こちらは2018年4月22日に行われましたTrySailさんの7thシングル『WANTED GIRL』リリース記念イベント東京第2部に纏わる感想文です。
会場は都内某所。
つまり都内御所だ。
桔梗門から入城するのが風水的に吉。卑弥呼が言ってた。
長和殿ベランダに3人が出てきてミニライブを行う。
そして我々は御所警備員にWANTEDされながらそれを眼に収めるのだ。
へへっ、盗みに入ったつもりがいつのまにか俺たちが気持ちを盗まれていたもんだ。
開演MC
《麻倉》
みなさん、こんにちわー!元気ですねー。さすが1日の終わりごろって感じで(笑) さっきね、『リリースイベントに初めて来たよって方』の質問(前説で「TrySailリリースイベントはじめての方」という挙手質問があった)があって、私たち裏にいたから分からなかったんだけれど、もう1回訊いてもいいかな?『TrySailのリリースイベントに来たことあるよーって人』、あー、けっこういるー。(その後『初めて来たよって方の質問』をしたところで)来てる人の方が多いねー。さっきも(前説で)言ってたけれど、笑った方がいいなってところは笑ってもらったり、拍手した方がいいなってところは拍手してもらったり、ここ盛り上げた方がいいなってところは分かってると思うので、ね、楽しいトークイベントにしたいと思います!よろしくお願いしますー。
《雨宮》
みなさん、こんにちわっ!元気だー。TrySailに会いたかったですか?!そうそう、そういう感じできて!乗れるから!来てくれたぶんだけ乗れるから(笑) 今日は楽しみましょう、よろしくお願いしますー。
《夏川》
“WANTED GIRL”のジャケットが好きな人?! MVが好きな人?! カップリングの“散歩道”が好きな人?! はいー、勝手にね、アンケートをとったりしたんですけれども(笑)、裏話的なトークもできたらなと思います、よろしくお願いしますー。
トークコーナー
(立ったまま進行してくれました、いつも心遣いが沁みる・・・。座れるような会場やコタツだった時はいつでも座ってくださいね。)
「タイトルそのまんまだな、多分思いだせるしメモしている時間惜しいな」って思ったら思いだせないよね。
コーナータイトルを読み上げ、額の前に拳を持ってきて「わーわー」する雨宮天さん。
トーク内容はこちら。
(パスワードが必要です)
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アンケートも含め発言は全てこちらに纏めているので、基本こちらも開きっぱなしにしてもらえれば。
【みなさまへ】
今回の記事も悪意ある拡散を防ぐため以下の対応をとらせて頂いております。イベント内にてご本人が話された事は新規投稿より別途記事にして別途パスワード付きのページに纏めさせて頂いています。上述のリンクからお進みください。
こちらからご連絡頂ければ、パスワードの程お知らせ致しますので、お手数ですが下のお問い合わせフォームよりお問い合わせください。
僕のTwitterアカウントにメッセージを頂く、などでも構いません。
記事の投稿の都度パスワードの方はリセットさせて頂きます。ご了承ください。また、不定期で投稿の有無に関わらずパスワードはリセットさせて頂きます。
お手数をおかけしますが、御理解くださいませ。
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『WANTED GIRL』の初めて聴いた時の感想では麻倉ももさんが「『憶えられないっ!』って思った!」と答えられていて雨宮天さんも「歌詞の量にびっくりした」って仰っていたけれど、僕も歌詞カード開いてビックリしました。
また、雨宮天さんが「わちゃわちゃした子供っぽい歌詞だけれど、大人っぽさもあるよね。『やってやる!』って。」とも仰っていて、そこが僕はこの曲の持つ風だなあと思えていて。子供っぽいなっていうものが実はすごく大事なことだったり却って力強さを秘めていることってあるじゃないですか。不意にシャッフルで流れ出すとそういう力を貰えるし、そういう力を必要としている時によく聴いているなあ。
散歩道の印象は?では夏川椎菜さんが散歩道の印象が変わったと仰っていて、雑誌記事でもこの曲への3人の「解釈が変わった」っていう話はおもしろいなあと感じていたところで。僕は初めからこういう印象だったので、いろいろな解釈があるんだなあ、面白いなあと思ったのでした。
雨宮天さんの「またね、この場所で」への熱いコメントというか「もう、『どんな顔で言ってるの?!』って!」と身をよじっている姿が強烈に思い出されます。
多分その「こういう顔かな」っていう解釈が表情に表れていたりするのかなー、どうなのだろう。でも僕は後述するけれど表れているなあ感じられるのです。
