが歌うアイドルソングは聴いていて、見ていてとても笑顔になれますね。曲以上に、捌けた後登場口から覗けたバックステージでの、麻倉ももさんの、すごく笑顔の「キーン!」と言い出しそうなアラレちゃんダッシュがとても印象に残っています。

 

○夏川椎菜

7.1/2(川本真琴)

「改めて聞いてみた際にとってもかわいい曲だなぁって思いました。」との言葉通り夏川椎菜さんの歌声と可愛らしい曲調が絶妙な心地よさでしたね。夏川椎菜さんの曲のセレクトは凄く際どいところ攻めてくるなぁと毎回楽しみにしているので今後が凄く楽しみです。

 

 

○雨宮天

8.Skyreach

前曲の夏川椎菜さんのパフォーマンスを「かわいいかよ」と目を細める雨宮天さんのヲタク具合。しかしビシっとスイッチを切り替え「発表があります。」と。

 

①雨宮天1stアルバム、『Various BLUE』が2016年9月7日発売決定

②雨宮天1stライブ、『LAWSON presents 雨宮天ファーストライブ2016 “Various SKY”』の開催決定

 ・大阪オリックス劇場:9月25日(日)

 ・東京中野サンプラザホール:10月8日(土)

 

タイトルの意味は“色々な青”との事で、色々な表情を出せるように頑張りますとの事。

ステージ上でとても喜んでいらっしゃる雨宮天さんが瞼に焼きついています。

 

2年前、自分1人のイベントや発表事となると緊張だとか不安だとか表に出してた雨宮天さんが今日自分の発表を、ご本人の心境は実は不安でいっぱいかもしれないけれど、あの場ではそんな文言一切なくあんなに嬉しそうに楽しみそうに発表して喜んでる姿見てもう嬉しくて懐かしくて少し寂しくてでもその何倍も嬉しくて、なんか目処立たないけど、頑張ろうって思いました。

 

僕は一昨年のプレリリースイベントから始まって、Skyreachリリイベの語りかけてくれる様な『夢空』だとか誕生日に見た凄く楽しそうな『チョ・イ・ス』だとか、「緊張しますね…一緒に深呼吸してくださいませんか?」と会場みんなでやった深呼吸だとか、ユニット活動の時とはまた違ったあの優しい時間が色々頭に流れてきて、胸に込み上げてきてもうだめでした。


ダメだ、どんどん溢れてきますね…(笑)

ソロライブまで少し取っておきます(´-`)

 

ここまで来たんだなと、応援させて頂いてきて、本当に良かったなと。そんな発表の後に『Skyreach』が聴けてとーーーーーーーーーーーーーーーっても嬉しかったです。

 

 

9.夏を待つセイルのように(ZARD)

今回のハモり曲はこの曲。コナン関連曲、セイルというフレーズ、とてもこのライブにぴったりでしたね。元々この曲大好きで、「太陽の彼方いっぱい 失敗ばかりしたけど 反発しあったり・・・ でも今はひとつに向かっているよ そこには夢があるから」と言うフレーズが大好きで、ここの部分が聴いていて特に気持ちよかったです。お三方のハモりは回を重ねるごとに本当に進化されていますよね。僕はエウレカセブンで使われたNIRGILISの『sakura』をハモり枠でリクエストしていて、「難しい曲だよ」と思うのですがいつかお三方のハモりで聴いてみたいなぁって。

 


ライブパート②

 

記憶がない・・・。会場でウェーブをやったのってここでしたっけ。

今回はステージに向かって右端から左端への横の波。

 

さらには3人が一緒に端から端へと移動するのではなく、1人1人とまさに波を起こそうというものでした。感激するお三方が観れて良かったです。

 

9.パーリー☆パーティ

歌詞に合わせた可愛らしいダンスが印象的でした。特に2番の「マカロンドラゴン」のあたり。僕にはマカロンドラゴンが見えた。曲の終盤の終盤、1人1人交代でポーズを取っていく振りが『Let's貢献! ~恋の懲役は1000000年~』の終盤、1人1人の「レッツ貢献!」みたいだなぁって思いながら楽しんでいました。

 

 

10.あかね色

次曲がこの曲だとは思ってもみませんでした。2ndライブと同様に階段を上がり、それぞれのマイクスタンドの前で歌唱されていましたね。様々な雑誌記事でもお見かけしましたが、お三方がそれぞれなりのアプローチを考えて歌ったというこの曲。ソロのパートも多くて、同じあかね色の夕焼けを見ていてもその時々の気分で違った景色に見える様に、それぞれのソロ部分でそれぞれの描く情景が感じられて聴き入っていました。

 

11.明日も晴れる

アルバムで1番好きなんですよ、この曲。『明日は晴れる』じゃなくて『明日も晴れる』なのが良かですよね。『明日も晴れる』をプレーヤで探す時って個人的にはその日を否定したくなる様な時なんですけど〝明日も〟晴れるってことは今日は雨じゃなくて晴れなんだって、タイトルも歌詞も曲全体で肯定してくれてる感じがして好きなんです。「今日より元気になれ」の部分で会場に向かって笑顔で手を振ってエールを送るお三方がとてもとても・・・。心配ばかりの弱い自分だけれど、凄く大きなエールを頂いたので、少しずつ小分けにしながら頑張っていきたいなーって。

 

