雨宮天 “Various SKY”in大阪 感想


はじめに

こちらは2016年9月25日に大阪オリックス劇場にて行われた「LAWSON presents 雨宮天ファーストライブ2016 “Various SKY”」大阪公演の感想文の様なモノになります。

 

 

いよいよ、1stライブかー(°×`)感慨深いですね。

 

 

2年間があっという間に感じられたのも、その時間が濃密だったからでしょうか。

 

良い機会ですので、少しだけ後ろを振り返ってみましょう。

 

 

ステージ上の雨宮天さんも客席も、今考えると可笑しくなるくらい緊張していてそれが却ってとても優しい空間に好転した、みんなで深呼吸してからトークパートとは人が変わった様にカッコよかった『Skyreach』とあの優しい空間を、天空の青の様にまた一層優しく包んでくれた『夢空』のサプライズ披露が嬉しくて両曲ともすぐに大好きになった『Skyreachプレリリースイベント』、

 

 

「くるぶしとこんにゃくのイントネーション」について真面目に考えたり、「あとちょっと我慢してくれたら誕生月がサファイアの9月だった、せめて1日我慢したら焼き肉の日だったのに」と自分の誕生日を紹介したり、「サインはおばあちゃんが考えてくれたけれど、年齢を間違えられた」とか「アニサマなんて・・・想像しただけで」とアニサマではなくソラサマに来てくれた事を嬉しそうにしていた事、「目を閉じて聴いて下さる方、ペンライトを振ってくださる方、一緒に歌詞を口ずさんでくれている方、自由に楽しんでくれるのがとても嬉しいです。」と嬉しそうに語りながら1人1人目を合わせて微笑みかけるように歌ってくれた『夢空』を思い出す、よりご本人を知れた『Skyreachリリースイベント』達、

 

 

2014年の緊張したことをランキングで振り返り「おうちで寝てるだけだった人が、14年にこうなるとは人生分からないですね!」と笑いながら総括したり、『月灯り』のMVを生コメンタリーしながら「泣いちゃったー!」となぜか大興奮したり、緊張の中でもその日を凄く楽しんでくれたのか愛おしくなるくらいの笑顔を見せてくれた『チョ・イ・ス』が強く印象に残っている『月灯りリリースイベント』だとか、

 

 

「吐かない、倒れない、戻らない」と大勢の前であんなに頑張ってた『15年アニメ紅白』だとか。

 

 

トークへの苦手意識もなくなったのか、(これまでがそうでなかったとかではないけれど)会話をより楽しむようにトークされていて約1年ぶりのリリースイベントという月日の流れとその1年の間の御本人の努力/足搔きを実感した『Velvet Raysリリースイベント』

 

 

 

 

 

うーーーーん????

 

ちょっと人がせっかく書いたメモを感傷的に観賞してたのに、こういうのが干渉してくるの良くない。

 

 

(´-`)

 

 

そしてそして、アルバム同様にここまでの青を探す旅の軌跡を、「ホームだと感じてもらえるようになったのかな」と確かに強く感じた『Various BLUEリリースイベント(東京)』

 

 

列挙したのはソロアーティスト活動だけれど、その前や間にはたくさんの作品コンテンツやユニットとしての活動、ラジオや雑誌でのお仕事があって。

 

なかなかどうしてもアーティスト活動の方での文章が多くて書く機会ないけれど、間違いなく絶対的にその1つ1つから刺激を受け学ぶ事は多いんですよね。

 

 

僕にとって、この2年間は間違いなく何度というよりは毎日毎時、いや毎分毎秒くらいのペースで雨宮天さんの楽曲に、歌詞やブログ、雑誌/ラジオで綴られる言葉、年賀状のお返事に書かれていた言葉にたくさん救われました。

 

その言葉に、響く綺麗なメロディーにほぼ無色だった心は彩られてきた訳です。

 

 

言葉って凄いなぁ。

言葉を仕事にするって本当に素敵だなぁ。

 

いい仕事してますね〜(福さ屋のCMのイントネーション)

 

 

毎度イベントの帰りに、曲を聴く都度に思い描いた『1stライブ』。

 

 

自分の名義で、これくらいの時期にCDを出しますという、ちゃんとした説明を受けたあとも、すぐには実感はわかなかったですね。「どうして私が」という思いばかりで

(声優アニメディア2014年9月号)

 

私の中では「ここから始まっていく」みたいな気持ちはまだないなというか、ここから先に続いていくという実感はまだないんです

(声優グランプリ『雨宮天デビュー記念スペシャルブック』)

 

 

 

自分のいいところは出していくべきだし、悪いところは認めて、それをカバーできるようにしなくてはいけないので、楽しいことばかりではなくて、正直つらいときもいっぱいありました。

(リスアニ2016vol.26.1)

 

 

自分のふがいなさが悔しくて、歌うのが怖くなったときもありました。

(リスアニ2016vol.26.1)

 

 

 

 

淡い憧れから小さな日々を動かし始めて想いを馳せた青い天空の果て、

 

何度も揺らめきながら何度も迷いながら、でもそこに手を掛けたいと想いを馳せた場所。

 

 

 

 

それが、この1stライブ “Various SKY”なんですよね。

 

ちょっと泣いた。

ちょっとだけだよ、ちょっとだけ嘘だけど。

 

 

 

揺らめきながらも、きっとその道は色鮮やかにどこまでも続いていて。きっとその青は普遍的で。

 

うん、青って普遍的なんだと思うんです。

 

 

エイズによって視力を失いながらも、微かに確かにその瞳に感じる、そのたった1種の光であるを『ブルー』という映画に残したデレク・ジャーマンが、「普遍青(Universal BLUE)という言葉で同映画内に次の様なスクリプトを残しています。

 

 

ブルー、魂への開かれた扉

触れうるものとなる

限りない可能性

 

 

病の中/迫りくる自分の限界(死)の中その微かに差し込む青い光を、「ブルーには限界も存在しない」とジャーマンがそう形容した様に、きっと今日の公演の先、開かれた扉の先に続く道は限りのない、普遍的で、絶対的な青だと思うのです。