ダジャレは・・・面白さは置いておいて(置いておいて)、すごく三人それぞれらしい、個性が出てるなーってダジャレでしたねっ☆
雨宮天さんの「え、通じない?!」感あるリアクションが1番面白かったです(今こうして振り返ると本人感があって良いなーって思いつつ、突然ボンネットが開いてポカーンだった感)
この春はじめたいことは?ではたこ焼きパーティーが出てきて、僕はトラハモフェスの公録で夏川椎菜さんにおすすめの闇たこ焼き中身としてタガメを提案されたことを思い出して、一人であの食感を思い出して苦い顔をしていました。たこ焼きから脚出てたよ、ハハッ。
「餃子パーティー」はAggressive SKYでもお話に出てましたよねー。「もちに頼み込んで作ってもらった」って。麻倉ももさんすごく献身的で慈しみ深い人だなあと思いました。そんな人が不意にその人自身のために世界に軽薄になる瞬間って大事だなあと思うので、そういう瞬間も大切にしてくださいね。
ファッションチェックは公式さんをご参照ということで。あまり上手に服を褒める言葉が分からないのだけれど、今日もいいものを見たって思いました。
夏川椎菜さんがポケットを触って「ここにお金を払っている」って仰っていて、ダメージジーンズはあのダメージにお金払っているのかなって思ったんですけれど「生地がないのにお金を払ってるの」って思えてきて、ファッションって難しいなあって思いました。
幕張公演への意気込みで飛び出した「ライオンと共演したい」発言。劇団四○季的な、ライオンキング○的なミュージカル的な奴かなって思ったらガチで僕はますます夏川椎菜さんが分からなくなってしまったのでした。
あと今日会社の昼休み寝ていたら夏川椎菜さんの“パレイド”の時にめちゃくちゃ笑顔で飛び回っている雨宮天さんと麻倉ももさんの夢を見て起きてから3分くらい笑いで動けなかったので、1回くらいで勘弁してほしい。というかライオンを飛ばせばいいんじゃないかな。いや、虎の方がいいのかな。
いやー、トークイベントが欲しいなあ。
ライブコーナー
○TrySail情報整理
・8thシングル「Truth.」が6月6日に発売。雨宮天さんも出演中の現在放送中のテレビアニメ「BEATLESS」の4月から始まる2クール目のオープニングテーマ。
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ちょこっと感想。BEATLESS面白いですよねー。11話の「モノに都合がいい文化を構築しようとしているんだぞ」「そうかもしれない、けれどそんなに悪いことか」って会話が好きなんですよね。うん、11話の会話劇が本質のように、このモノ語りにアナログハックされてるようで凄く好き。そう、このモノ語り全体にアナログハックされていくようで、見ていて少し怖くなるような作品ですかね。ふと冷静になると、モノがモノノ怪に見える、みたいな。
モノに魂は宿らないけど、人間はモノにヒトと変わらない、時にはそれ以上の愛情を注ぐことができる。そしてモノは人間にアナログハックする事で、愛情を注ぐ対象として扱ってもらえる。モノとの間に心が通ったと感じてもそれはアナログハックという錯覚で実はただモノに誘導されているに過ぎない、のかもれしないしそうではないのかもしれない。僕は原作を読んだことはないけれど、ヒトとモノの関係はどうあるべきかっていう問いが、いや多分それだけじゃなくてもっと大きな物をこのモノ語りは僕にアナログハックしてくれるんじゃないだろうかなー、つって。もっと深くそのコトについて考えてみたいな、続き楽しみだな。原作読まなきゃな。どんな世界観の曲がくるんだろうなあ。
おかしいな、メトーデの感想を述べようと思ったのだけれど。
メトーデの「モノらしさ」が好きです。持ち主が変わっていく中で、それぞれがその関係をどうカタチにしていくのかが。
でも、出演してくれないとこれほどこの作品だったりこの作品から得た感情に興味はなかっただろうし(SF好きな友人から何れ薦められただろうけれど) 、お三方に言えることだけれど“出演すること”でそういうキッカケを作ってくれるのはいつもありがたいです。ありがとうございます。逸れたので戻ります。
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《麻倉》
ツアー中もしかしたらどこかで聴けることがあるかもしれないので楽しみにしていてくださいー。
《夏川》
GARNiDELiAさんにTrySailのイメージ伝えたらこんな曲になるんだって。
《雨宮》
声に加工が入っていたり、切なさがあったり。
《麻倉》
静かに熱い青、みたいな。
《雨宮》
青い炎みたいな、ね。
《麻倉》
もしかしたらどこかで聴けるかも?