12.primary

凄く振りが忙しい曲に見えました。それに比例して会場も凄く盛り上がっていましたね。「スキでしょ?」での3人並んでの指差しがとても印象に残っています。可愛かった・・・。あと何か抱き合ってた・・・。なんだか昭和のアイドルっぽい曲だなぁって思うんですよね、そして僕の昭和のアイドルのイメージって渚の似合うようなイメージで(偏見)。その二つの要素が詰まった可愛らしい曲だよなぁって、まさにパシフィコに相応しい曲だなぁと思いながら頑張って振り覚えようとしてましたが、1回では無理ですね。18日が楽しみです。

 

13.Baby My Step

この振りが激しい2曲連続は今振り返ってみると、お三方凄いなぁと感服させられますね。「イヤモニしているのに綺麗にコールが聞こえてくるの!」と麻倉ももさんが仰っていた様にコールすごかったですね。『B.L.T VOICE GIRLS』で雨宮天さんが仰っていた「曲を完成させるためにも、ライブに遊びにきてください。」という言葉を強く感じた曲でした。間奏のダンスとても好きです。

 

14.Youthful Dreamer

凄く笑顔で歌って踊るお三方が焼きついています。とても楽しい・・・。1番色々な会場で歌ってきた曲だと思うし、どんな障害も超えてきてこの1年を結んだお三方の積み重ねを感じれた様な気がしました。

 


アンコール

15.僕らのシンフォニー

 

『僕らのシンフォニー』の1番サビ入った所の、裾野広がってく感好きなんですよね。実際にお三方がステップ手を広げながらこちらに広がりながら向かってきてくれる所大好きです。あと「広い広い広い世界で〜」で腕横に広げながら歌うとこ好きでたまらなくて、今回もとても楽しかったです。「その声を 魂(ここ)まで届けて」の振りで会場全体を受け止めてから胸を叩くお三方が凄く笑顔で、楽しんでもらえて良かったなぁって。

 

16.Sail Out

『ヤングアニマル』の方で夏川椎菜さんが仰っていたのですが、本当に「ちょっと切ない感じもあるけど、勇気をもらえるような曲」はその通りだと思います。「明日は少し不自然な笑顔でも」というフレーズが好きです。お三方が船上を歩き回って手を振りながら歌っている姿が、あぁ、出航だと思わされました(あれ、これじゃ港に置いていかれてる)。2年目の旅も、ちゃんと置いてかれずに、よそ見なんかせずについていきたいですね。

 


おわりに。

挨拶(記憶だけで書くと誤りが怖いので18日はしっかり)を終えて、最後は階段を上り中央にて、マイクオフで「ありがとうございました!」と。

開演時の所でも触れた点なのですが、挨拶を終えたお三方を包み込む様に周囲の帆が降り閉ざされ帆の影にお三方が消えていく演出。今回の帆船のセットとーーーっても素敵でした。「私達時折海に落ちてるね、ハイスピとか沈みながらやってる(笑)」とお三方は仰っていましたが。

毎度スタッフさんのステージ演出には頭が下がりますね。ライブ中は映像演出も時折凝っていらしゃいました。

 

 

以下蛇足です。ここまで稚拙な主観だらけの文を読んで頂きありがとうございました。お疲れ様でした。

 

 

やっぱりライブを文章にするって難しいですね。まして今回はメモしてなかったので・・・。

やっぱその時々の気持ち残したいしちょこちょこ感じた事だけは書き留めておこう・・・!

 

アルバムの曲はほとんど歌われたのかな?

 

『Sail Canvas』はいろんな色の曲があって、晴れの気分の時も曇りの気分の時も雨の気分の時も受ける印象は違えどそこにいてくれる安心感あるなぁって思います。

 

なんかそれって海の色が天気によって違うのと似てて素敵だなぁって思うし、お三方にはどんな色の海であれ今後も綺麗な色の海を航海していってほしいなぁと改めて感じた公演でした。

 

TrySailのお三方を含め、素敵なライブを作り上げてくださったスタッフの皆様ありがとうございました。

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コメント: 2
  • #1

    アシアシ (火曜日, 07 6月 2016 02:22)

    レポート、そしてライブお疲れ様でした。

    今回はメモ取られてないとのことでしたが、それ故に一層TrySailに対する、うじゃのさんの想いが伝わってきて、じんわりきます。

    特に雨宮天さんのソロのところは、2年間見守り続けたからこその感動に溢れる文章で、自分なんかでは推し計り知れないものを感じることができました。

    その時の気持ち、想いを文章に残すことは大変難しいと思います。でもたからこそなんとか残そうと努力はとても尊いものだと思います。
    レポート大変参考になりました。ありがとうございます(^^)/

    長々失礼しました。

  • #2

    うじゃの (火曜日, 07 6月 2016 12:44)

    >>あしあしさん

    いつも読んで頂き、コメントまでして頂きありがとうございます!!

    どうも古参ぶった文章になってしまいましたね、反省しています。「何年応援してきたから」とか関係ないと思いますし、後からの以前を知らない方に「こうだったんですよ」とより知ってもらえたらいいな、好きになってもらえたらいいなって気持ちで書いていますが、どうも懐古厨なのでそこは今後もお許しください(´-`)

    大切なのは過去より現在ですからね!今後もお三方を通じて知り合えた素敵な方々達と一緒に時間を共有できれば幸せです。

    素敵なコメントありがとうございました!お昼休みにすごく心温まりました(´-`)