 

 

限りのないからこそ、『青』という色は私達を常にその夢へと駆り立てるんじゃないかなって。

 

 

昆虫王ファーブルは夜明け前、夜の生き物達が眠りにつこうとし、昼の生き物達が目を覚まそうとするその端境の時間を、その一刻を「青の刻(heure bleudm)」と好んで形容していたそうです。

 

(ちなみにファーブルの孫ヤン・ファーブルは芸術家となり青に関する芸術作品も多く残していたりしますよ)

 

 

昆虫王ファーブル、素晴らしい言葉を残してますね。

これから敬意をたんまりと込めて、ムシキングと呼ばせて頂きます。

 

 

長くなりました、ごめんなさい。

パンフレット今読んでてすごく書きたいことあるけれど、それはまた東京公演の時にでも。

 

 

途中よく分からない主観や、謎の引用、廻ってない言い回しが含まれます。

 

こういうスタイルですので許してください。

 

 

 

さぁ、稚拙な長ったらしい前置きは置いておいて、あの格別な「青の刻」にもう1度想いを馳せるとしましょう。

 

 

 

(これ書いてるのライブ前なんだけれど)

 


開演前

会場に入るとなんやカッコいい洋楽が流れており、ステージ上には…なんだっけ、もういっぱいいっぱいでメモしてないし覚えてないや…。



中央に階段があり、バックには布が、ん、カーテン?

なんだ、富嶽三十六景の波みたいに…左右から、こう…綺麗だった。


すみません、なんか今回駄目そうです。


普段書かないけれど(あとあと触れたいので)、席は1F3列の上手ブロックステージ中央側。実質2列目。


粋な計らいで直前まで「今日は14列あたり」と聞かされてましたので、チケット見て動揺して終に立て直せなかったです。

粋な計らいをしてくだすった連番者様、本当にありがとうございました。


青ブレードもなんか点けたら青薄いし、赤出てるし、物販のお姉さんに持って行って、でもお姉さんがいじったらすぐ機嫌良くなるし…。

終始あわあわしてました。


そんな日曜日。

ライブ開演

18時01分、会場が暗転。

重厚なメロディに合わせ、青のライトがステージ上を端から端まで妖しく照らしていく。

1.Skyreach


嬉しかった。

焚かれたスモークの中に人影が浮かび、青い光が階段上の雨宮天さんに注がれると、流れ出したのは1stシングル、つまりデビュー曲『Skyreach』

1曲目から、会場は青く燃える。

階段上からダンサーを従えカッコよく歌い上げる雨宮天さん。

マイクスタンドはあのマイクスタンドだったのかな、だったらいいなぁ。


ちょっと主観になるんですけど。


ふと『Skyreach』のリリースイベント、幸運にもよくこれくらいの距離の席に座ってたなぁって2年前の記憶が押し寄せて来たんです。


あぁ、あの手の振りだ。

あぁ、あの脚でのリズムの取り方だ。

あぁ、「揺るぎない声にして」の手の振り好きなんだよなぁって。



あの時の、アーティストデビュー、はじまりである『Skyreach』。


「どんな未来でも受け止める私でいたくて 今はもう振り向かない」

そう決意して、まだ遠く霞んでいて正体も分からない絶対的な青に/夢に、手を伸ばしたあの日の歌。




「これから私は何が出来るかな?」という淡い憧れ。

 

「歩き出すたび世界が広がっていくような感覚」の怖さ。

 

その間で揺れる感情と不甲斐なさに流した涙の狭間を繋いだ、その直線上に描かれていた場所、

 

 

あの日手を伸ばした先が、今日この1stライブ

 

いや、今の雨宮天さんなんだなって思うと、もう泣いてました。

 

 

 

「揺るぎない声にして 届けるきっと いつか辿り着くその時まで」

 

 

その揺るぎない歌声が凄くカッコよかった。

 

 

タワーレコードでの『Skyreach』リリースイベントでも仰っていたけれど、「最初から力強いのではなくて、弱いから進んでいく、そういう力強さ。」
 
 
弱いから憧れて、足掻きながら進んできたこの物語の主人公の、確かな力強さを感じました。
 
 
2番を歌い上げ、間奏部分でマイクスタンドからマイクを取る。これも同じ。
 
そして颯爽とドヤりながら階段を降りてくるも少し嬉しそうにニヤけてる。
 
 
そしてラストサビ前の「オイ!オイ!」、僕は復活してた様に感じたんだけれど、嬉しかったです。
そして何より、あんなにあの空間の青を嬉しそうにしてる雨宮天さんを見れて嬉しかった。
 
 
とにかく、カッコよくて
 
とにかく、そのカッコよさに憧れてるのがすごくカワイイんだこの人は。

2.夢空

この2曲の流れはもう「葬る」にきてますよね…。

2年前何度も味わい何度も恋しくなったこの2曲の流れ。

もうこの2曲から最後まで徹頭徹尾僕は懐古おじさんです、すみませんがお付き合いくださいませ。

あの時と同じ、1人1人微笑みかけるように歌い上げる雨宮天さん。


会場は広くなったけれど、あの頃と変わらない姿勢。


『Skyreach』のカッコよさと『夢空』の包容力のある優しさ、僕が感じるのは最初はこの2つだったんですけれど、今はライブタイトルになるくらい様々な曲、様々な雨宮天さんが居て。



今、この物語の主人公が2年という月日を経て様々な曲で心が彩られていたらこれに勝る幸せはないです。
 

ステージ上で、凄く嬉しそうに微笑みを浮かべる雨宮天さん。


今日も夢空 祈りをこめる


これからあなたは何を成して
これから僕は何が出来るんでしょうね

きっと何度も揺らめきながらだけれど、あなたを代弁者にするんじゃなく、ちゃんと自分で自分を頑張りたいな。

思いがいつか愛おしくて輝かしい未来へ/絶対的な青へ届くといいな。

MC

《雨宮》

こんにちわーっ!!(腕バッ)

わー!ありがとうございます!!「LAWSONpresents雨宮天ファーストライブ2016“Various SKY”」へようこそー!!
 