《雨宮》
え~、またまたー!
《夏川》
…もちさん、私たちこの件(くだり)もう5回くらいやってるんだよ
○散歩道
この会場ならではの、言い方悪いですけれどお世辞にも良いとは言えない音響が却ってこの曲の新たな感じ方を教えてくれたなーって。なんだろうな、寝転がってちょっと離れたラジカセから流れてくる感じ。たまたま聴いていたラジオ番組で、たまたま流れていた初めて聴くけれどどこか心に引っかかる曲。
なんだかそれって、凄く「散歩」だなって思いました。
与えられた環境で楽しみを見つけるおじさんだけれど、今回もよい楽しみ方ができたなあと自画自賛。
まだツアー中なのでそこに向けて煮詰めていっているところなのですが、この“散歩道”という曲は自分の中での「散歩」という概念をより質の高いものにしてくれたなっていうか。
なんでこんなにこの曲に惹かれのかなって考えてたけど、個人的な解釈だけど「出会いと別れ」っていう旅の中で延々と繰り返す営みを「散歩」程度、誰かと過ごした時間を長い旅の中での一瞬の気まぐれな寄り道程度で(肯定的意味)捉えているようで、多分そんな思考と相性がいいらしく惹かれてるのかな。
トークパートで「踏み切りで、振り返ったら電車がザッと走ってて」という秒速5センチメートル(これがリスアニ!で夏川椎菜さんがディレクションを受けたと語ってた新海誠感なのかな)みたいな『二度と会えない別れ』のディレクションを受けたという話をしてましたよね。
それが本流なんだろうけれど僕は2番終わりで既にその別れをしてて最後のサビで、例えばラスボス戦で一度別れた仲間とまた気持ちがシンクロして瞬間的な再会を果たし最後の共闘をする、みたいな、そうやって最後の同じ呼吸で同じ道を行く、そしてまた別れがくるみたいなイメージが僕の思考には麻薬的な心地よさを与えてくれるのだよな。
チグハグ(それぞれ異なる道)から来て、瞬間的に同じ道を気まぐれに進んで(瞬間的な道≒散歩道)、そしてまたそれぞれの異なる道(私たちの道)へ進んでいく。
多分僕たちが進む道ってそういう散歩道の積み重ねなんだろうし、だからこそその瞬間的な道を大切にしたいなと思いつつ、この散歩道をちゃんと自分だけで歩む旅に続かせていかないといけないなって思うのです。
長いな。それくらい、とても好きな、大切にしたいなあという曲です。
ここからまた今日のリリースイベントのステージで見た景色。
意識されていたかは分からないけれど、なんだか3人の表情がそれぞれの『またね、この場所で』っていう、『別れ』という営みへのアプローチを感じるなあって思えましてね。
麻倉ももさんは少し切なさを隠しきれない柔和な笑顔を浮かべらてて、雨宮天さんは自分の気持ちがそこでは“ゼロ”で優しく背中を見守るようなお顔で、夏川椎菜さんは少し強がっているけれどやっぱり切ない表情みたいな印象を受けて。相手によるけれど、自分ならなあって思ったのでした。相手によるけれど。
大きなステージだと表情までってなかなか難しいからリリースイベントのライブって本当にありがたいし、もしその表情がその客席との呼吸の間で生まれた、リリースイベント限りのもの、そういういのってこちらもあちらも絶対あると思うのだけれど、そんな景色がとっても良いよね。
カメラ持ってたら「撮っても良いですか?」って訊いちゃうくらい(駄目です)。
いい曲。もっと自分の心の一等地に心地良く吹く風になるように煮詰めたいなあ。
《雨宮》
いい歌だー。
《夏川》
さっき話したからそれも含めてちょっとね。
○挨拶
《雨宮》
あっという間よね、いつも。毎回リリースイベントはあっという間で寂しいんですけれど。全然決まってないんですけれど、トークショーとかやったらみなさん来る?わっ、ありがとうございます、なんかそういうのもやれたらね。
《夏川》
アマイセイル的なやつ?(笑)
《麻倉》
あー!
