こちらは2018年5月31日にゲーマーズ秋葉原店にて行われました雨宮天さんの6thシングル『誓い』のリリースイベントに纏わる懐旧譚です。
トーク内容はこちら。
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2ndシングル『月灯り』以来のバラードとなった『誓い』。Aメロとサビが繰り返しでシンプルな構成でありながら、レコーディングには「歌詞がすごくエリザベスに寄り添ってるものでしたし私の頭の中にもエリザベスとメリオダスの笑いあっている姿があったのでそれと、でも私らしさも大事だし蔑ろにしたくないっていう思いもあって」と試行錯誤が伴ったことをお話されていましたね。
曲のタイトル、ご自身が提案したという『誓い』について。
「エリザベスの姿を想像した時に、『ただ無力で願っている子ではないな』と思ったんですよね。 」と、そしてシリーズを重ねるごとに力強くなっていくエリザベスの姿、演じているからこそ感じられれエリザベスの姿から最初の候補にあった『願い』を強くしたような言葉である『誓い』を提案したことをお話されていましたね。
"ただ無力で願っている子ではない"というのが凄くしっくりきて漠然と、でも確かにこれまでのエリザベスや仲間たちとの物語を想うとこの『誓い』というタイトルがしっくりくるなあと。
そして、「作詞家さんにつけてもらったのもそうなんですけれど」と前置きされつつ、「自分が『これだ』ってタイトルをつけさせて頂いたものはやっぱり曲への思いもいっそう強くなるように感じますね。」ともお話されていました。
「作詞家さんがつけたのもそうなんですけれど」と前置きしつつ、それでもやはり本人の源泉から最もその色に近い形で塗られた作品はどんなにキャプションが名文でもそのキャプションは蛇足でしかなくて、ただただ綺麗なのですよなあと。
『七つの大罪』のエンディング映像についてもお話されていましたね。
キャラクターが手描きのタッチから浮かび上がり色味が帯びていく映像が凄く好きだとお話されつつ、「他のキャラクターにも当てはまる曲だなって。出てくるキャラクターみんながいろんなものを背負って、相手のことを想っているんだなって気づいて嬉しくなりました。」と、実際に作品と寄り添ったものとなった感想を。
そして最後までメリオダスの顔が出てこないことと手だけが出てくることに触れつつ、『そっと手を握るの』という歌詞を手を握るイメージを大切にしながら歌ったと、「思いを込めた所とリンクしたのが嬉しかったですね。」と嬉しそうにお話されていたのが印象に残っているというか、嬉しかったです。
「歌詞がすごくエリザベスに寄り添ってるものでしたし私の頭の中にもエリザベスとメリオダスの笑いあっている姿があったので。」と、この日お話されたことに近いようなことをお話されていたり、先行して披露されていたライブでもまだこの映像を観るまではエリザベスとメリオダスの二人をイメージして聴いていました。
なので初めてこの映像を観たときは凄くしっくりきたといいますか。多少は聴いていてエレインやディアンヌの姿も思い浮かべないことがなかった訳ではないんですけれど、よりこの映像でしっくりきたというか、彼女たちと彼らの関係がとても綺麗だなあと思えたというか。あのエンディング本当好きですね。
そんでもって、「ラストスパートになりますが、まだ観てないよって方も観てくださっている方も最後までみんなの行方を見届けてくださったらなと思います。」と。
楽しみにしてます。
リリイベ中の『誓い』についてのお話はこんな感じでしたね。
普段なかなかひと聞き惚れしないけれどこの曲はひと聞き惚れだったと、同じひと聞き惚れだった『irodori』や『Eternal』をうまく引き合いに出せず「説得力ないですね(笑)」とお話し始めたのはカップリング曲の『Abyss』について。
『内面的な叫び』をこれまでに表現したことがなく、切なく苦しく歌うのかカッコよく力強く歌うのか、これまでの「雨宮天らしい曲」でありながらも試行錯誤はあったという『Abyss』。
「特に」と例として挙げたのが一番最初のロングトーンで、もっと深いところからの叫びになるように、「今のじゃ弱い」「今のじゃぶつけすぎだな」と凄くこだわったそうな。ここも曲中で好きなポイントだったので、このお話が聴けて嬉しかったなあ。
作詞家さんとの解釈のズレが最初はあったと声優アニメディアさんにてお話されていて、どこなのかなあと思っていたのですけれど、どうやらDメロの、「お願い 何処へも行かないで ごめんね もう1人にしないから」でしょうかね。