わーっ!凄い…!!青い!!!真っ青だ!!!本当に!!…はい、雨宮天です!!
 
うわー!あのーですね、すっごい、つい嬉しくて(笑) 出てきた時真っ青で凄い嬉しくて、降りるときドヤッてしないといけないんですけれど、嬉しくて笑っちゃって(笑)バレてました?
 
 
バレバレでした。
 
 
“Various SKY”はここ大阪が初日です。「様々なそら」って意味なんですけれど、このライブで様々な私を感じて行ってください。
いやー、はじまっちゃいましたね…9月25日ですよね、今日?9月25日って、こんなに早く来るんだ…ってねぇ。
TrySailのライブ、“Smooth Sailing”で初めて発表させて頂いたんですけれど、ちょっとしか日経ってないと思ってたら気付けば当日で!
「1stだし緊張するだろうなー」って、現にリハとか昨日も気持ち悪くなっちゃって(笑)緊張が他のイベントにも上乗せされちゃってたんですね。
でも当日になって昨日より緊張してなくて!
ここに立つとその意味が解ったんです。
 
私も解ってたんでしょうね。
 
 
「きっと皆さんが応援してくれる」と解っていたから。
大阪及び関西の方ってどれくらいいらっしゃいますか…?うわっ、凄い!全員くらい!凄いいっぱい!
皆さん関西弁喋れるんですねぇ、凄い!!
ちなみに東京って方は……あっ、一緒!私もですー。
いろんな所からいらしてるんですね…初っ端からすっごい癒されました(笑)
この皆さんとまるっと(大きくまるっと)楽しい時間にしましょー!!

3.Glitter

先程までの笑顔の絶えないMCから一転、俯きがちに胸の前で組んだマイクに注ぎ込むかの様に歌詞を紡ぐ雨宮天さん。

「声優としての特権」と、その曲の主人公の気持ちを歌いたいと語る雨宮天さん。


「歌詞からは、「こうしたい」という気持ちはあるけれど、まだ解決しきれないもやもやした感情に苛まれている様子を受けたので、歌い方も気だるくあいまいな歌い方を意識しました。」


以前とある記事で、そのように仰っていた雨宮天さん。


なるほど…難しいけどこの形にできないもどかしい気持ちはそういう事なのでしょうか。

上手く言葉にできないけれど、そんな風に歌われてる姿が印象的だったなぁ。
 


「光が暗闇を覆うとそこに青が現れる」と詠んだのはルドルフ・シュタイナーという哲学者。

暗黒である空(宇宙の闇)を明るい大気を通して見たときに現れるのが青だって事言ってるんですけれど、噛み砕くと

青を通して高い理想を見ている傍ら、同時に闇を見ていた

って事であって。


デルモア・シュワルツという作家が『In dreams begin the responsibilities』という短編小説を残してます。

結構自分を支えてくれた、好きな言葉なんですよねこのタイトル。

『夢の中で責任が始まる』

夢を見たときに、そこに苦難や葛藤は必ず生まれるものなんじゃないかなって。


この曲の主人公も。




「もともと歌は好きで、ずっと「うまくなりたい」とは思っていましたけど。でも、「うまくなりたい」と思いすぎて嫌いになった時期もあって(中略)自分の歌を聴いて幻滅しかなかったというか、絶望してしまって。

 

それがデビューするということになると、もう歌から離れるわけにはいかないので、絶望しても練習して上達していくしか乗り越える方法はないから、きっと今よりもうまくなっていけると思うんです。」

 


雨宮天さんも。

吹っ切れた訳でもないけれど、うまく言えないけれど、最後にこの曲の主人公が「今日も笑顔でいくんだ…多分大丈夫…」と足掻いていく終盤までの歌詞が好きです。

だから、何かに葛藤している人って凄いカッコいいと思うし、2年前からずっと「カッコいいなぁ」と思っていました。

 

そんな事をぽやーっと考えていたらステージ上にからあげクンを見つけました。
背後から『Glitter』をそのつぶらな瞳で見守っているのがツボに入って
頭が真っ白になりました。曲中なのに卑怯だよあれ。

4.チョ・イ・ス

《雨宮》
盛り上がっていきましょー!!
 
『Glitter』の後に流れ出したこの曲。
アルバムでも近い並びですよね。
 
振り付けも少しずつ増えていて。

少しずつ変わっていて。


「どちらにしようかな」でのあの振りは新しく増えてましたね。かわいい。


振りが変わった所は「私のやり方よ」の所かな?

くるくる手を回して指さしてバキューン。


僕の記憶によると以前の振りは

「あちこち」「手が掛かる」でそれぞれ上手と下手を指差し、掬い上げる様に腕を下から持ってきて「私のやり方よ」でセンターを指差しチョイス。

「昨日も」「明日も」「私を奏でてる」も同じ振り。

 

だそうです。あってるかは謎。



あれ、バキューンは前からだっけ。勢いよく左右指さしてた記憶があるんだけれど。

 

 

今回もステージ全体を使って歌っていらっしゃいましたね。

 

主観というか勘違いオタクしますね。

 

1番サビは上手側で歌われていて、ズレなし目の前だったんですけれど、『月灯りリリースイベント』の時も最前ど真ん中で。

 

やーーーーー

 

またあの距離でズレなしチョ・イ・ス出来て嬉しかったです。



あの時の気持ちに戻れたというか、1stライブでそう思えた事がこの上なく嬉しかったです。


 

本当にあの席を引いてくださった連番者さんありがとうございました。

 

 


主観終わり。

 

 

 

一番印象に残っているのは目の前(上手側)での「さてそろそろ行くかな」かな。

 

ステージ反対側(下手)を指して、そのまま反対のステージへ。

 

 

ここ、好き。

 