《夏川》
天もリボンのカチューシャとかしたことがあったんですよ
《雨宮》
そうね(笑) そして、新曲も発表があって嬉しいし、「またリリースイベントやれるのかな?」って今からワクワクしています。あのー、いろいろあると思うんですけれどまたみなさん来てくれて、こうして楽しくお話できたら嬉しいです。みなさんとお話できて楽しかったです。ありがとうございました。
《麻倉》
はいー、麻倉ももです。みなさん今日は楽しかったですかー?良かったですー。ここで笑ってとか拍手とかバッチシでした。わーって拍手してくれたり、笑ってくださったり、「みなさんにいつも助けられているな」って、顔もよく見えるし「あー、そうだよなあ。みんながいるからやれてるな」ってしみじみしました。みなさんと、この・・・おちゃらけた?
《雨宮》
う、うぇーい!!(中指と薬指を折り曲げ上下左右に揺れながら麻倉ももさんの周囲ではしゃぐ)
《夏川》
うぇーい!うぇーい!!(麻倉ももさんの後ろに回り込み、今回のツアー“Youthful Dreamer”で見せている鬼角生やしをして遊ぶ)
《麻倉》
こんなね!(笑) 愉快な仲間たちと、ライブではしっかりキメたりする真面目なTrySailを今後共よろしくお願いします。
《夏川》
はーい、夏川椎菜です。みなさん今日はありがとうございましたー!リリースイベントの魅力って『自由』、『フリーダム』だと思うんです。ライブではMCもあるけれどそこまでのびのびじゃないし、リリースイベントは、こう、羽ばたけるので。
(羽ばたく雨宮天さん)
《夏川》
ファッションも自分たちで決めれたり、いや、夏川は新作、夏川新作発表会ですから。
《雨宮》
新作発表会(笑)
《夏川》
でね、別のリリースイベントでも「とりあえず言っとけ」ってポロっと口に出したことも結構実現してくれるんです。なので、こうしてみなさんに話す、発信するのが夢への一歩なのかなって思います。これからもいろいろなことを発信して実現していきたいと思います。
アマイセイル懐かしいですねー。(昼/夜)『チョコっとニンジン』で苦悶の夏川椎菜さんを鮮明に憶えています。
その夏川椎菜さんも仰っていましたが、本当にTrySailのスタッフさんはお三方のやりたいことだったりポロッと言ったことをよく実現してくれますよねー。単純に思いついたのが鍋だったり、グルメマップだったり、眠くて記憶曖昧できっともっとそれ以上あるんだろうけれど。
今ツアーでやっている『トライザップ』も元々“TAILWIND”のリリースイベント東京二部で「お正月はガッツリ食べて(ツアーの)三ヶ月でいい運動をしよう」という雨宮天さんに対して夏川椎菜さんが「トライザップ?」って返したとこから来てるんだと思うのだけれど、いいスタッフさんだなあって。いつも楽しませてくれてありがとうございます。
これからもそういう関係を楽しみたいなと思います。
○WANTED GIRL
曲中ずーーっとニコニコ笑顔の雨宮天さんが眩しくてねー(´×`)´×`(´×`)
『「絶対に不可能だ」って それって挑戦状 そうでしょ』の「そうでしょ」での表情がとても印象に残っていて。
三人の悪戯げな、でもその笑顔は悪戯ではなくて、どこかこれから先を歩いていく自分に「ついてこい」と言っているように見えたのでした。ならばもう「この先へは進めない」と僕の行く先を阻むものはないのでしょう。多分それは徒らに思えたものではなくて。
いつまでも「ついていく」じゃダメだなってのはもちろん分かっててずっと思ってて、それでもどこかその背中のある風景を憶えておきたくて前を走ることはできない自分もいて。
でもそうだよなあ、なんか惑星軌道みたいだなあってふと思ったのです。前を走りたいし、でも背中も見ていたい。それならもっと外周を大きく速く走ればいいのかなって。内側だったにしても何度もスタートとゴールを誰よりも多くすればいいのかなって。
まあいずれそんな言葉も土星の環みたいに穴が見つかるんだろうけれど、その時はその時でまた気持ちいい日持ちいい善策を練るとして。
解凍したてでまだ冷たいところはあるかもしれないけれど、そんな回答を以って僕が感じ得たこととし締めさせて頂いてはダメでしょうか?
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