当初その部分はそこまでの流れより弱々しい印象があったそうで、作詞家さんにもう「少し弱くできませんか」とお願いしたそうな。後はナタリーや他の記事等でもお話されている通り、そこで作詞家さんに「歌詞にある君は自分自身のことなんです」と言われ、『Abyss』の登場人物は一人なようで自分自身もいる、かつて見放した自分自身に対する叫びなんだと落とし込んだそうで。
そうやって「こだわり抜いて作ったのでカップリングだけれどカップリングにはもったいないくらいステキな曲になりました。」と生まれたという『Abyss』。
1番サビ前の「絶望さえ意味を成せぬ闇」っていう歌詞がすごく好きな歌詞なのですよね。
絶望さえ意味を成せぬ闇、絶望とはまた違った虚無に近いモノに対して叫びたくなることってやっぱり生きてりゃあるわけで。そうやって自分の中の先が見透かせない闇に向かって叫ぶことで、それが反響してまるで自分に向けて叫ばれているように感じられること、それよりむしろ自分に向かって叫んでいるのだけれどなかなか向こうの自分が受け取ってくれないことの方が多いのですけれどね。
この曲の好きなところって最後まで虚無って言うか、この歌詞の主人公に最終的に救いは訪れていないように僕には感じられる所なのかなとも思いまして。
そういう風に、この曲に救われるというよりは、この曲が存在していることに救われる気持ちがあるのですよね。そんな気持ちが、その虚無自体が存在を肯定されたみたいで楽になる感じ。ここの所そういう虚無感になることがお陰さまでポジティブ人間に改造されたので機会が無いんですけれど、多分この曲をそういう気持ちの時に聴くと目に光が戻ってくるんじゃないかなあと思うのですよね。多分安心して眠れる。
そうそう、夢想。
突然ですけれど“Various SKY”の『Glitter』からの『チョ・イ・ス』の流れがとても好きでしてね。
(こちらにちょこっと氣と気の解説してたり)
『Glitter』の氣(外向きのエネルギー:こうしたい)と気(内向き:記事で言う所の解決しきれないもやもや)のせめぎ合い、そしてそこから「全部選択肢じゃん!」っていう氣への変遷がめっちゃ好きなのだ。
ただいつか氣と気のせめぎ合い(Glitter)→気(Abyss)の流れ聴いてみたくてウズウズしてたり。
ミュージックビデオコメンタリー
起こしたものは先程のリンク先にあります。
姫感とか慈愛顔とか花粉との格闘など「これも!これも!」と詰め込むようにお話されてましたが、やはり1番脳裏が憶えてるのはミュージックビデオでも青へのこだわりを語られている姿。
「ミュージックビデオには青入れて欲しいんですよね。それで何人の悩む監督を生み出すかは分からないですけれど(笑)」という悪戯そうな笑顔が印象に残っています。急に青なくなっちゃったら何回も探しちゃうだろうなあ(笑)
そうだよなあ、イントロのふっと火を灯すところもすごく好きで(廊下をこの火を持って歩いているところとかも)、この火の秘密もね、お話されててね(´×`)
あと陽の光のあたたかさが伝わるカットが凄く好きなのですよなあ。
アンケートコーナー
振付って、半端にやってしまうとただの束縛でしかなく。そこを乗りこなして着こなして、「自分の」身体表現にして初めてぐっとくるんですね。音楽とこれまでの経験や価値観をちゃんと混ぜて視覚化されたダンスは、自然と観てる人を引き込んで熱くさせます。「他の誰かの」借り物からの脱却。
— HIROMI (@sugitahiromi) 2018年5月14日
改めて凄く質量が大きいなあと。自分の表現もそういうものでありたいなあ、なんて思ったりもするんですけれど。
「『そんな振りを付けた覚えはない!』って言われちゃって(笑) でもいつもその後に『でも良し!』」ってつくんですけれどね。」とお話されていて、嬉しかったなあ。15分くらい考えてみたけれど、嬉しい、だなあ。
「HPを削られたみたいに、「どこかにないかな」って探すと思います。」ってのが全然フィクションに聞こえなくてなあ…(笑) 治療に届けようにも「これ薄い!」とかになりそう。
「しょっちゅうは行けなくて、翌日朝から仕事があったり遅くまでもダメなので、たまの飲み会がすごい好きなんです。」と酔っ払うのが好きとお話されていましたね。
「沈んだ時も」ってお話されてて、うんうんというか。沈んだときに仲良くしてもらってる人、ここ数年は本当に雨宮天さんのお陰で知り合えた仲良くしてもらってる人たちと飲んでると、たまの飲み会がすっごく好きで、僕酔っ払うとすぐ寝るのでそれが惜しいのであまりガソリン積んでフライトはしないんですけれど、楽しくて、沈んだ時もねえ。
これからも楽しみだし、頑張らないとなあって、面白い話聴き笑いながら思ってましたねー。
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