水たまりに映るキラキラ光る青空。

でもそこに映る青空は単純にGlitterじゃなくて、悲しみも内在していて。そのキラキラ輝いている正体はそっちのGlitterじゃないかななんて。

そんな青を、つま先ではじくのです。

多分、きっとその波紋はキラキラ綺麗に輝きながら隅々まで青の上を拡がっていくんじゃないかなって。

そんな情景をアルバムを聴いていて描いていたんだけれど、いざライブでこの2曲が並ぶとより鮮明に感じました。


憧れとそれに対する葛藤とで、もやもやした感情に苛まれていた主人公。


揺らめきと、信念とこだわりとの中でチョ・イ・スし続けて見つけたモノ。


深呼吸して、もやもやの中それでも「明日へ向かうの」と駆け上った坂道の先で見つけたモノ。

自己嫌悪に打ちひしがれながらも、諦めず手探りな明日へ踏み出して、見つけた未知の青。



それはきっと自分の歌なんじゃないかなって。
もう、この流れでこのフレーズ来たらもう、ね。
 
 

これからの旅路は、ドラマチックに決まっていて。

 
いつでも展開/シナリオは無限に広がっていて、それはきっとアドリブで進んでいって。
 
未知の明日をチョ・イ・スし続けていくこと、
仮にその選択がどの選択肢だとしても、
 
その道は素敵なクライマックスへのプロローグになるのではないでしょうか。



「例えるなら『月灯り』が重厚な曲だとすれば、『チョ・イ・ス』は気持ちを軽やかにしてくれる曲。街中をスキップしながら、自分の好きな場所に、好きなことをしに行くようなイメージを持った曲です。」

 

 

以前そう仰っていました。



イベントやライブが、収録現場がそんな好きな場所に/好きなことをしにいく様な場所になるといいな。


MC

≪雨宮≫
もう・・・まだ?4曲目ですね(いやー、めちゃくちゃ暑い!!『チョ・イ・ス』でここから指していると跳んでいる人がいたりね。暑くなったらお水飲んでくださいね。
 
ここからさらにVarious感が増すと思います。…アルバム以外の曲を歌ってみたいと思います。まだアルバム新規曲も歌ってないのにね()
ALDNOAH.ZEROより、私がアセイラム・ヴァース・アリューシア starring 雨宮天として歌った曲です。
 
聴いてください、『Harmonious』

5.Harmonious

響く重低音からアセイラムの決意を感じられて。
 
暗闇の中で青のスポットライトに照らされ歌う雨宮天さんは、真っ暗な宇宙の真ん中で青く地球が輝いている様でした。

 
終盤のサビでバックに照らされうつろう光模様がまるで星々の様で、あのダンサーさんが掲げて舞っている布は・・・地球と火星の人たちの思い、
 
 
なんかガンダ██ムっぽくなったし、凄いくさいこと言ってて凄い恥ずかしいけど曲中はそう感じたんです!!
 
歌い終わりにちょっとアレンジも入っていましたね。

MC

≪雨宮≫

『Harmonious』は多分今日初披露ですよね。ALDNOAH.ZEROのイベントでも歌ってないんですけれど、皆さん最初から知っている様な方が多くて安心しました。

 

しかし、もう、めっちゃくちゃ青いですね(笑) 幸せ!(めっちゃ跳ねる)

 

 

見てくださいよこれ!!(衣装を摘まみ上げる)

 

 

上の人!!ほれっ!!!(体を後ろに撓らせ衣装を見せつける)

 

 

 

サッカーでよくゴール決めてサポーターにユニホーム見せつけるパフォーマンスしてますよね、あんな感じ。

 

クリスティアーノ・ロナウドみたいなアレ。

 

 

《雨宮》

この衣装凄い綺麗な青ですよね。『Absolute Blue』と同じ衣装の人に作って頂いたんですけれど、私の好きな青を熟知されていて。

 

「これは薄い」「これは濃い」って生地見つけて来て作って頂いたんです。

 

見た瞬間「私の好きな青だ!」って。もう大歓喜ですよね。

 

皆さんの振ってくれる青も綺麗な色です。

 

ブログにも書いたんですけれど、今日のライブにどこか青を入れて来てほしくて。

 

というか皆青い服着てますね(笑)

 

Various BLUEブレードも凄いですよねー。ビックリしませんでした?全部青だって(笑) 替えても替えても青だって。

 

私もそんなに分からないんですけれどね(笑) 

 

なんか似た青もあって

うーん・・・一番最初の青が好きな青なんですかね。

 

 

あと湯呑!あれシュールだと思うんですよ。

 

家で一生懸命青い万年筆で書いてきたんですけれど難しくて苦戦しながらでしたね。

宿題みたいでした。

 

だいぶシュールですよね(笑)

 

 

 

パーカーも凄い綺麗な青ですよね。

 

あと!今日傘不要でしたよね!?

 

晴れましたよね!?

 

もう、ビックリしちゃって(笑)

 

  「晴れることあるんだ!!」って(笑)

 

 

 

(後方へ水を飲みに行く)

 

あ、からあげクン・・・(笑) 食べませんよ?あとで美味しく頂きます。

 

前のお客さんに飛んじゃうかもしれないので(笑) 

 

味は・・・レギュラーですかね、じゃがいも?みたいな感じがして好きです。

 

 

じゃがいも・・・?

 

 

《雨宮》

からあげクンも応援してくれていますし、アルバム新規曲!に行く前に(笑) カバー曲を歌ってみたいと思います。

 

3曲。

 

以前ポータルにてリクエスト募集させて頂いたんですけれど、その中から。

 

よりVarious感を感じてください。

 


6.月光花(Janne Da Arc)

低音カッコイイ・・・。

 

体を屈める様にして低音を振り絞っている様に歌われていました。

 

確かにこの曲凄く好きそうな感じですよね。

 

好きな曲だから歌ってくれて嬉しかったなぁ。

 

アルバムにはない様な曲調、声色の曲でしたね。明るい曲も好きだけれど、こういう歌も、もし気に入るような曲と出会えれば歌ってほしいなぁ。

 

直接青という色を歌詞表面からは受けないけれど、言葉や曲の内面から凄く青を感じる曲ですよね。上手く言葉にできないけれど。

 


7.みずいろの雨(八神純子)

昔のこういう曲調の曲も好きだと語っていた雨宮天さん。

 

カバー曲なのに、凄く雨宮天さんを感じる曲だなぁと。

 

凄く難しい曲だと思うけれど流石だなぁって。

 

なんか、こう、うまく言えないけれど、吟遊詩人みたいだなぁって曲を浴びてて思いました。

 

凄く聴き入ってました・・・。

 


8.魂のルフラン(高橋洋子)

蒼い影に包まれた立ち姿が、凄くカッコよかったですね。

 

 

優しさと夢の水源たる青に還っていく様な感覚。

 

聖母マリアの様な・・・

 

絵画の場合マリアって必ず青いマントを羽織って描かれているんですけれど、青ってそんな包み込むようなある種の母性を感じるというか。


マリアが聖母たる所以って割とそういう青への意識なのかなって、勝手に思うんですよね。

 

あとそういう建物とかでも、青色って結構大事に使われていますよね。


スクロヴェーニ礼拝堂とか、凄く行ってみたいです。

 

 

話が逸れました。

 

快晴だったり時々雨も降ったり、曇りの日もだったり、そんな気分をいつも必ず、普遍的に上から包み込んでくれるのって青じゃないですか。

 

 

そういう青に想いを馳せてる様な、ひと時でした。

カバー曲、どれも雨宮天さんらしいというか、凄く青かったなぁ。

 

 

曲の終盤、そのまま下手へ捌ける雨宮天さん。

そしてそのまま曲は終わる。

 


9.羽根輪舞


 

黒い傘を持ったダンサーさん達が登場。


「あ、衣装チェンジかな」と思った刹那、流れていた曲がどうも耳に憶えのあるワルツ調に。

 

そして下手から真っ白な、つゆ先にぐるりと羽根をあしらった傘をさして雨宮天さんが登場。


はぁーー、しゅごい。


そういう叙景詩なんだ。

 

雨の中で、しっとりと、体をワルツに預けながら歌い上げる雨宮天さん。

 

 

 

傘、出番あったな。

 

 

空を目指し旅立った、その先は雨雲があって。そこで酷く羽根を濡らして。


幾層もの雨雲を天へ、天へと抜けた先に広がる満天の星空。

 

行き着いたその場所で優雅に寂しく飛んでいる様な、そういう情景を雨の中で唄っている様な印象を受けました。

 

その雲で霞んでいく今まで築いてきた、結んできたもの

 

新しい場所に踏み出して、飛んでいくこと、青へと手を伸ばす事の怖さや不安が美しい情景の中で紡がれていて素直に綺麗な曲だなと。

 

 

 

なんか、あの頃なんとなしにFMラジオで聴いていた深夜0時からの『JET STREAM』(僕の頃は伊武雅刀さんから大沢たかおさんの頃)を思い起こす様な曲だなぁって勝手に感じてるんですよね。

 

流れてそうじゃないですか?伝われ。

 

そういう青(どういう青)。

 

 

 


10.月灯り

『羽根輪舞』が終わると昇って行く月(ミラーボール)。

 

気がつくとダンサーさん達は捌け、傘をさしたままの雨宮天さんは一筋の灯りに照らされ、いつの間にか雑踏の中に。

 

振り向き儚げに月を見やると、傘を閉じ椅子に腰掛ける。その後ろには優しく灯りを放つガス灯。

 


書くために読んでて笑ってしまった。

そうですね、腰掛けて歌う、MVの再現でしたね。


常に心の奥には小さくても燃えてるものがあるっていうところを、すごく自分の中で大切にしたつもりなので。その灯を感じていただけたらうれしいです。

以前そう仰っていました。



一心に注がれる月灯り。

 

暗闇の中背後のカーテンに映し出される光模様。

 

星々・・・、いやハラハラと舞い落ちる羽根、いや「振り返る過去はない」と手を離した過去であったり、閉じ込めたはずの弱さなんじゃないかなぁって。

 

 

そう聴き耽っていました。

 

 

最後は立ち上がってステージへ。

 

もう、雨は振っていません。

 

静かな決意を月に溶かし、次の曲へ。

 

 

 


11.ASH

ステージ中央に雨宮天さんの元に、ダンサーさん達が集まる。

 

そして、服を掴む。

 

服、剥ぐ。

 

ぼく、あたまかかえる。

 

カッコイイ。

 

 

中に着ていたのも凄く青の、ダンサブルな衣装。

これ、やばない・・・。

 

 

衣装と、曲とが相まってカッコよさに拍車がかかる。

 

 

月と太陽の対比が、凄く鮮やかな曲順ですよね。

 

 

月灯りの下、静かに燃やした決意。

 

私を突き動かさす熱。

今を抗うために、燃やした痛みや傷。

 

 

涙枯れるまで突き抜けたいと願ったあの日の歌は、

 

明日を照らす歌は、

 

 

 

(°×`)

 

 

さて、その答えもVariousだと思うので静かにしておきます。

あと、もう一考。

 

イカロス。


蝋で作られた翼によって自由に飛ぶ力を手に入れたけれど、太陽に近づいたことでその翼が溶け、墜落死してしまった、神話に出てくる人物。


イカロスと青とを結びつけた際に頭に浮かぶのはアンリ・マティスの『イカロス』という絵。

或いはサム・フランシスという芸術家。


十二指腸の手術による体力の低下、妻子がナチスの尋問と拷問を受けたことによる心労などによって油絵が描けなくなり、70歳を過ぎて「切り紙絵」という新たな境地に達したマティスと



米空軍パイロットとして大好きな青の中を飛びながらもテスト飛行中青から墜落し脊髄を損傷、脊髄結核を発症しベッドに固定された中、それでも青への憧れから水彩画を始めたサム・フランシス。


ボードレールという詩人が『或るイカロスの嘆き』で

(前略)
空しくもわれ試みき、
天空の心と果しを、さぐらんと。
火の如き、眼の光に、
今わが翼、くだけ散る。

美に、あこがるる心ゆえ、身の焼かるる


と詠んでいます。

身を焼かれてもなお、高みを目指す。

この曲の主人公はそういうイメージ。

そして雨宮天さんも。

 

 

「自分ってこんなにできないんだと感じて、そう思ってしまうと周りの方に「良かったよ!」と言ってもらっても「こんなんじゃ・・・」と思っちゃうんですよね。でも諦めきれない気持ちがあって続けてきて、今はそれを乗り越えて前に進んでいきたいという強い気持ちがあって。自分に対して「ありえない」と何度思ったことか。」

 

 

カッコイイなぁ、本当に。

 

 


MC

《雨宮》

衣装かわりましたー!ビックリしました!?(形容し難い跳ね) あの衣装実は4つに分かれていてですね、ダンサーさんの皆さんと何回も練習したんです!髪の毛3本くらい抜けても大丈夫って!(笑)

 

カッコイイ衣装でしょ!脱いでも青いって(笑)

 

 

ここでダンサーさん紹介。

何故か「好きな食べ物」と一緒にダンサーさんを紹介。

(カタカナかひらがなかは僕の勝手な名前からのイメージです)

 

・カレー好きの「おりえさん」

・チーズ好きの「みくてぃん」

・タピオカ好きの「やぎちゃん」

・アボカド好きの「ケイティ」

 

 

ここで、公演限定のダンサーさんのインタビュー。

今回は「おりえさん」と「やぎちゃん」。

 

 

 

「貴重な特典」と雨宮天さんが仰っていたので、ここは書くのは控えようかなと。

 

まさかダンサーさんが付くとは思ってなかったけれど、ステージ上の表現の幅が大きく広がったんじゃないかなと。

 

曲の節々で、そう感じました。

 

ダンサーさんいないと、ほら、自分で服剥がないとだし(バリバリー)

 

 

あのインタビューしてる時の雨宮天さんは、脳のメモリーに留めておくとしましょう。


MC

ここから後半戦です!!

 

戦闘力高めになってます!

 

盛り上がってますか1階ッ!?

 

2階はどーですかッ!?

 

3階まだまだいけますかッ!?

 

 

ひと時の優しい空間から一転、再び会場は青く燃えはじめる。


12.Velvet Rays

 

振りが・・・ついてる・・・・・・!

 

サビめちゃくちゃカッコイイ・・・!!


サビの振りが、凄く好きだなぁって。

 

さっきからまともにレポしてないんですけれど、「カッコイイ」しか言ってないんですけれど、

 

 

カッコイイんですわ。

 

 

閉じた世界の空へ羽根を伸ばした小さな鳥。

抱きしめた夢の先に、静かな闇に、かすか差し込む光を探し求め飛び立った小さな鳥。


最近このアルバムで聴いていて、新たに感じたのはこの白い小さな鳥の、青へ孤高の反抗かなぁって。


飛び立って空の青、海の青を前にして、一層孤独がつのってるという様な。


白鳥は かなしからずや 空の青海の あをにも染まずただよふ

 

(若山牧水)



白鳥(しらとり)はかなしくないのだろうか。いやきっとかなしいことであろう。

あんなに美しい空や海の青にも染まろうとすることもなく、独りで、真っ白いままで青の間を孤高に漂い飛び続けている。

そんな白鳥が、私は愛おしい。その姿は美しいと思う。

白鳥よ、どんなに自然が大きく美しくとも、その青の中でくっきりと自分の姿を写して漂いながらも飛び続けてほしい。



「1つのアルバムで12人を感じてもらえると嬉しい」と仰っていたけれど、1つの曲から幾つもの物語を想起できますよね。

今回のステージでは、まるで初披露した時の様に、最後の「信じて」という言葉がロングトーンでしたね。



いざステージに立たせて頂いたら、「信じて」という言葉、そしてこのVelvet Raysに込められた想いをぶつける様な形で届けたいと凄く思ったんです。

ライブでお客さんを前にすると「この曲を届けたい!」という気持ちを強く感じるんだなって。

私が最も気合を入れた「信じて」のロングトーンで、皆さんの心に何かを残せていたらいいなと思います。



と言うのは発売直前のとある雑誌の記事。

しっかり受け取りました。

13.Silent Sword

 

カッコイイんだよなぁ。

 

すみませんね、中野ではちゃんと語彙持って帰ってきます。

 

 

ラストのサビの前の、斜めに並んで、雨宮天さんが振りをダンサーさんに戻す所が凄く興奮しました。

 

あとダンスしながらステージ中央から下手へ移動していったりね。それ玉置成実さんのPVでよく見た!って感じの。

 

 

以前とある記事で

 

「歌いながら踊るのってどうかしてません?」

 

と仰っていた雨宮天さん。

 

 

そんな人がキレッキレのダンサーさんを後ろに控えて、カッコよく踊ってて。

 

 

言いたい事がたくさんあるんですけれど、それは最後の気持ちの繰り返しになっちゃうのでまだ抑えつけておきます。

 

 

 

その剣はきっと、

 

なりたい自分への理想の熱に溶かされ、足掻いたからこそ手に入れた確かな自信に冷やされ、想像し得ない程の怖さに繰り返し鍛えられて

 

 

重みのある、美しい地鉄の青を放っているんじゃないかな。

 

 

 

確かな誇りと情熱を、このステージで感じました。

 


僕もこの曲の主人公みたいになりたいなぁって。


しっかり弱い自分を肯定して、抗っていきたいなって思いました。


MC

《雨宮》

いやー、『Velvet Rays』から『Silent Sword』は盛り上がる場所だと思っていたんですけれど、予想以上にイヤモニ越しに皆さんのお声が聞こえてきて感動しました!

 

ですが、次で最後になってしまいます。

 

 

会場からの「えー!?」を浴びる雨宮天さん。

 

 

《雨宮》

待って!もっかい!!イヤモニしてたから!(腕ぶんぶん)

 

・・・あっという間で、次で最後になります!

 

再び会場中からの歓声を浴びる雨宮天さん。ショーシャンクだこれ。

 

 

 

 

《雨宮》

これだ・・・! 「えー!?」で体中ビリビリするの好きなんです!(笑) 

 

あっという間でしたね。初めてのアルバム、ライブも決まって行って、初めての事どんどん決まって不安もありました。

 

でもTrySailのSmooth Sailingでのアルバム・ライブの発表をした際の反応が頭の中にずっと残っていて。その時の様子を私携帯の中にいれているんですけれど(笑) 励まされていました。

 

もう終わっちゃう!!すごい不安だったんです。歌う曲も難しいし。自分で選んだのに(笑) すごい寂しい。

 

 

私の曲って全体的にドヤってたり、「カッコつけますよ」って曲が多くて、私はそういう曲が好きなんですけれど、次とかまだ決まってはないんですけれど、それ以外の曲もみなさんがニコニコ喜んでくれるようなら歌ってみたいです。

 

 

こうやって1個1個乗り越えてきて、やっぱり初めてみると楽しいなって。

 

 

挑戦してみることも、楽しいなと思えました。

 

 

ありがとうございます。

 

 

 

それでは、聴いてください。

 

 


14.Absolute Blue

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

小さな白鳥は


確かに成長を遂げ 


青い羽根を纏い、照らされる青の中でも


その絶対的な存在感を放っていました。

 

     

 

 

 

    


〈encore〉15.奏(かなで)

 

君が僕の前に現れた日から

 

何もかもが違くみえたんだ

 

朝も光も涙も、歌う声も

 

君が輝きをくれたんだ

 

 




MC

 

階段上で、優しく歌い上げた雨宮天さん。

この歌詞だけで、つらつら書き足すのも蛇足この上ないので省きます。


 

《雨宮》

一週間フレンズのエンディング曲『奏』を披露させて頂きました。2014年の4月に放送されたので、もう2年前・・・本当にもう2年半前なんですね。

 

一週間フレンズは始めてヒロインを演じさせて頂いた作品で、観てくださった方は知ってると思うんですけれど切ない、でも心が温かくなる作品でした。

 

藤宮香織を演じるにあたってエンディング曲の『奏』を歌う事が決まって、そこから本当にいろんな事がありました。

 

私、『奏』をテレビで歌ったことがあるんですよ(笑) あ、皆さん知ってるんですね。あの時は凄く緊張していて。でも私を知らない人もたくさんこの曲を聴いてくださいました。

 

一週間フレンズから、2014年から私の人生は全く違うものになりました。そこからいろんな作品に何故か出させて頂いて、本当にいろんな経験、大きな舞台にも立たせて頂きました。「どうなるんだ・・・」「どうなるんだ・・・」って思っていました。

 

私のリリースイベント、あ、リリースイベントに全て参加してくださってる方はいますか?・・・あ、ちらほらと。ありがとうございます。

 

私がこうやってアーティストデビューさせて頂いたのも2014年なんですけれど、そういう人は『Skyreach』のリリースイベントや『月灯り』のリリースイベントの頃の私を知っていると思うんですけれど、本当に2014年は激動でした。

 

初めてヒロインを務めさせて頂いて、アーティストデビューもさせて頂いて。『Skyreach』のリリースイベントはお店の中でやらせて頂いていたんです。


そこからリリースイベントもホールを借りてやらせてもらえる様になって、そしてこのライブ。私のリリースイベントがソロミニライブって感じだったんですけれど、ちょっとずつ大きくなっていって、まさか1stライブがオリックス劇場と中野サンプラザとは(笑)

 

ちょっと待って!楽しい話をしたかったんです!!あぁー、なんかふわっと終わっちゃう!話速ちょっと緩めると言いたい事まとめられなくなっちゃって(笑)

 

私テンションがあがると話すスピードが速くなっちゃうみたいなんですね。さっきも裏で「速くなってるよ」と言われちゃって(笑) 楽しい話をしましょう!特にネタはないんですけれど(笑)

 

 

えー、そうだなぁ。私今日たこ焼き2つ食べたんです。大阪のもの何か味わいたいって思ってたんです、着いたのが夜遅くだったんですけど。

 

そしたらさっきスタッフさんがたこ焼きと・・・なんだっけ、そう!お好み焼き!とか焼きそばとかを買ってきてくれて。準備しなくちゃいけなかったんですけれど、「大阪食べずに出る訳にはいかない!」ってパパッと食べちゃいました(笑)

 

 

うおぉお、終わりたくないー!皆さんお気づきかもしれないですけれど、終わりたくないんですよね。なのに話用意してないんですけれど(笑)

 

私の曲ってドヤる事やカッコイイ曲が多くて、皆さんの顔を見る機会がなくて。 (会場に手を振る)話の間に皆さんのお顔を見ていたんですけれど、全部笑顔で幸せです。

 

皆さんへの感謝を伝えたいのに、うーん(笑)

 

 

先程下手くそな振り返りをしたんですが、本当に怖いことが多かったんです。私すごい小心者で。いつもドヤってしていたり、あんまり思われないんですけれど。

 

高いところも絶叫マシーンもお化け屋敷も、虫もホラーも苦手なんです。怖いの観たら眠れないし。

 

 

緊張する出来事がこの仕事をしていると多いんです。怖いなって。

 

でも、いざステージに出ると皆さんが笑顔で迎えてくれるんです。

 

 

その積み重ねがあったから、今日、緊張しなかったのは、「皆さんが笑顔で迎えてくれる」っていう確信があったからだと思います。

 

皆さんがいなかったら立ててないし、絶対出来ないし、歌えてないです。

 

性格もすごく明るくなったんです。

 

今日はこの感謝を伝えたかったんです。

 

 

あー、いっつもはうまくやるのにな(笑)

 

 

本当に皆さんのお陰で今の私が在ります。

 

 

最大限の感謝を込めて、この歌を歌います。

 

 

After the Tears。

 

 


16.After the Tears


「私は自分ですごく弱虫だと思うんです。それでもやってこられて、今いろんなことがうまくいってて、幸せだなぁと思うし、自分のことを前より肯定できているのは、本当に皆さんのおかげだなと思います。」

「どんなに自分を否定しても、私を肯定してくれる親や友達、スタッフさんやファンの皆さんがいてくださったので。だから、After the Tearsを入れることができて本当によかったと思います。」


とある雑誌記事でのインタビュー。

抑えきれない感情のあまり、メモが壊滅的なのでまた東京公演で。




MC

《雨宮》

わぁ!拍手ありがとうございます!!この曲がアルバムにあって、良かったです(笑) 言いたい事全部詰まってました。届いていたらいいなぁ。

 

ひー、ふー、はー・・・ふふっ(笑)

 

 

次で本当に最後になっちゃいます!今日のライブはこの皆さんと出来て本当に良かったです!

 


(涙をスタイリッシュに払う)

 

 

でね、ブログにも書いたんですけれど、リハの時すごく不安で。なんとなく「いっぱいいっぱいなんだろうな」ってのは薄々感づかれていたと思うんですけれど(笑)

 

今日のライブを迎えるまで本当に怖くてどうなるかと思っていました。


でも、ライブがいざ始まると、始まりからずっと楽しくて。

 

いっつも楽しい時間を皆さんが作ってくださるから、きっとみなさんが居たらこれからも大丈夫です。


今日で私は強くなれました。

 

 

まだまだ発展途上ですし、やりたい事がたくさんあります。

 

 

私は私の理想を叶えたいし、自分で踏み出さないといけないし、挑戦もしていきたいです。 


諦めません。

 

皆さんと一緒なら乗り越えていけます、どんなことがあっても頑張れます。

 

 

だけどね、これからも私と一緒に進んでいってください!

 

 

言いたい事全部言えました!!

 

 

ライブ中盛り上がって暑かったしなぁ、脱いじゃおっかなー?

(上着?黒い羽織を脱いで青い人Tシャツに)

 

 

ザァーッン!!お揃いー!!!

 

 

私グッズの為にこの青い人5人ぐらい書いてスタッフさんに「一番良いの選んでください!」って渡したんですけど、選ばれたのがこれです(笑) 


誇りもってます!リハでもいつも着てたんですからね!!

 

 

では、最後は笑顔でお別れしましょう!!

 

 

RAINBOW!!

 

 


17.RAINBOW

このまま締めちゃいますね。

 

まだ東京公演を控えてますし、そこで初めて参加する方にこの曲はそこで感じてもらいたいから、レポートは割愛させて頂きます。

 

 

以前アルバムの感想文に、この曲はエンディングのように感じると書いたんですけれど、素敵なMCを聴いた後にこの曲を聴くと
まるで次のステージへの序曲みたいだなぁと。
先週のリリイベの感想文でも書いたような気がするけれど

 

この様に語られていた雨宮天さんが、『これからの事』や『やりたいこと』、『叶えたい理想』、
 
「これからも一緒に進んで行ってください」
と仰ってくれたのが何より嬉しくて。


今から自惚れますね。

自分は重荷/ノイズじゃないかって思ってた気持ちもあって(今もありますけど)。

こちらの気持ちを押し付けすぎなんじゃないかと。


すごく優しくて、すごく受け入れてくださる、すごく足掻く人だから。


勘違いしちゃいけないし甘えちゃいけないとこなんだけれど、常に懐疑心って持っておくべきなんだろうけれど


この言葉は、素直に受け止めたいな。


心からそう仰ってくれているのは確かに感じてはいるけれど、ちゃんと懐疑心は持っていたいな。


何が出来るか分からないけれど、何かしてあげたいな。
 
 
今やりたいことを詰め込んだという今回のアルバム。
 
このアルバムには、雨宮天さんの楽曲には一貫したこだわりを感じますよね。
 
 
以前とある記事で「大切なものは?」という問いに「こだわり」と答えた雨宮天さん。

今回のライブでもステージ構造や、ダンサーさんを従えてみたり羽根輪舞からの月灯り等のステージ演出、Velvet Raysのロングトーンなどの歌い方

随所に雨宮天さんの『こだわり』を感じた気がします。


 
 
周りを振り回しているという自覚はあるんですが、逆に助けられている部分もあると思うんです。
 
 
その記事で、そう仰っていました。

凄く、カッコよくないですか?

自分もこうなりたいなぁって。


自分の不甲斐に何度も打ちひしがれて、悔しくて、ずっとそこに立ち止まってしまって。

でも、「一緒に進んでください」なんて言われたら、

足掻きながらも自分の理想に向かってちゃんと進んでいく人だから、落ち込んで立ち止まってる暇なんてないなって。


なんて勘違い野郎なんだと思うけれど、自分も自分の理想に向かって進んでいきたいなって。


でもそんな事を思わせてくれる素敵なライブでした。



前は「苦しいけれど前に進まなきゃいけないんだ」っていう目線の鋭い気持ちだったのに対して、今の自分は前に進んでいけるんだな、という自信を得たことで、楽しみながら明るく前に進んでいける自分がいます。



2年前、あんなに 
会場にいく度にお客さんがいなかったらどうしよう、冷たい反応をされたらどうしよう、失敗してしまったらどうしようと思っていたのは本当で不安でいっぱいでした。


と語っていた人が、凄く楽しそうにあの真っ青の空間を凄く楽しまれてて、本当に嬉しかった。




揺れる感情と涙の狭間を繋いだ、遥か直線に描いた景色の先


小さな日々を動かし続けたその愛おしい未来は
 

ステージ上の眩しいくらい優しい、心からの笑顔の花に結実していて
 
 

 

あなたがくれた宝物が

 

確かな、夢になった素敵な1stライブでした。

 

 

ありがとう。

 

 

 

このライブに参加するにあったって、この記事を書くにあたってこれまでの雑誌記事をいろいろ読んでみました。

 

とても、素敵な気持ちになれました。

 

 

皆さんもぜひ、読んでみてください。

デビュー当初の声グラさんのアーティストデビュー記念号とかアニカンやらと、アルバム発売を受けてのリスアニvol26.1などを読み比べると、きっと素敵な気持ちになると思います。

 

 

 

改めてセットリストを。


 

1.Skyreach

2.夢空

3.Glitter

4.チョ・イ・ス

5.Harmonious

6.月光花

7.みずいろの雨

8.魂のルフラン

9.羽根輪舞

10.月灯り

11.ASH

12.Velvet Rays

13.Silent Sword

14.Absolute Blue

15.奏

16.After the Tears

17.RAINBOW